ゴージャス過ぎるキャンプ、グランピングを提供することでテレビ等でも話題となっているCIRCUS OUTDOORが今回のイベント『Breathing』を主催。8月に行われたグランピングは編集部も体験してきましたが、その記憶が新しい中での今回のイベントです。
東京というとコンクリートジャングルで高層ビル群が立ち並ぶ、世界を代表する大都会。中心地でもたとえば新宿御苑や代々木公園など自然が溢れるスポットはありますが、東京の西部に位置する奥多摩はまさに”大自然”。
今回はその中でもアウトドア好きには定評のある檜原村が舞台。会場はキャンピングガーデンモク。高台に位置する施設も充実したキャンプ場です。
こちらの会場にテント・タープが設営されており、大自然の中でのヨガ&アロマ体験がスタートです。
木陰が映る広々としたテントの中、1時間かけてアロマに関する基礎知識や、実際に好みの香りをもとに調合する体験が行われました。
アロマというと、日本では身近に香りを楽しんだりインテリアとしてみたりと使われていますが、本来は医薬品として認められているんだそうです。したがって扱い方などにも注意点があるとのこと。前半はそういったアロマに関する基本的なことを教えて頂きました。
表面的に楽しむのも良いですが、こうして前提となる知識を入れてもらえると、何をするにしても深みが増して一層楽しむことができますね。
個人的に印象的だったのは、嗅覚は直接脳と繋がっているということ。
食べ物が安全かどうかも、人は匂いを嗅ぐことで判断するように、嗅覚というのは人間にとってとても大事なものなんだそうです。この知識は、不備な環境下に置かれることもあるアウトドアでもとても役立つものですね。
アロマにも消費期限があり、柑橘類は約半年、その他は1年ほどと言われているそうです。気になった場合は酸化していないか鼻で嗅いで確認しましょう。
ひとつひとつの香りの効果を教えていただきながら、実際に香りを皆でチェック。香りの好みと期待する効果を合わせて、自分に合ったアロマスプレーを考えていきます。
先生による調合の仕方のレッスンが終わったら、いよいよアロマスプレー作りに挑戦。
いざ作るとなると、どんなものにしようか悩んでしまって編集部はなかなか手を付けられませんでした。
思い思いのアロマスプレーを作り終えたら、次はヨガ体験へ。自身で作ったアロマの香りで既に良い気分に浸っている中でヨガ、期待が膨らみます。
ヨガという言葉は「つなぐ」という意味だそうで、文字通り「○と○をつなぐ」アクティビティ。
今回は大自然の中でのヨガということで、自然と自身をつなぐ意識を持って取り組みます。
苦手なポーズの時にいかに平静を保ち、呼吸を整えるか。
自分にとって心地の良いところを、自身で勝手に限界を作らず、自分の身体に聞いてみることで見つけていく。
ヨガというと何となくエクササイズなイメージを持っていましたが、自分と向き合うことなんだなとその時感じました。
この日は天気にも恵まれ、紅葉も色づき始めたタイミングだったので環境としては最高でした。
それぞれマットを敷いて準備ができたら、自然の中に自身が確かに存在することを感じながら体験レッスンは開始します。
青空の光が射す中、先生の指導に合わせて約40分ほどヨガを体験。
参加者は自身でヨガマットを持参している経験者や、編集部のような初めての方など、男女問わず参加していました。
最後は円になって参加者同士がつながります。
一連の体験を経て、大地や人とのつながりを感じることができたような気がします。屋内でのヨガも良いですが、こうして山の中で行うヨガはきっとヨガ本来の思想を最大限味わうことができるんだと思います。
自分自身に感謝をし、ヨガ体験が終わりました。
ヨガが終わったのは12時過ぎ。身体も動かしたしそろそろお腹が空いたなと感じるタイミングで、用意されていたのは身体に良さそうなランチでした。
バリエーション豊かで彩り鮮やか。どれも健康的な料理で、身体を動かした後にはぴったりです。
アウトドアでの食事はそれだけでも美味しく料理をいただけますが、自然の中で良い香りに包まれて、身体を動かした後の食事は格別ですね。
いかがでしたか?
普段は都会の喧騒の中楽しんでいるアロマやヨガ、食事。それを大自然の中で体験することで、心地よさが増幅したり、自分自身と向き合ったりすることができます。
日常ではなかなか心も身体も開放的になることは少ないと思います。そんな時は、普段から触れていることも外に出て、自然の中で体験してみると新しい気づきや大切なものを得ることができるかもしれませんよ。
文:.HYAKKEI編集部 /写真:黒木武浩(黒木写真事務所)