• 体験レポート
  • 登山好きが贈る、登山の体験レポートです。日本、そして世界の山々にはたくさんの魅力にあふれています。春夏秋冬、その時々で異なる顔を見せてくれる素敵な山がたくさんあります。まさに百景。.HYAKKEIでは、そんな山に実際に登り、五感で楽しんだ自然体験記をお届けします。きっと山に登りたくなりますよ!

「登山嫌いな僕でも、もう一度登りたい山」|#03 ハイカーの憧れ 槍ヶ岳

山の名前や行程にまったく興味がなく、覚えたりもしません。
そんなこともあり、知らずに同じ山に登ったこともあります…。

遠くの山並みを見ながら
「あの山は〇〇山、あそこは〇〇岳」
とハイカー同士の会話をよく耳にします。私は耳をダンボにし、頷くばかりです。
そんな私でもシルエットだけで分かる山があります。

それは富士山と、
今回オススメする槍ヶ岳です。

尖がった山頂部分は名前の通り、槍の先みたく、一度見たら忘れられません。

『憧れの槍ヶ岳』といわれるほど、ハイカーにとっては特別な山です。
なぜ憧れかは知りませんが、富士山のようにずっと飽きずに見ていられるほどツンとした山は他にはないです。
そんな外見だけで登ってみたくなる槍ヶ岳を今回はオススメします。

標高3,180mの高さは日本5位。
標高3,180mの高さは日本5位。

槍ヶ岳へのルートは数多いですが、上高地から入る「槍沢コース」が一般的です。
テント泊なら2泊3日もあれば、のんびり楽しめます。

夏の北アルプスは午後から天候が崩れることが多いので、15時までには目的地に辿り着けるコース設定が鉄則です!
目的地で飲むビールと靴を脱いだときの開放感は、至福のひととき。

ピークハントに興味がなければ、ハバ平に泊まるだけでも最高です。

槍ヶ岳山荘から山頂まではハシゴや鎖の連続で、体力よりも神経が疲れます。
山荘から山頂まで約30分のルートですが、ハイシーズンになると登頂渋滞が発生して、2時間以上かかることもあるとか。

恥ずかしがり屋の私も山頂ではベタな記念撮影をしてしまうほど…。
この夏、『憧れの槍ヶ岳』に登れれば、あなたも「憧れのハイカー」として見られるかも!?

また、あれだけ尖がっている山頂もじつは平らな部分が広がっているのでビックリしますよ。

(1日目)
上高地~徳沢園~横尾山荘~槍沢ロッジ~ハバ平テント場(テント泊)
(2日目)
ハバ平テント場~大曲~槍沢山荘~山頂~槍沢山荘~大曲~ハバ平テント場~横尾山荘テント場(テント泊)
(3日目)
横尾山荘テント場~徳沢園~上高地
上高地までのアクセス方法

(マイカー)
東京から中央自動車道高井戸IC~岡谷JC~松本IC~国道158線~沢渡駐車場~バスか乗り合いタクシーで広河原へ

(公共交通機関)
高速バスだと新宿駅と東京駅から上高地バスターミナル行きがあります(11月上旬まで)
電車だと新宿駅~JR中央線松本駅~松本電鉄上高地線新島々~上高地

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