ソロ用クッカー(コッヘル)の選び方とおすすめ9選
キャンプや登山の醍醐味、アウトドア飯。そんなキャンプの調理器具として、ダッチオーブンやスキレットを持っている方も多いのではないでしょうか。クッカーは取り入れることで、茹でたり、炒めたりといった料理の幅がお手軽に広がる、キャンプの基本アイテム。今回は軽くて便利なクッカー(コッヘル)の選び方のポイントと、定番おすすめ商品をご紹介します。
もくじ
クッカー(コッヘル)とは?
クッカー(コッヘル)とは、キャンプ場や野外でのBBQの際に使用される、専用の調理器具の一つで、コンパクトなフライパンや鍋のこと。家庭用の調理器具とは異なり、持ち運びのしやすさ、野外での調理のしやすさを想定して作られています。クッカーもコッヘルも同じ意味で、クッカーは英語、コッヘルはドイツ語です。
クッカーを選ぶ5つのポイント
一言でクッカーと言っても、その特徴は多種多様。クッカーを選ぶ際に大切な、5つのポイントをご紹介します。
ポイント1. “ポット型”を選べば利便性NO.1!
クッカーは深さによって「ポット型」「鍋型」「フライパン型」の3つに分類されます。とりあえず欲しい!という方は「ポット型」がオススメ。一見、最もかさばるように見えますが、料理に使うOD缶や調味料等を中に収納できます。実は利便性がとても高く、多くのキャンパーに選ばれている人気のタイプです。
ポイント2. 初クッカーなら “アルミ製”がおすすめ
クッカーの素材は「アルミ」「ステンレス」「チタン」の3種類に分かれますが、ほとんどがアルミ製です。これからキャンプを始めるという方は、アルミ製を選んでおけば間違いありません。一方で登山など荷物を軽くするにはチタン製が向いています。ただし取り扱いが難しく、中級〜上級者向けの素材であることはお忘れなく。
▼素材別特徴
素材 | 重さ | 保温性 | 耐久度 | 値段 |
アルミ | ◯ | △ | △ | 安い |
ステンレス | △ | ◎ | ◎ | 普通 |
チタン | ◎ | ◯ | ◎ | 高い |
ポイント3. トレンドは “丸型”。山ごはんには“角型”
クッカーの形は、「丸型」と「角型」に大きく分類されます。近年ソロキャンプの流行から、人気が高いのは収納性の高い「丸型」。登山をする方には、袋ラーメンを茹でやすい「角型」が支持されています。
ポイント4. 使い勝手は“加工あり”がGOOD
お手入れのしやすさは “加工あり”に軍配が上がります。焦げ付きやすす汚れを防いでくれたり、料理に金属の味が移ってしまうこともありません。一方で、使い込む程に味が出るアンティークなかっこよさは、“加工無し”クッカーのみが出せる特徴です。
特にチタンは火にかけると、“ヒートグラデーション”という独特の焼き色がつきます。思い出が刻まれていくギアを愛でるのも、アウトドアの醍醐味です。
ポイント5. 大きさの目安は12cm以上あれば安心
パウチやOD缶など、クッカーの中に収納したり茹でる物の横幅を一覧にしてみました。“茹でる”ことが多い方は、クッカーの幅は12cm以上あると安心です。
ソロ向け、おすすめの定番クッカーをご紹介!
クッカー選びのポイントをまとめたところで、早速定番のクッカーを紹介していきます。
ソロ初心者におすすめ!コスパGOODなアルミ製クッカー
■ キャプテンスタッグ クッカーセット
これからクッカーデビューしたい方におすすめ!キャプテンスタッグのアルミ製クッカーです。キャプテンスタッグは、手頃なお値段で丈夫なものを販売しているキャンプ用品メーカーで知られています。アウトドア初心者だけでなく、本格派の人にもお勧めです!
【概要】
- セット内容:ポット、ミニポット(ふた)、収納バッグ
- 収納サイズ:直径12.8cm×14.5cm
- 重量:285g
- 本体素材:アルミニウム
■ コールマン パックアウェイ ソロクッカーセット
“ゆるキャン△のリンちゃん” でお馴染みのコールマン クッカーセットです。焦げ付きやすいアルミ製ですが、内側にはノンスティック加工がされており、お手入れも楽ちん。些細な部分ですが、淵に注ぎ口があるのも使いやすさを上げてくれるポイントですね。
- セット内容:ポット、カップ、メッシュポーチ
- 収納サイズ:直径12.5cm×15cm
- 重量:約250g
- 本体素材:アルミニウム
コロコロキャンパー。キャンプ歴8年。旅とキャンプと海が好き。好きなキャンプ場は富士五湖周辺。お気に入りのキャンプ道具はBAREBONESのレイルロードランタンと木目調のテーブル。 NPO無人島離島活用協会メンバー。
フリーランスWEBデザイナー。