100%電力自給のオフグリッド住宅から淡路島に移住し、ソーラーパネルとポータブル電源で暮らす『プチオフグリッド』をはじめたサトウチカさん。その暮らしについてお聞きしました。
vol.01_フツーの主婦がはじめた100%電力自給!オフグリッドな暮らし
vol.02_淡路島への移住。オフグリッドからプチオフグリッドへ
vol.03_ソーラーパネル&ポータブル電源で楽しむ プチオフグリッド!
朝起きて天気のいい日には、家の前でソーラーパネルを広げることからプチオフグリッドな暮らしははじまります。
「前の日からお天気をチェックして広げます。ソーラーパネルは影が一筋でも入っていると充電効率が落ちるので、できるだけ影の入らないように障害物や遮るもののない開けた場所がいいですね。
晴れていても風の強い日はパネルが飛んでキズが付いたりしないように、風の強さも気にしています。曇りや雨でも発電しますが、発電効率が悪く雨には濡れない方がいいので、お天気があやしい時には置いたままにはしない方が良いかもしれません。慣れるまで広げている間は少し気を使いますが、慣れてくれば太陽光を浴びて充電している姿をみるのは楽しいです。」
ソーラーパネルで集めたエネルギーは、ポータブル電源(バッテリー)に蓄電されます。どんな家電に使っているのかたずねてみました。
「熱を発生させるモノはたくさん電力を使うので、そうでないものなら割となんでも使っています。特に充電する電気アシスト自転車、パソコン、携帯電話は得意と言えます。」
使っている家電を集めてもらうと、掃除機、ドライヤー、電動アシスト付自転車の他に、炊飯器、パソコン、携帯電話、ミシン、扇風機、ヨーグルトメーカー、加湿器。写真以外には電気毛布、洗濯機にも使っているそうです。
「最近はポータブル電源とミシンを繋いで服やカーテンなどを作る事を楽しんでいます。
オフグリッド住宅で暮らしていたころは100%電力自給でしたが、今も無理なく太陽光と上手く付き合いながら、自然のリズムに合わせた生活を送っています。」
実は私、アウトドア派ではないんですよ。と言いながらも、これからポータブル電源を持ち出して、こんな使い方をしてみたいと話してくれました。
「今使っているポータブル電源は大容量なので少し重いのですが、車に積み込めば関係ないので、どんどん出掛けたいと思っています。
暑い時期なら扇風機やアロマポットの虫除けなんかもいいと思いますし、ピクニックがてら広い場所で充電させ、パソコンを広げて執筆したりするのも楽しいと思います。
マンションなどの集合住宅のベランダでソーラーパネルを広げるのもおすすめです。できるだけ影にならないように、そして風で飛ばされないように気を付けてくださいね。高さ50cmくらいの台を作って、その上に乗せて使用するくらいが良いかも知れません」