コンパクトで座り心地抜群のHelinox(ヘリノックス)のタクティカルチェア|目から鱗の『一石山鳥』な道具 #06
もくじ
Helinox(ヘリノックス)
Helinoxのチェアの骨組みはテントのポールみたいだなと思って調べてみたら、なんと世界中のウルトラライトテントを作り、80社以上のブランドに”精密で高強度のアルミニウムポール”を採用されている会社が作っているチェアでした。
強風に耐え抜き、それでいて軽さも求められるウルトラライトテントのポール。
そのポール作りで培った経験、テクノロジーなどを基にHelinoxのチェアは作られています。
タクティカルチェアの魅力
そんなHelinoxのチェアの中でも「タクティカルチェア」が使いやすいと感じています。
タクティカル。
tactical(戦術的な)という意味の通り、ミリタリーをイメージさせる言葉。
このタクティカルチェアも、ミリタリー仕様のデザインが備わっています。
外付けのしやすさ
パルスやモールシステムとも呼ばれることもある外付けしやすいアタッチメントが収納袋についています。
このベルトの穴があることでバックパックなどにしっかりと外付けしやすくなっています。
しかもファスナーの両サイドのあるループベルトのおかげで、展開時のフレームにセットすることができます。
そうすることで収納袋が展開時には物入れとして使えるので、無駄のないデザインと言えます。
細部にこだわった片側だけの面ファスナー
豆知識ではあるのですが、ミリタリーの服やバックパックには片側だけの面ファスナーが縫い付けられていることがあります。
これは上記の「外付けのしやすさ」と関係してくるのですが、部隊ごとの服や装備を作るよりも基本となる服や装備を作った方がコストもロスも減りますよね。その「基本」に各部隊の特色を反映した装備を外付けしていきます。その中でパルスやモールシステムが出来上がっていきました。
各部隊兼用の「基本」なので部隊名などが書かれていません。そこで、自分がどこの部隊に所属しているか分かるように部隊名のパッチなどを貼る場所が必要になってきます。それが、この片側の面ファスナー。
そういった細かい部分までデザインとして落とし込んでいる「タクティカルチェア」にグッときます。
それではここからはいつも通り「一石山鳥な使い方」を見ていきましょう!
アウトドア
野外フェス
しっかり座れるアウトドア用のイスって意外とかさばるし、そして重いことが多いです。
特に野外フェスなんかでは入り口からステージまでの距離があったり、ステージ間を移動することもあるので出来るだけ持ち運びが簡単なイスが重宝されます。
それでいて座り心地も大事になってくるので、軽さと座り心地のバランスが非常に優れているHelinoxのチェアは持って移動する距離が長くなりがちな野外フェスに向いていると言えます。
のんびりと座る
天気の良い日、外でコーヒーが飲みたくなったらコーヒー道具と小さなテーブル、そしてHelinoxのチェアをリュックに入れて出かければ、そこがカフェスペースになります。
ただただのんびりと、川の流れを眺めながら座っているだけでも癒されます。
風で飛ばされないように
Helinoxのチェアの特徴の一つに軽さがります。
たまーにとても強い風が吹くと転がっていくことも。
それを防止するために、二本のペグをロープで繋げたものをセットします。
こうすることで飛ばされにくくなります。
そして、小さな子が座った時に転倒しにくくなります。
(子供が前方に座った時に、よく前へ倒れることが!)
普段使い
インテリアとしてのイス
アウトドアだけじゃなくて家でも座れます。
座面と背もたれの四隅だけで支えているので体にフィットしやすく、普段使いのイスとしてもお使いいただけます。
両サイドのポケットにはTVのリモコンなどを入れておけるので便利。
座面は低めなのでローテーブルとの相性が良いのも嬉しい。
イザという時
膝と腰を大切に
体育館などで避難生活することになった時、膝や腰が良くない方だと床に直接座ったり立ったりする生活が辛いこともあります。
そんな時に、少しでも腰掛けられるイスがあるとグッと楽になります。
そして思いがけない共同生活の時の予備のイスとしても役立ちます。
一石山鳥とは
イッセキサンチョウ。
アウトドア、普段使い、イザという時。この三つのシーンから見た一石三鳥な道具を、仙台にあるインドア&アウトドア雑貨店ENstyleの川村峻介が紹介する連載コーナー。
アウトドアを絡めて紹介していくので、一石三鳥の三を山としました。
仙台市でインドア&アウトドア雑貨店「ENstyle」やってます。 Facebook、毎日更新中!