キャンプに行けば必ずと言って良いほど、一人は持っているDODのバッグインベッド。(自称)DOD大好き芸人の筆者も1年ほど愛用しています。今回は、実際の使い勝手や、難しいと言われる組み立てについて、女性キャンパーの目線でお伝えします!
コットとはキャンプ道具の寝具の一つで、分解して持ち運べる簡易ベッドのようなものです。一枚の布と、フレームがセットになっています。寝具道具は、他にもエアマット やインフレーターマット、クローズドセルマット等があります。これらとの圧倒的な違いは寝心地の良さと断熱性。
体を地面から離して寝ることが出来るため、先述の二つの寝心地とは比べ物になりません。また、底冷えが厳しい冬場のキャンプではコットは必須アイテム。地面から遠い分、コットの有無で大幅に快適さが変わります。
DODという名前は多くの方がご存知かと思いますが、実は2018年まで “ドッペルギャンガーアウトドア”という名前でした。うさぎのロゴの可愛らしさと、女性受けの良いカラー展開を行なっています。
それでは早速、バッグインベッドの特徴を紹介していきたいと思います。
簡易ベッドなのに、たったの2.6kg!2Lの大きいペットボトルくらい。一人用のキャンプギアは物が良くても、重かったり使いづらいと、使うのが億劫になってしまいますよね。コットは、組み立て時に持ち上げたり、テントの中で移動したりするので、”軽いと感じるか”は重要ポイントです。
“バッグインベッド” という名の通り、バッグパックに入るコンパクトサイズ。さらに、トートバッグのような絶妙な長さの持ち手のおかげで、重さを感じずに気軽に持ち運べます。
無骨なカッコ良いキャンプギアも素敵ですが、電車や街中での持ち運びでは目立ちすぎてしまうことも…。DODのコットは、ナチュラルカラーのおしゃれなケースに入れて、コンパクトに持ち運べます。バイクにも積めるサイズ感なので、ツーリングキャンプにも持ってこいです。
口コミでも多くの人が語る組み立ての難しさ!!私も購入前にかなり危惧してたポイントです。実際、どれくらい難しいかと言うと、利用4回目までは一人では(パーツが固すぎて)組み立てられませんでした。
押し込むようにして力づくで組み立てるのですが、最初は男性にお願いして組み立ててもらっていました。(男性でも1回目はプルプルする硬さのようでした…。)しかし何度か利用していると、フレームが柔らかくなるのか一人でも組み立てられるようになります。初めて使う場合は事前に家で練習するだけでなく、何度か使用して馴染ませておくと安心です。
と、ここまでは組み立ての難しさをお伝えしましたが、全体重をのせて使うことを考えると、これくらい丈夫な方が良いのかなとも思います。
耐荷重120kgという安定性に加え、沈み込みのある布地での寝心地は、キャンプではなかなか出せない快適さです。155cm程度の女性が寝た場合は、写真のような沈み込み具合になります。1年ほど使っていますが、生地が伸びたり、破れたりといったこともありません。
一つ難点を挙げるとすると、このまま冬に使うには少し寒いかなと思います。冬は地面とコットの間に荷物やマットを入れるなどして外気をカットする必要があります。
約1万円で購入可能のバッグインベッド。インフレーターマットやエアマットと比べると高く感じるかもしれませんが、寝心地の良さや耐久性の高さ、さらにはバッグインベッド自体の機能性の高さを考えると、かなり高いコスパです。
DODのバッグインベッドは、今流行りのナチュラルカラー。その中でも写真のタンカラーが一番人気です。タンカラー以外にも、ベージュとカーキとブラックの4色から選べます。
それでは、バッグインベッドの組み立て方をご紹介します。一度組み立てれば、簡単に覚えられますが、買ったばかりのときは力が必要です。
バッグインベッドの内包品は、ベッドの布1枚、足部分のワイヤー8個、サイドを支える直線ワイヤー2本です。紛失してしまうような細かいパーツはありません。
まずは、コットのサイドに2本のワイヤーを通します。
2本を通し終わったら、次は脚の組み立てです。脚の先端はワイヤーがフィットするようになっているので、向きを確認します。
コットの穴から見えているフレームに、脚をグイグイとはめ込んでいきます。ここが力がいるポイントです。
コツとしては、最初に写真のようにコットを地面に垂直に起こてください。そして、先に脚の下側をフレームにセットしてから上側をはめます。
脚の上側をはめるときは、脚に体重をかけ下に押し込むようにして(写真参照)、はめるようにしましょう。かなり力のいる作業なので、何度か練習してみてください。
※脚の下側を片足で踏みながら押し込むと、女性でもスムーズに組み立てれれるようです!
ページ: 1 2