もっと太陽光を有効活用したいという思いから、ソーラークッキングも実践しています。ソーラークッキングは、太陽の光や熱を利用してお湯を沸かしたりお料理やお菓子をつくったりする、太陽熱調理法のことです。
主に使用しているのは、二重真空管ガラスの筒に食材を詰めるタイプのソーラークッカーです。
「食材が持っている水分で調理するので、うま味や甘味がギュッと詰まった濃厚な美味しい料理ができるのが特長です。不思議ですが、おひさまでつくったお料理は驚くほど美味しいんですよ。」
メニューはアクアパッツァ。地元で獲れたイトヨリ、家庭菜園のインゲンに加え、近くの産直市場で購入したズッキーニ、トマト、タマネギ、ニンニク。そして味付けは塩のみです。
野菜を細かく切って、真空二重ガラス管の中に材料を全て入れます。
野菜からの水分だけで作る無水調理です。小さめの魚ならはらわたを取ってそのままで。
太陽光を集めるアルミ箱を庭にセットして40分待ちます。晴天の日には筒の中は200℃以上になるそうです。
40分後、
ソーラークッカーの筒から材料を出します。中の銅板のみが熱くなるシステムなので、取り出しも安心。この瞬間からスープのいい香りがしていました。
ソーラークッカーで作ったアクアパッツァの出来上がり。
太陽光だけで魚も野菜にもしっかりと火が(陽が?)通っています。
魚と野菜のだしがたっぷりと出ていて、ニンニクが味のアクセントに。塩しか入れてないとは思えないくらいの旨みがありました。スープまで飲み干して大満足。
子どもでも簡単にできるので、キャンプや自由研究で体験するのもいいかも知れません。お湯を沸かしたり、サツマイモをふかしたりする他に、焼き鳥や魚を焼くこともできるそう。いろいろ試してみたくなります。
WOLRDTRAILSは海外の…