【2021年度グッドデザイン賞】スノーピークなどアウトドアギア14点まとめ
もくじ
テンマクデザイン/焚火台 [男前ファイアグリル]
超軽量のチタン製で重量は500g以下、収納サイズは31×16.5×1.5cmと、まさにソロキャンパーの為に作られた焚火台です。使うときは、ぱっと広げるだけでOK。薪は本体よりも長い薪もサポートバーを片方外せば入ります。
【審査員の評価】
引用:グッドデザイン賞
焚火だけでなく調理も簡単に行えるソロキャンプ用の焚火台。V字の底板によって、熱効率よくコッヘルを温められる仕組み。熱に強く強度があるチタンを使うことで、自転車やカヌーなどでの、人力移動でも苦にならない重量に抑え、様々なキャンプシーンに対応できるようになっている。軽量で組み立てもしやすく、後片付けもしやすいところなど、使い勝手の良さが評価された。
テンマクデザイン/スモーカー [フラットスモーカー]
キャンプでの楽しみとしてはもちろん、自宅等で趣味として楽しむ事ができる食材を選ばないデザインのスモーカーです。大きさが絶妙で、大きな食材から小さな食材までなんでも対応します。網の高さを自由に変えれるので食材を選びません。
【審査員の評価】
引用:グッドデザイン賞
昨今のアウトドア志向の高まりにより、さまざまなアウトドアアイテムが企画・開発されてているが、本製品はその中でも非常にバランスの取れた製品となっている。デザイナー本人の使用体験をもとに開発、製造設計された背景を持つスモーカーは、そのデザインと使用方法、製造方法やコストに至るまで総合的に良く計画されている。過度な装飾を持たず、過不足のないデザインの有り様が高く評価された。
イワタニ/カセットガス炊飯器 HAN-go
カセットガス式の炊飯器。火加減の調整不要でガス火炊きの美味しいご飯を手軽に楽しめます。ホースやコードが無いため、使う環境を選びません。立ち消え安全装置、燃焼状態を確認する点火確認窓など安全性には特に配慮し、カセットコンロのトップブランドに相応しい、妥協の無い製品に仕上がっています。
【審査員の評価】
引用:グッドデザイン賞
アウトドアの楽しみ方も多様化しており、ありそうでなかったカセットガスの炊飯器が誕生した。もちろん火を起こして飯盒で炊くご飯も美味しいが、ガスで炊いたご飯の美味しさも捨てがたい。この道具なら安心して任せられる。そして防災用としてもポテンシャルが高く、特に災害時に温かく普段と変わらない美味しいご飯を、特別なスキルを持たなくとも用意できることは、大きな支えになるだろう。安全性にも配慮がなされ、さすがカセットガスのトップブランドだと思わせる。
OLFA WORKS/アウトドアナイフ サンガ
こちらはカッターづくりで培った知識と経験を生かし、日本人の手にも合う形状にこだわって作られたというフルタングナイフ。アウトドア向けのナイフは海外ブランドのものがほとんどですが、メイドインジャパンの高品質かつビギナーにも手に取りやすい価格になっています。
【審査員の評価】
引用:グッドデザイン賞
カッターづくりでの長年の知験を生かして開発されたアウトドアナイフ。日本人の手に合わせた握り易いグリップのデザインや切れ味の持続性と欠けにくい堅牢性も兼ね備えたハマグリ形状の刃先の採用など工夫がなされている。職人の研磨技術と工業的な手法を適材適所で組み合わせた設計によって、エントリーユーザーでも手に取り易いリーズナブルかつ高品質を実現させている点が評価された。
スノーピーク/テーブル エクステンションIG
シーンに応じて伸縮するスノーピークのテーブル。天板を左右にスライドさせるとスノーピークの規格ユニット(バーナー等)を設置できるフレームが出現します。複数のテーブルを用意しなくても、このテーブルさえあれば調理と食事のスペースを同時に設えることができます。
【審査員の評価】
引用:グッドデザイン賞
アウトドアというと、日常生活を離れてその不便さを楽しむ、というイメージをしがちだが、同社の製品からはアウトドアの楽しみ方はそれだけではないというメッセージが感じられる。不便だから、自分にはちょっとハードルが高いから、と二の足を踏んでいる層の背中を押し、アウトドアってもっと気楽に楽しめるものなんだ、と思わせてくれる。作りもしっかりしている上にディテールの作り込みも美しく、豊かな気持ちにさせてくれる道具となっている。
スノーピーク/シェルター グランベルク M/L
グランピングのような空間でキャンプをするために広い居住空間を確保したロッジ型2ルームシェルターです。出入口パネルやサイドウォールをまくり上げて開放的なオープンタープのような空間を作ることも可能になっています。
