アウトドアで必ずと言っていいほど登場する食べものといえば、何を思い浮かべますか?
焼いても鍋に入れてもおいしいソーセージは、アウトドアで人気の食べもののひとつではないでしょうか。ただ、多くはスーパーや道の駅、アウトドアフェスでの出店などで「できあがったもの」を食べることが多いのがソーセージ。
それを今回はゼロから作ってみようと思います。
しかも、見た目も楽しいグルグル巻きのアフリカンソーセージ。
アウトドア体験施設『CLUB3719』の檀さん自慢のFIRE TABLEで豪快に作っていくことにしましょう。
お肉というのは、熱が加わるとどんどんパサついてしまいます。したがって、ソーセージも作りはじめるまではできるだけ熱を与えないことがポイント。キャンプ場などでその場で仕込む場合は、お肉を半冷凍にして持っていくといいでしょう。
―調味料
・塩 23g
・砂糖 10g
・ホワイト、ブラックペッパー 各5g
―ハーブ
・山椒
・フェンネル
・セージ
・ローズマリー
―スパイス(お好み)
・コリアンダー
・クミン
・クローブ
→スパイスは控えめに。ハーブをメインで。
お肉は色々なものを入れたほうがベター。かつ脂身がないとパサつくので、バラ肉などの部位も使うのがおすすめ、脂身を中心に細かく刻みます。牛脂も使うと良いでしょう。
ハーブは細かくしてお肉になじむように。
ひき肉に脂身、牛脂、ハーブ、スパイス、そして塩・砂糖とホワイト・ブラックペッパーを加えます。
そして機械で15分~20分間ほどこねます。
お肉ができあがったら、腸詰め。羊腸は東急ハンズやお肉屋で置いてあることが多いので、調達しましょう。とても薄くデリケートなため、専用の器具に慎重に伸ばしていきます。
そしてゆっくりとお肉を腸に詰めていきます。ひとりでも可能ですが、今回のように長いアフリカンソーセージを作る場合は二人で行うとスムーズ。
グルグル巻きのものと、連なったものと2パターン作ってみました。腸詰めは丁寧に行う必要があるため、思っている以上に時間がかかります。明るいうちに余裕を持っておくと良いでしょう。
続いて忘れてはいけないのが、下茹で。腸詰が終わったらそのまま火にかけたいところですが、火力を調整しづらいアウトドアでは、火は焼き色をつける&豪快に楽しむことを優先し、あらかじめ火を通しておくのがベターです。
下茹でしたソーセージを、FIRE TABLEで一気に焼きます。キャンプでは焚き火で豪快に楽しんでみてください。
あらかじめ火は通しているので、お好みの焼き加減に焼きあがったら完成。
今回は自家製パンと冷製スープとともにいただきます。
自分たちで作らずとも、美味しいソーセージは売っています。けれども、そんなソーセージも大自然で楽しむアウトドアだからこそ、自分たちで作ってみる。そうすることで、「その場」をより楽しく演出することができるのです。何よりも、詰める材料もお好みで選べるし、苦労して詰めたものを焼くということがプレミアム。
ぜひ、丁寧に仕込んだソーセージをその場で焼く楽しみを体験してみてください。