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ローインパクトアウトドアを始めよう。

みなさま、こんにちは。1月より.HYAKKEIの編集長となりました。山口岳です。よろしくお願いします。

(写真:藤原慶)
(写真:藤原慶)

僕、冬山が大好きです。一番、山が神々しくなる季節だから。でも、今年、雪少ないですね。

昔は丹沢(神奈川県の山塊)でアイスクライミングができたとか、12月の初旬には富士山吉田口の五合目は雪が豊富で滑落停止訓練も快適だったとか。山の大先輩にお話を聞いたことがあります。

今では冬に丹沢の滝が凍るなんてことは考えられません。12月初旬に富士山五合目に行っても雪が豊富にある斜面を探すのに困るほど。

(雪訓できる斜面まで佐藤小屋から徒歩20分。以前は小屋のすぐ近くでできたらしい。)
(雪訓できる斜面まで佐藤小屋から徒歩20分。以前は小屋のすぐ近くでできたらしい。)

地球温暖化はやはり進んでいるのでしょうか。世の中には温暖化は嘘だ!とおっしゃる方もいます。正直、僕は専門家ではないのでどうなのかわかりません。

こういう時は「ファクト」&「自分の頭」で考えることが大切。というわけで、日本でも豪雪地域といわれる新潟市の積雪量の推移をグラフにしてみました。(参照データはこちら。気象庁さんありがとうございます。)

そして、1952年~88年の5年平均の中央あたりと、88年以降から2019年あたりの中央あたりに線を引っ張ってみると、、

50cm強減っているように見えますね。

でも、2016年と2018年は少なかったけど、2017年は比較的多かったみたいだし。過去にも一旦減って、また増えている時期もあるし。。。積雪量これからもほんとに減り続けるのかしらん。

積雪量が減るってことは新潟市の平均気温はどうだろうとグラフ化したところ…

あらあら、びっくり。やはり88年以前と以降では1℃近く、上がっているように見えます。

平均気温が1℃あがると、雪が50cm減るのだとすると、あと3℃もあがると新潟市は雪が降らない地域になりますね。

んー、やはり、温暖化は本当なのでしょうか。雪がない冬は寂しい。困りました。(僕は1か所しか調べていないので、みなさんもご自身のよく遊ぶフィールドの平均気温と積雪量をこちらで調べてみてくださいね。)

(写真:羽田裕明)
(写真:羽田裕明)

地球を守るとか自然を守るだなんて、おこがましいことは、とても言えないけれど、できれば、ヨボヨボになるまで冬はスキーもアイスクライミングもやりたい。冬山のあの神々しい景色が見られなくなるのはとっても悲しい。

記事の冒頭の写真(撮影:茂田羽生)は乗鞍岳の高山植物たち。この子達も温暖化が進むともう見られなくなるかもしれないそう。

美しい景色が消えてしまう原因が僕たちの生活にあるのであれば、変えられるところは変えたい。そう思います。

でも、何を変えればいいのだろう。正直、よくわかりません。

政治が、企業が、教育が悪い!大きな仕組みを攻めるのはカンタンですが、それぞれの分野で生きている一人一人の努力のおかげで僕たちはこんなに豊かな楽しい生活が送れているわけで。

少しでもいい生活を送りたい!という思いは、みんなが当然抱くもの。それを否定したところでしょうがありません。

「変えられない」ものに不平を言っても時間の無駄。
「変えられる」ことに焦点をあてて暮らしていきたい。

世の中を変えられるかはわからないけど、自分の行動は変えられる。

というわけで、2020年、.HYAKKEIは僕らが大切にしたいライフスタイルが直面している気候変動という問題から目を背けないことを誓います。

僕らの「Life with Nature」をできるだけ長く快適に続けるためには、どうやら、ライフスタイルをできるだけ「ローインパクト」にすることが大切なようなのです。

そのための「等身大」かつ「エシカル」「シンプル&心地いい」「行動につながるPositiveなヒント」を人・企業・場・お店・モノ・文化(音楽・本・食)を丁寧に取材しながら、皆様にお届けしていきます。

まずは気候変動が僕らのライフスタイルや遊びにどんな影響を及ぼすのか「知る」ことからスタート。

気候変動の大きな流れを少しでも弱めるために僕らにできることを一つ一つ「知り」、コミュニティ「CREWS」の仲間たちとそこで得た知恵を実践していきます。

まずは自然が大好きな僕たちからアクションを起こしていきませんか。

「塵も積もれば山となる。」

僕ら1人1人の行動は小さな塵のようなものですが、集まれば山になります。山になれば大きな流れを変えられるかもしれません。

美しい自然とこれからも共に生きていくため、自分にできることがあるならやっていきたい。

そう思う方はぜひ.HYAKKEIのFacebookTwitterLINEをフォローして頂ければと思います。

一緒に目の前のできることから変えていきましょう。

これからも.HYAKKEIをどうぞよろしくお願いいたします。

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