こんにちは!走ること、楽しんでますか?
「笑顔で楽しく走る!無理をしない!」をモットーに日々ランニングを楽しんでいる、スマイルランナーの中村優です!
普段 一般的な公道を走るランナーとして、ランニングを楽しんでいるわたし。
走ることは大好きだしこれからも続けていきたいのだけれど、 2017年は新しいことに挑戦したいのです!
・・・ということで、わたしが選んだのは山の中を走るトレイルランニング 、通称「トレラン」!
もともと山登りも大好きだから、 綺麗な空気の中でランができるって、想像しただけでワクワクします。ただ、公道を走るランニングとは違ってなんだかハードルが高そうなイメージがあります。
装備は何が必要なんだろう、舗装されていない道を走るのはどんな感覚だろう、歩きの登山でも息が上がるのに、それを走るだなんて・・・!
ひとりで悩んでても始まらない! ということで、プロフェッショナルにアドバイスをもらうことにしました。
これを読めば、トレランを始めてみたい!という方に必要な道具がまるっとわかるはず!
ぜひ最後まで読んでみてください!
昭島アウトドアヴィレッジにあるコロンビア・マウンテンハードウェアのショップへやってきました。
こんにちは〜!
こんにちは〜いらっしゃいませ!
中村さん、お待ちしてました。本日いろいろ中村さんのお手伝いをさせていただく、上田 瑠偉(うえだ るい)です!
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今日は中村さんの、トレランへの不安を僕がきちんと払拭させていただきますね。お任せください!
(さすがトレラン界のプリンス・・・笑顔が爽やか)
じゃあまずは、基本となる足元からいきましょうか。
普段どんな靴を履いて走られてますか?
う〜ん。いろいろ履いてるんですけど、ファンランが多いので、軽さよりもちゃんとクッションがあるタイプを選んでます。
そしたらトレランシューズもそんなに抵抗なく履けるかも!
僕みたいに駅伝やってた人からすると、トレランシューズって最初けっこう重く感じるんですよ。
それに比べて、ファンラン向けのシューズに似ているのですぐ慣れると思います。
ふむふむ。そしたら普段ファンランする人はトレランにチャレンジしやすいかもしれませんね!
そしたら、ロード用との大きく異なるところってどこなんですか?
1番はソールですね。こんな感じでボコボコしていて、滑らないようになってるんです。
あ、ほんとだ!
これがスパイクの役割をしてるんですね。
このボコボコの数や深さもシューズによって異なるので、トレイルのサーフェス*によってシューズ選びをしていきます。
*サーフェス・・・地面の状態をいいます。土の道や木の道、石の道など様々なサーフェスのトレイルが存在します。
軽いシューズは、ロード出身の方や足がしっかりできてる方にはオススメしたいです。
ただ、軽量化のためにミッドソールがむき出しになっているので、岩場がきつい場所では足が痛く感じるかもしれません。
なるほど〜どれだけ鍛えているかによっても選び方が変わってくるんですね。
ちなみにわたしみたいな、ランニング初心者ではないけれど、トレランは初めて!みたいな人にオススメなシューズってありますか?
カルドラド(右)かバハダ(左)をオススメします!
このふたつであれば、どんなサーフェスでも対応しているので、履き心地が問題なければ、あとは色の好みで決めて大丈夫かと思います。
すごい!めっちゃ軽ーい!
うーんどちらも履きやすいし、しっかり掴める感じがする!フィット感ばっちりです。バハダの色違いの黒も可愛いけど、悩むなあ・・・。
ちなみに今回チョイスしたシューズで、僕は大会で優勝しました。
それ、ばっちり欲しくなっちゃうやつですね(笑)
色はあとで全身のコーディネート見て決めますね!
ちなみに、トレランシューズで登山をするのってどうなんですか?
全然ありですよ!僕も登山をするときがありますが、トレランシューズで登っています。過酷な山とかでなければ、軽いトレランシューズも相性良いと思います。
・ウィメンズ バハダⅢ
http://www.montrail.jp/items/BL4570/
ロードのときってわたしバッグって持たないんですよね。ウェストポーチくらい。
トレランって、みんなけっこう大きめなバッグを持っているイメージがあるんですけど、実際はどうですか?