【審査員の評価】
引用:グッドデザイン賞
大人数でキャンプをする際、天候に左右されることなく快適に過ごせるような広い空間を確保することを目的に開発された大型シェルター。シェルターの中で過ごす際に、開放感を感じさせる傾斜したサイドウォールは、まくり上げれば開放的なオープンタープのような空間を作ることも出来る。キャンプ人口の増加と共に多様化するキャンプ需要に合わせて作られた新しいシェルターの新規性と快適性を追求する創意工夫が評価された。
スノーピーク/HDタープ“シールド” メーヴェ L
タープの基本形状を覆す、新しい形状のタープです。人の動線上を一番高くし、高さを必要としないテーブルの上(タープ中央)を低くすることで、ストレスの無い快適な空間を作り出しています。雨天時には中央から距離のある角に雨が集中して落ちるようにデザインされており、タープから滴った雨で濡れてしまう問題を改善しています。
【審査員の評価】
引用:グッドデザイン賞
アウトドアというと、日常生活を離れてその不便さを楽しむ、というイメージをしがちだが、同社の製品からはアウトドアの楽しみ方はそれだけではないというメッセージが感じられる。不便だから、自分にはちょっとハードルが高いから、と二の足を踏んでいる層の背中を押し、アウトドアってもっと気楽に楽しめるものなんだ、と思わせてくれる。作りもしっかりしている上にディテールの作り込みも美しく、豊かな気持ちにさせてくれる道具となっている。
村の鍛冶屋、TOJIRO/包丁 [TOJIRO×TSBBQ アウトドア包丁]
燕三条を代表する包丁メーカー TOJIROと、“エリステ”等の金物でおなじみ村の鍛冶屋が共同開発した包丁セットです。アウトドアで扱いやすいサイズ感と素材感、食材をおいしく仕上げるプロ仕様の切れ味が特徴です。
【審査員の評価】
引用:グッドデザイン賞
アウトドアシーンで求められる軽さと頑強さに加え、作りの良さ、シーンでの高揚感を感じられる細部の使用がバランスよくまとめられている点が評価された。無骨な見た目とは裏腹に、予想を裏切る軽さと短めの刀身が、使い勝手と取り回しの良さを想像させる。特に小出刃はアウトドアシーンのコンパクトな調理環境において非常に使いやすそうである。槌目がモチーフの太めの持ち手は、つなぎ目を消しながらも槌目模様は程よく残されており、高い技術がうかがえる。グローブを着用していても力をかけやすそうである。
ロングライフデザイン賞に選ばれたアウトドアギアは1つ!
ロングライフデザイン賞とは、長年にわたりスタンダードであり続ける力を持ったデザインを顕彰する賞です。今年は22件が受賞しています。そのうち、アウトドア関連では馴染みのある方も多いであろうスノーピークの焚き火台が受賞しています。
スノーピーク/キャンプ用焚き火台 [焚火台]
板材には1.5mm幅の強靭なステンレスを採用しており、耐久性の高さはピカイチ!使い方もシンプルで、開いて置くだけの簡単設営です。逆四角錐形状のシルエットの視覚的デザイン性も持ちながら、しっかりと空気を取り入れて燃焼を促します。
▼受賞理由
(引用:グッドデザイン賞)
日本におけるキャンプというブームは長い時間を経て文化へと変わったように思う。キャンプというカテゴリーは単なる娯楽ではなく、私たちのライフスタイル自体へも大きな影響を与えた。焚火台はそのことを示す象徴的なプロダクトだろう。かつて、直火の焚き火は環境への影響が大きいと多くの人が意識したためキャンプスタイルが大きく変化した時代があった。しかし、火を見るという人にとってのロマンともいえる行為はキャンピングの醍醐味でもあり、諦められない人が多かったはずだ。だからこの焚火台を見たときに「この手があったか!」と唸った人も多いだろう。スノーピークが提案した新しい焚火スタイルは、キャンパーだけではなく普段の生活の中にも取り入れられるほど多くの人に愛され続けている素晴らしいプロダクトで、ロングライフデザインにふさわしい。
まとめ
本日発表されたグッドデザイン賞2021の中から、アウトドア関連の受賞アイテムを紹介しました。昨年の受賞数9件から今年は17件と大幅に増え、アウトドア業界の盛り上がりを感じますね。気になる人はグッドデザイン賞の公式ページをチェックしてみてください!
公式サイト:https://www.g-mark.org/
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