カテゴリー: 場所

2000m越えの東京都最高峰「雲取山山頂」を目指してトレイルランニング!

秩父多摩甲斐国立公園の真ん中にそびえる東京都最高峰の山《雲取山:2017m》。東京都で唯一2000mを超える山です。

山梨県、東京都、埼玉県の境界に位置しており、登山でも人気の山。今回この雲取山の山頂へは人気の高い鴨沢ルートを走ることにしました。

村営駐車場→堂所→七つ石山小屋→七つ石山→雲取山山頂→雲取山荘→堂所→村営駐車場の約20kmのコースです。

アクセス

奥多摩駅よりバスで約30分鴨沢バス停下車。

自家用車の場合少し上がったところに村営の無料駐車場があります。

動物に注意!

今まで数回雲取山に入っていますが、結構な頻度でニホンジカに遭遇します。入山して早々にシングルトラックを走っていると上にニホンジカがいました。

リスク管理としてむやみに近寄らないことと、熊鈴など音の出るものは必携装備として持つ必要があると思います。また、他にも夏の時期には虫刺されや蜂の被害が多くなりますので、ポイズンリムバーも救急セットのリストに入れる必要があります。

標高差を生かして登り・下りの練習に

標高約600mからのスタート山頂は約2000mなので10kmで片道1400m登ることになります。ただ、帰りはほとんどが下りですので、トレイルランニングで登りの練習がしたい方、下りの練習をしたい方には練習には最適な山だと思います。

平日は登山者少ないですが、週末は登山者も増えますので、すれ違う際には止まって挨拶や周りに配慮しながら走るなど、当たり前のことはしっかりと守りましょう。

まずは七つ石山山頂へ

村営駐車場から1分くらいの所に登山口があります。

この日の天気は小雨がパラパラと降っている状況で霧も濃く出ている状態でした。こういう時はロストもしやすいのでこまめに地図を確認しながら進みます。

山頂までに七つ石山小屋経由の分岐や、このような巻道などがありますので注意しましょう。

堂所までは登り基調ながらガレ場はそれほど多くはないですが、どう所を過ぎると写真のようなトレイルがかなり増えます。

今回は七ツ石小屋を経由し七つ石山を目指すルートで走りました。「富士の見える山小屋」というフレーズに惹かれますが・・・生憎の天気で何も見えませんでした。

この小屋では水場、トイレも揃っておりますので小休憩にどうぞ。数少ないですがテント場(有料)もあるようです。

富士の見える天気の良い日にこの小屋でテントを張るなんて贅沢を想像しながら、少し休憩して七つ石山に向かうことにします。

標高1754mの七つ石山に到着。

人気の展望を求め、雲取山山頂へ

ここから雲取山山頂を目指すと少しづつ霧が晴れてきたような・・・
展望に希望を持って進みます。

進んでいくと山頂までの案内図が増えてきます。この先からは稜線を進むことになるので、天気が良い日にはいい眺めが見れます。山頂に近づくにつれてガレ場の急登が続きます。

山頂のすぐ手前には大きめの避難小屋があります。

これが見えたら山頂はもう目の前!

そしてついに山頂へ!!!
着いた時には濃い霧も多少晴れていました。

山頂で余韻に浸り避難小屋の方へ戻ると、そこには一本の稜線がくっきりと見える素晴らしい眺めがありました。晴れると空は真っ青で緑と青のコントラストが美しい景色を見ることができます。

山頂での景色を後にして15分ほど先に進むと雲取山荘があります。縦走する方達はこの宿に泊まることが多いようです。また、山荘下にはテント場(有料)もあるとのことでした。

雲取山荘で折り返し巻道を使って登山口まで折り返しました。途中には狭いシングルトラックがあったり、見た目がかなり不安定そうな橋があったりと、所々危険箇所がありますので滑落など注意して進むようにしましょう。

鴨沢登山口から雲取山山頂までに水場が多く4箇所から5箇所ほどあります。丁寧に水場への案内もあります。

場所によってはこのような水場もありますので、自己責任でお願いいたします。

奥多摩駅→雲取山山頂のルートも魅力的

奥多摩駅から鷹ノ巣山を経由する石尾根縦走路でのピストンも、トレイルランニングをするなら距離は約42kmと長いですが魅力的なコースです。

東京最高峰の百名山雲取山いかがでしたでしょうか?
自然の素晴らしさを再認識させてくれる雲取山。

皆さんも是非一度行ってみてください。

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ライター:
塙 翔太