初めての車中泊キャンプを快適に!おすすめのグッズや場所、車種を解説
キャンプをする際に車中泊をすれば、ある程度費用も安く抑えることができます。
キャンプの種類には、ファミリーキャンプ、ソロキャンプなどいろいろありますが、より気軽にアウトドアを楽しみたい人には車中泊キャンプがおすすめです。キャンプに必要な大量のギアを買い揃える必要がなく、時間がかかるテント設営も不要。車さえあれば、どこにでも泊まれるので、国内旅行として楽しむ人も増えています。
そこで今回は、車中泊の魅力的なポイントや注意点、おすすめの車種などを紹介していきます。
もくじ
キャンプ場での車中泊が魅力的な3つの理由とは
今の時代、駐車場やトイレなどが完備された道の駅などが全国に点在しており、どこでも手軽に車中泊を楽しめるようになりました。
キャンプシーンで車中泊をするメリットを、大きく3つに分けて解説していきます。
一般的なキャンプとの違いは圧倒的なコスパの良さ
基本的に場所を問わず宿泊できるのが、車中泊の大きなメリット。しかも、道の駅などの公共施設ではほとんど宿泊料金がかかりません。駐車スペースに車を停めることができれば、そこが宿泊場所になります。
そのコスパの良さから、景色の良い観光地や人気な山の登山者用駐車場などは、早朝から満車になるケースもあります。
早朝にしか見られない景色を撮影したい人は、前日の夜から現地に出向き、車中泊で朝を待つことも可能です。
時間に縛られず自由に行動できる
ホテルや旅館などに宿泊する場合、出入りや食事の時間が決まっていることが多く、自由が制限されることもしばしば。しかし車中泊の場合、時間の使い方は自分次第。途中で寄り道をしても宿泊場所の到着時間を心配する必要はないですし、予定を変更して翌朝早くに出掛けたくなっても誰にも迷惑をかけることはありません。
本格的なアウトドアを気軽に楽しめる
山登りや釣り、ハイキングなど目的地まで車でいけるので、アウトドアを存分に楽しめるのが車中泊の醍醐味です。
電源をすぐに用意できるのも魅力的です。また、雨天にも強く、急な天候の変化にも対応できるのでどんな状況でもアウトドアを満喫できます。カセットコンロがあれば簡単な料理を作ったりコーヒーを淹れたり、日常生活を離れてリフレッシュすることも可能です。お気に入りの車中泊スポットを見つけて、スマートフォンなどデジタル機器から離れたスローライフを送ってみてはいかがでしょうか。
これだけは考えよう!車中泊で注意するべきポイント
手軽にキャンプを楽しめる車中泊ですが、最低限注意しておきたいポイントがいくつかあります。
暑さ・寒さ対策
車があるからとりあえず大丈夫、と何かと用意を忘れてしまいがちですが、暑さ・寒さ対策だけは絶対に忘れないようにしましょう。
キャンプ場は、サマーシーズンでも、夜になるとかなり冷え込みます。真夏日には、ムシムシした車内の暑さで寝られないといったことも。寝ている間に脱水状態になってしまう可能性もあるので十分に注意しましょう。
また、夏の終わりから秋にかけては、日が暮れるとかなり気温が下がるため、毛布や寝袋は必須アイテムです。
さらに、冬の車内はかなり冷え込みます。窓から暖かさが逃げていくことで、寝るときはちょうどいい室温だった車内が、朝には凍えるほどの寒さになっていることもあります。
寝ている間に体調を崩さないよう、その日の気候に合った対策をしっかりと行いましょう。
防犯グッズで安全性の確保
基本的に車中泊は車内で夜を過ごします。家やホテルのように安全な場所とは言い難いです。寝ている隙を狙って車の窓を割ったり、ピッキングされて貴重品などを盗まれてしまう可能性もあります。
対策として、窓にカーテンを取り付けて車内をのぞかれないようにするのも良いでしょう。
ですが、中から外が見えづらくなってしまうので、異変を感じたときにすぐに車外の状況を把握できません。そのため、外からは車内が見えない特殊なシートなども売っているので、それを購入して貼るのをおすすめします。
トイレや睡眠などを快適にしよう
車中泊は長時間同じ場所に滞在することになるので、トイレの有無は重要です。宿泊場所を選ぶ際には、トイレが近場にあるかを必ず確認しておきましょう。
どうしても見つからないときや、トイレが使えないといった万が一の場合に備えて、携帯トイレを用意しておくと安心です。
また、車の中はゴツゴツしていて硬い場合がほとんどです。軽い毛布やコンパクトな布団を下に敷くなどして、快適に眠れるよう事前に準備しておきましょう。
車中泊に最適な場所をご紹介!定番の場所3選
車中泊をするのに最適な場所を3つご紹介します!
オートキャンプ場
車中泊に最も最適な場所は、オートキャンプ場です。トイレや炊事場が整っている場合も多く、何より管理された敷地内なので防犯面から見ても安心です。
また、オートキャンプ場の良いところは、キャンプ道具を広げて楽しめること。晴れていれば、より少ない荷物で簡単にキャンプを楽しめるのでおすすめです。
温泉やコインシャワーが完備されている場所であれば体をキレイにしてから就寝できるので、より快適に車中泊を楽しむことができます。
河原や複合施設の公園
河原での車中泊のメリットは、無料かつ大自然の中で寝ることができるという点。火気の使用が許可されている河原であれば、料理をして本格的なキャンプ気分を味わうこともできます。ただし、雨の日や、雨が降っていなくても降水確率が高い日に河原で車中泊をするときは注意が必要です。場所によっては急な増水で立ち往生したり、最悪の場合は車ごと流されてしまったりする危険性もあります。河原での車中泊は事前にまわりの環境を確認し、天気の良い日を選ぶようにしましょう。
パーキング・サービスエリアや道の駅
道の駅やパーキングで車中泊をするメリットは、トイレや洗面所、自動販売機や売店などの設備が整っていることです。日帰り温泉やシャワーなどの施設を併設している場所もあります。利便性が高いため、車中泊に慣れていない人でも安心して車中泊をすることができます。
また、地域の特産品や名物を取り扱う道の駅は、観光としても楽しめますよ。
1997年名古屋生まれ。トラベルライター。 ときどきカメラマン。 “旅とフットボール”をモットーに日本・海外問わず旅を続ける。 フットワークが軽く、どこでも駆けつける。 旅人とゲストハウスが大好き。