ファイヤースタンドを使って、香り豊かな丸鶏のロースト!Kitchen on the Farmへの挑戦 |WHAT A DELICIOUS OUTDOOR #8

前回からはじまった”Kitchen on the Farm”への挑戦。

今回は鉄工所にオリジナルで作ってもらったファイヤースタンドで初調理。作るのは、キャンプではダッチオーブンで作るのが一般的な「丸鶏のロースト」。この日は空気も澄んで茅野市街の背後にたたずむ雄大な八ケ岳の姿がくっきり。アウトドア料理をする最高の環境でトライ。

茅野市街と八ケ岳を一望できるCLUB3719も緑が豊かになってきました

下準備、そのひと手間を加えることが重要

ソトで食べるだけで美味しさ倍増の料理は、その下準備にこだわることでさらに美味しくなります。ビジュアルの訴求力抜群の丸鶏のローストを、「食べてもおいしく」仕上げるためにちょっとした一工夫を。

 

 

・塩麹とハーブで一晩寝かす
以前ご紹介した丸鶏のロースト丸鶏のローストと同様、ハーブを皮と肉の間に入れ、塩麹をすりこみます。その状態で一晩寝かすことで、ただ焼くよりもお肉がやわらかくなります。

・25分間蒸す
ダッチオーブンとは違い全体に火を通すのが難しいファイヤースタンド。チキンは焼く前に事前に蒸しておくと火も通りお肉もパサパサにならず、おいしく食べることができます。今回はレモングラスを敷いて25分蒸しました。

 

・スタッフィングもひと手間を
以前のレシピではクスクスを中に詰めましたが、今回はよりしっかりとした食感を味わえる玄米で。以下の材料をチキンスープでソテーしたものを詰めていきます。

<材料>
・いも(新じゃが)
・パブリカ
・いんげん
・たまねぎ(新たまねぎ)
・玄米

 

DAN’s Point!!
・焼くときにチキンの出汁がでるため、玄米は固めに炊きましょう。

待つのではなく、目の前で楽しめるのがファイヤースタンド

準備ができたら、早速焼いていきます。ファイヤースタンドの魅力はなんと言ってもそのライブ感。ダッチオーブンは完成して蓋を開けるまでどうなっているか分からないドキドキ感がありますが、焚火によって目の前で焼かれることで視覚にも美味しさを訴えかけてきます。

 

 

 

焼き目を見ながら、自分でチキンを回転させるというプロセス。この「自分で育てていく」ことにも楽しみを覚えるアウトドアマンは多いのではないでしょうか。

 

盛り付け時にも香り付けのポイントが

チキンがしっかり焼けてきたら、盛り付けの準備。自家菜園の採れ立てのビーツをその場で洗って使えるのがKitchen on the Farmの魅力のひとつ。

 

今回のレシピのテーマは「フライ・オン・ザ・シトラス・オーシャン」。爽やかな柑橘系の香りの付いた丸鶏のローストに仕上げます。

 

 

チキンの下に敷いたものは以下の通り。

<材料>
・採れ立てビーツ
・ヤグルマ草
・キンレンカ
・ビオラ
・タイム

さらに上から炒ったナッツを盛っていきます。

 

ソースはシトラスに合うこだわりのラム酒入りカラメルソース。もちろんオリジナル。

<材料>
・バター
・砂糖
・ラム酒
・シナモン
・カルダモン

 

こんがり焼けたチキンととろみのあるソースは見た目の相性も抜群。

 

こちらで完成!ファイヤースタンドで焼き上げたワイルドさと、柑橘の爽やかさが相まってこの季節らしいアウトドア料理となりました。

 

DAN’s Point!!
・ダッチオーブンの場合は中にミカンを詰めて香りを入れますが、今回は丸焼きなのでチキンの下に敷いて熱と共に香りをつけます!

Kitchen on the Farm、その魅力の探究は続く

 

前回は「スピード感」、そして今回は「ライブ感」が魅力のKitchen on the Farm。次回の記事ではどんな魅力が引き出されるのか。アウトドアシーズンもいよいよ本格化、次回もお楽しみに。

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ライター:
羽田裕明