• ハウツー・まとめ
  • キャンプに関するハウツー記事一覧です。タープやテントの建て方、ロープの結び方、焚き火の起こし方、ギアの使い方といったキャンプで役に立つアウトドア基本情報から、チルなキャンプ時間を過ごすヒントまで、初心者の方から上級者の方向けに丁寧にご紹介します。

キャンパー夫婦直伝!2人キャンプを楽しく過ごすための準備と当日の過ごし方

休みの日には夫と2人で自然の中でキャンプをするのが楽しみ!30代のフリーライターです。重装備で本格的なキャンプも良いですが、2人で気軽に自然を感じられる適度にラフなキャンプが最近のお気に入り。そんな私が、2人キャンプの魅力をお伝えします。

2人キャンプの魅力とは?

2人キャンプの魅力とは?
出典:pixabay

2人キャンプの魅力はとても数行では言い表せないのですが、私が感じるのは、自然の中で身近な人と過ごすことでより親密な関係になれるという点です。家ではしないような作業を通してコミュニケーションもとれますし、ちょっと不便だからこそ相手のことがよく解るという部分もあります。

そして、シンプルすぎるかもしれませんが、やっぱり「2人だと寂しくない」のも大きいですね。例えば、苦手な作業やトラブルがあっても2人ならなんとかなりますし、トラブルもまた楽しめるんです。

2人キャンプ初心者に最低限必要な道具とは?

2人キャンプ初心者に最低限必要な道具とは?
出典:pixabay

キャンプをするなら必ず必要なのが、テントです。

テントには2人用のものもたくさんありますが、実際に2人用のテントに大人2人が入るとかなり狭く感じます。外に出したくない荷物なんかもありますから、テントはちょっと大きめの3人用のものがオススメです。実際に、スペースが広すぎて困ることはまずありません。

テントの中には下記のように前室がついているタイプのものもありますので、ゆったりスペースを確保したいなら前室つきのテントもよいでしょう。

そして、テントの中で使用する寝袋も必要です。特に春秋冬のシーズンや夏でも高度が高い場所でキャンプをするなら必須のアイテムです。気温がそれほど下がらない場所での真夏のキャンプなら寝袋はなくても大丈夫ですが、直接テントの床に寝るとかなり体が痛くなるので、マットも合わせて用意すると快適です。

キャンプ場でくつろぐためのチェアは1人1つ。つまり2つは用意しましょう。折りたたみ式のもので、地面からある程度高さのあるタイプが座りやすく初心者の方にオススメです。

最後に、夜に必要な灯りを確保するためのランタンですが、初心者にはLEDランタンがおすすめです。明るさも十分ですし、電池式なので取り扱いも簡単。ランタンとは別にハンディタイプのLEDライトもあると手元を照らすのに便利です。

ランタンは虫除け対策にも利用できます(明るいランタンをテントから離してそちらに虫を集める)ので、複数用意しましょう。

道具は全部揃えなくてもOK!家にあるものやレンタルでカバーしよう!

もしキャンプ道具を持っていなくても、最近はキャンプに必要な道具をすべてレンタルできるキャンプ場(主に高規格キャンプ場など)が増えています。

キャンプをするために最初に焦ってすべての道具を揃えてしまうと、使いづらかったり、サイズ感を間違えてしまうことも。慣れないうちは、こういったキャンプ場でのレンタルを活用したり、お家で使っているものを使い回すのもひとつのやり方です。

初心者だからこそ気をつけたい!2人で行くキャンプ場の選び方と予約までの流れ

初心者だからこそ気をつけたい!2人で行くキャンプ場の選び方と予約までの流れ
出典:pixabay

道具が揃ったら、キャンプ場選びと予約です。

初心者でいきなり山奥に行くのは避けて、比較的街に近いキャンプ場にするのがよいでしょう。「何かあっても対応しやすい」場所を選んでください。近隣に日帰り温泉があるところなどが個人的にオススメです。

高い山は行くのも大変で天候も変わりやすいので初心者向きではありません。また、海や川の側も場所によっては増水の危険もありますので避けるようにしましょう。

キャンプ場が決まったら管理をしているところに連絡をして予約をとるようにしてください。いきなり当日に道具をもって突撃したら「予約が必要だった」なんてことにならないように、確認と予約は必須です。

ついにやってきた!2人キャンプ当日の流れ

ついにやってきた!2人キャンプ当日の流れ
出典:pixabay

キャンプ1日目の流れはこんな感じ

9:00  自宅を出発、予約しているキャンプ場へ
10:00  チェックイン  
10:30 キャンプサイトの準備
11:00 テントなどの設置完了、ランチの準備
12:00 自然の中でランチ

午前中は移動と設置、そしてランチで終了です。ですが、午後からは特になにもすることがない…。ここからがキャンプのより楽しい時間のスタートなります。

日が暮れるまで、付近を散策したり、川が近くにある場合は釣りをしてもよいでしょう。カメラで大自然を写真に撮るのもオススメです。とにかく、詳細な計画は立てずに「思いついたままただしたいことをする」というスローな時間を満喫します。

そして夕方からはこんな感じ。

17:30 食事の準備スタート
19:00 夕食をとる

日が暮れるのが早い季節ならもう少し早めに夕食を作り始めましょう。食べるのは日が暮れていても大丈夫ですが、調理は手元が暗いと危険ですので、下準備だけでも明るいうちに済ませてしまうのがオススメです。

「料理をしたくない」場合にはカップラーメンやレトルトで簡単に済ませてしまうというのもひとつの手です。

ついにやってきた!2人キャンプ当日の流れ
出典:pixabay

夕食の後は、コーヒーを飲みながら星を見てもよいし、焚き火を眺めながらパートナーとおしゃべりをするのもまたよいものです。

そして、ちょっと気になっている方もいらっしゃるかもしれませんが、キャンプ場にはお風呂はありませんので、キャンプの前にシャワーをしておくとよいでしょう。

そして、キャンプ場選びのポイントにもあげていたのですが、近くに日帰り温泉があるところがオススメという理由…。それは、「キャンプ場をチェックアウトした後に温泉に浸かるのがめちゃくちゃ気持いいから」です。

チェックアウト後にゆっくり温泉に浸かってから帰宅する…。なかなか贅沢な休日です。

みんな何をして過ごしてるの?2人キャンプを楽しむコツ

出典:pixabay

キャンプの醍醐味は人それぞれです。

個人的には、2人キャンプを満喫するなら、2人でできることをひとつは考えておくのがオススメです。もちろん、料理でもよいですし、焚き火を見つつ美味しいコーヒーを飲むのもよいものです。

ぎゅうぎゅうに予定を詰め込むのはあまりオススメしませんが「せっかくキャンプをするなら○○はしたいよね」という話し合いを事前にしておけると、より楽しくなるでしょう。

個人的にオススメなのは、天体観測。キャンプ場は暗いところが多いので、普段は見られないような美しい星空や月を見ることができます。天気がよければ、ハンモックなどを広げたりチェアに浅く腰掛けて夜空を見ると、なんとも言えない非現実感があります。流星群などの日でなくても、1時間程度空を見ていたら流れ星を発見できることもあるんですよ。

まとめ

今回は、初心者の方向けの2人キャンプの道具や予定の立て方、そして、実際に2人キャンプをしたときのタイムスケジュールをご紹介しました。

パートナーや仲のよい友人と自然の中で過ごす時間はかけがえのない経験です。ホテルや旅館のように便利じゃないからこそ楽しい…!現実から離れて2人キャンプを楽しんでみるのはいかがでしょうか。

関連記事一覧