発起人は書道家・明葉さん

神奈川県の鵠沼海岸で書道教室を行っている書道家の明葉(めいよう)さんが海書道をはじめたのは、ここ1年くらいのこと。きっかけは、立川の和紙屋(「紙匠 雅」)の店主、吉田さんが主催した山頂書道を経験して屋外で行う書道の魅力に気付いたのだそうです。

山での書道で魅力に感じたのに何故海で書道を行うのか?それは彼女自身が海が好きであることに他なりません。大学生からヨットをやり始め、今でも書道教室をやりながらヨットを学生たちに教えているのだとか。
海の魅力はなんといってもその開放感。どこまでも続くような開けた空間が山とはまた違った魅力を持っています。また、波の音だったり風を全身で感じながらそれを自身にインプットし、書道でアウトプットする。書道というと、どうしても堅苦しい、集中力を研ぎ澄まして行うもので「敷居が高い」 というイメージがありますが、(もちろんそれも書道の醍醐味ではありつつ)より多くの人に書道に触れてもらう、楽しんでもらうには海書道というのがぴったりだと明葉さんは考えたのだそうです。

「海を見ていると小さいことがくだらなく思える」と語る明葉さん。心が広くなりリセットされるのが魅力だといいます。これは海に限らず、登山など大自然と向き合うのが好きな方々が共通に抱いている魅力かもしれません。

みんなでワイワイ自由に、それが海書道の楽しみ方

この日の海書道は朝10時から午後の13時まで。前半は小さい頃に誰しもが経験している書道の感覚を思い出すことから始め、半紙に思い思いの字を各自書いていきます。

みんなでワイワイ自由に、それが海書道の楽しみ方|「海の開放感で日本文化を楽しむ!“海書道”が最高に気持ちいい!」の2枚目の画像

青空の下、そこには張りつめた空気は微塵も感じられず、「それ何書いてる?」「うまい!」「めっちゃ下手だね」など皆で楽しく会話しながら文字を書いていきます。

みんなでワイワイ自由に、それが海書道の楽しみ方|「海の開放感で日本文化を楽しむ!“海書道”が最高に気持ちいい!」の4枚目の画像

「一度、大きな字を書いてみたかった」

そういう想いでこの海書道に参加される方も多いのだそう。半紙で一通り字を書き終えたら、海書道の醍醐味、全紙にデカデカと字を書いていきます。

編集部も『.HYAKKEI』の文字に挑戦!大きな全紙ということで、後先考えずに思い切って書き始めたら1枚におさまりませんでした・・・

みんなでワイワイ自由に、それが海書道の楽しみ方|「海の開放感で日本文化を楽しむ!“海書道”が最高に気持ちいい!」の9枚目の画像

そして締めはチームプレー!皆でひとつの言葉を書いていきます。これも広い空間を使える海書道ならではの楽しみ方。1チームずつ固唾を飲みながら慎重に、でも豪快に筆を進めます。

みんなでワイワイ自由に、それが海書道の楽しみ方|「海の開放感で日本文化を楽しむ!“海書道”が最高に気持ちいい!」の11枚目の画像

緊張しつつも楽しみながら完成!皆さん良い笑顔です。それぞれどんな想いを込めてこの字を書いたのでしょうか。

みんなでワイワイ自由に、それが海書道の楽しみ方|「海の開放感で日本文化を楽しむ!“海書道”が最高に気持ちいい!」の13枚目の画像
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みんなでワイワイ自由に、それが海書道の楽しみ方|「海の開放感で日本文化を楽しむ!“海書道”が最高に気持ちいい!」の15枚目の画像

一期一会、自然に身を置くことで時の流れを感じる

海岸沿いで生活していると、潮の香りの変化に気付くのだそうです。そしてそれは日々変化していて、波だって二度と同じ波はやってくることはありません。そういった一期一会を肌で感じながら、時の流れを感じることができる。それも海の魅力だと明葉さんは言います。自然は時の流れに応じて様々な表情を私たちに見せてくれます。それが仮に自分の想定外だったものだとしても、その瞬間はその時にしかないのであって、すぐにその時は流れます。
そういった自然の変化、時の流れという大きな動きの中で書道をするというスタイルは、単に字を書くだけではない、その時その時を全力で楽しむことの大切さを感じさせてくれました

最後に、明葉さんが『.HYAKKEI』を書いてくれました!
こちらの無茶なお願いにも、快く引き受けたくれた明葉さんに感謝です。

今後も海書道を続けて、書道を楽しむきっかけを作っていきたいと語る明葉さん。リピーターが多いそうですが、この開放感の中で豪快に字を書けるのは本当に気持ちいいので納得です。是非皆さんも来年開催される海書道に脚を運んでみてください、インプットとアウトプットの連続にきっとハマると思いますよ。


文:.HYAKKEI編集部 /写真:黒木武浩(黒木写真事務所)


明葉さん、海書道の情報はこちらから

明葉書道会 公式ブログ
http://ameblo.jp/meiyo-shodo/

この記事を書いた人

.HYAKKEI編集長 羽田裕明

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