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山のおやつをプレミアムに。こだわりのホームメイドグラノーラバー |What a delicious Outdoor #22

登山やハイキングに必要な行動食。市販の物でも、手軽に購入できて便利ですが、ホームメイドにチャレンジして、自分好みの美味しい行動食を持参してみてはいかがでしょうか。いつも以上に山でのおやつの時間が楽しみになるはず!

シーンに合わせて、シリアルをアウトドアや日常に取り入れて。

たくさんの種類のドライフルーツやナッツ類を摂ることができる「シリアル」は、少し食べるだけでも、簡単に栄養を採ることが出来き、重宝するメニュー。そういった栄養面での利点が多いため、日本でもグラノーラやミューズリーなどのシリアルが定着してきました。

グラノーラは、火を通して砂糖に絡めることが特徴で、ミューズリーはオーツ麦などをオーブンで焼きあげていないのが特徴。そのため、グラノーラの方が糖分を摂取するのに適しているといえます。登山など、エレルギーを補給したいときはグラノーラ、その他、ダイエットなどヘルシーに抑えたいときはミューズリー、といったように、食べ分けて楽しむのがおすすめです。

*オーツ麦を焼き上げる前の「ミューズリー」
*オーツ麦と具材に火を通し砂糖に絡めた「グラノーラ」

今回は、登山やアウトドアおすすめのグラノーラにフォーカスして、こだわりのレシピやアレンジ方法をご紹介します。

甘じょっぱさがクセになる、特製グラノーラ。

グラノーラバーを作る際、通常は市販のフルグラなどを使用することが多いですが、今回は、グラノーラから手作りしていきます。檀さん流にアレンジしたグラノーラは、甘さと塩気のバランスが絶妙で、ホームメイドならではの新しい味わいに!

また、グラノーラには珍しい「ゴマ」を使用することで、香ばしい香りが漂い、普段シリアルを食べない人でも食べやすくなるもの嬉しいポイントです。シンプルなグラノーラはヨーグルトや牛乳と合わせて朝食に楽しむのも◎。

特製グラノーラ

(800mlの保存容器2個分 約1500g程度)
<材料>
・オーツ麦 500g

*ナッツ類
・くるみ 100g
・カシューナッツ 100g
・アーモンド 100g
・かぼちゃの種 100g
・ピーカンナッツ 100g
・ピスタチオ 100g

・砂糖 200g
・塩 小さじ2
・白ごま 適量

<作り方>
1.オーツ麦、ナッツ類、白ごまをそれぞれ順番に弱火でこんがり焦げ目がつくまで乾煎りする。

DAN’s Point!
・材料の乾煎りは、サイズが同じものに分けて火の通りを一緒にする。
・焦がさないように注意。
・くるみは脂が多いので別に分けて行うのがおすすめ。

2.別のフライパンに砂糖200gを加え、弱火で鍋をまわし、混ぜながら溶かして行く。

DAN’s Point!
・アルミのフライパンが適度に焦げるのでおすすめ。
・全て砂糖を溶かしきるまで焦がさないように注意。
・水を入れない。

3.砂糖のフライパンの火を少し強めて、キャラメルが煮立って煙が出たら水を半カップ加えて、水分を飛ばしながらまぜ、2・3分煮立たせる。

DAN’s Point!
煙が出た瞬間に水を入れないと焦げてしまうので注意!

4.煎ったナッツ類を全て混ぜ合わせ、キャラメルソースを弱火で絡める。

5.よく混ざったら火を止めてクッキングシートに広げる。

6.煎ったゴマを1/4程度まわしいれる。
7.キャラメルをしっかり乾燥させるために1時間くらい冷蔵庫に入れる。
8.冷蔵庫から取り出し、残りの煎ったゴマも全て混ぜ合わる。
9.ナッツ類を固まっていたら手でバラバラにほぐしながら、オーツ麦と混ぜ合わせる。

10.塩気が足りなかったら、塩を適量加える。

密閉容器に入れれば、長期保存も可能です。

手作りでより美味しく、プレミアムなグラノーラバー

特製グラノーラを作り終えたら、持ち運びにも便利な「グラノーラバー」を作っていきます。

グラノーラバー

<材料>
・特製グラノーラ 250g
・バター 15g
・マシュマロ 大10個
・お好みのドライフルーツ各種(ドライいちじく、レーズン、プルーンなど)

<作り方>
1. ドライいちじくなど、大きいフルーツは刻む。
2. 特製グラノーラに、ドライフルーツを混ぜ合わせる。

3.マシュマロとバターを焦がさないように弱火にかけて溶かす。

4.マシュマロがフライパンいっぱいにふくらんだら、2を少しずつ加え、ひとまとまりにしていく

5.4がまとまったら、火を止め、クッキングシートを敷いたバッドにうつす。

6.クッキングシートで両側を包み、フライ返しなどで上から抑え、四角形など形を整えていく。

7.冷蔵庫で1時間寝かせてかためる。
8.冷やし固まったら好みの大きさにカットして完成。

グラノーラを使ったアレンジレシピ。スパイスをきかせた、トレンドの桃サラダ

最後にご紹介するのは、特製グラノーラをトッピングに使った桃サラダ。サラダにグラノーラをプラスすることでザクザクの食感が楽しめ、立体感が加わります。近頃流行りの桃を使ったサラダですが、実はスパイスを合わせると、果物の甘みを引き立ててくれ、より一層旬の味を美味しくいただけます。

桃とモッツァレラのサラダ グラノーラをプラスして

<材料>
・桃 5個
・モッツァレラチーズ 100g
・ざらめ 大さじ2
・ラム酒 大さじ1
・ベイリー酒 小さじ2
・オリーブオイル 大さじ2
・塩 ひとつまみ2
・ミント 10枚
・レモン汁 半分
・塩、こしょう 少々
・カイエンペッパー 適量
・グラノーラ 適量

*お好みで
・赤唐辛子 小さじ1
・レモンゼスト
・エディブルフラワー
・ピンクペッパー

<作り方>
1.桃はカットして冷蔵庫に入れ冷やしておく。
2.ザラメ・ラム酒・ベイリー酒・オリーブオイル・レモン汁を混ぜドレッシングを作る。
3.お好みで、レモンゼストを1にいれる。
4.ミントを細切りにする。
5.ミントを2のドレッシングの中にいれる。
6.塩・こしょう・カイエンペッパーを加える
7.モッツァレラチーズを手でちぎる。
8.冷蔵庫から桃を取り出し、モッツァレラチーズと桃とドレッシングをよく絡める。
9.グラノーラをトッピング、お好みで、エディブルフラワー、ピンクペッパー、ブルーベリーとミントをいれて完成。

DAN’s Point!
・ピリッときかせたカイエンペッパーが桃の味を引き立てる!

家でもアウトドアでも大活躍。自分好みの特製グラノーラを楽しんで。

一度にたくさん作って保存しておけば、アウトドアにも、お家でサッと食べるときにも活躍する、万能な「グラノーラ」。クラフト紙に可愛く包めば、プレミアムな行動食の出来上がりです。自分好みのナッツやフルーツをたっぷり使って作れるのも、ホームメイドならでは。ひと手間かけてつくる行動食で、山のおやつ時間がいつもより楽しみになるかもしれません。

取材協力:CLUB3719

(写真:村上岳)

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ライター:
小林 未歩