そうですね。トレランは登山と同じと考えてもらうとわかりやすいかもしれません。食料や水、ウェアなどの装備を入れるので、必然的にバッグもロードに比べ大きめになるんですよね。
この、食料や水の準備がとても重要なんです。大会に参加することをイメージしてご説明しますね。
ひとつ目の理由としては、まず時間です。同じ20kmでも、トレランの場合は時間がロードの1.5倍以上かかるんですよ。なので、消費するエネルギーも必然的に多くなります。
わたしはもっとかかる気がしてます!(笑)
ふたつ目の理由として、ロードのようにエイドステーションが多くありません。20kmのレースで2箇所くらいしかない場合もあるんです。
えっそんなに少ないんですか!?そしたらきちんと水や食料は用意しておかないとですね。
そうですね。あとはロードと違い救助が届きにくい山の中に入るので、最悪の場合を想定して、十分に装備が入るバッグは必要になるんです。
確かに! ちなみにサイズってどれくらいがベストなんですか?
短いレースだと小さいもので十分ですね。
短いレースってどれくらいの距離なんですか?
そうですね・・・僕の場合は30km以下をショートと呼んでいます。
ええっ! 30km以下でショートなんですか!?
短いレースだと30kmくらい、ミドルだと50km前後、ロングだと100km以上ですね。
すごい・・・ハードな世界だ!
わたし実は、初めて今度20kmのトレランの大会に出る予定なんですけど、最低限何を用意すれば良いですか?
まずは飲み物。1リットル持っておくと良いと思います。後は食料を少しだけ用意しておけると安心ですね。あとはエマージェンシーシートとか。
食料って、ジェルとかがオススメですかね? わたし、10kmくらい走るとすぐお腹空いちゃうんですよね(笑)
そしたら、手軽に食べられるおにぎりもオススメですよ!
山でおにぎり!すっごい楽しそう〜!
ハイドレーションパックって知ってますか?
水入れるやつですよね? なんだか点滴みたいな見た目!
これってどれくらい入るんですか?
これは2リットルくらい入るって言われてるんですけど、実際は1.5リットルくらいかなーと感じてます。
それでも十分ですね!
ただ、このバッグはポケットがハイドレーション専用になっているので、他の荷物が入らなくなってしまうんですよ。
もうちょっと着替えを入れたいとか、しっかり食料を持つとなると少し小さいかもしれません。
普段山も行くので、もう少し入るといいなあ・・・。
こっちがメインとハイドレーションの入るところが別になっているバッグになります。
20kmのトレランならこれで十分かなと。
こっちのが使い勝手はわたしに合ってそうですね。
あとはおしゃれ系だとこの辺もオススメです。
えー! めっちゃ可愛い! 普段使いも全然できますね!
これって機能的にも問題ないですか?
トレランザックとして作られているので、大きさ含めて問題ないですよ。
めっちゃ可愛い!!
これは通勤ランとかに使われてる方も多いですね。僕も使ってます。
色違いで黒もあるんですね。うんうん、良いですね。
これが良い! 色はウェア次第かな。キープにします!
即決でしたね(笑)
・シングルトラックレースベストパック
http://www.mountainhardwear.jp/items/OU0460/
・シングルトラックレースベスト
http://www.mountainhardwear.jp/items/OU0459/
ウェアはロードとトレランで違いはありますか?
大きな違いはありませんね。ウェアは速乾性が重要なのですが、山ウェアもロードウェアも、どちらも大体カバーできちゃいます。
確かに!町を走っているひとたちを見てもトレランとの特別な違いはないかも。
あとはカラーやサイズなど、体型にあったものを選んでもらえれば大丈夫です!
色がカラフルで可愛い〜!緑も良いけど黄色も良いなあ。
派手な色は山でも見つけてもらえそうだから、大事(笑)
帽子はかぶった方が良いですか?
僕はキャップのツバのせいで視界が狭まってしまうのがあまり好きではなくてかぶらないのですが、どちらでもOKかなと。
うーん。わたしはロードの時はかぶるので、トレランでもかぶりたいな。キャップは浅いのが多くて風に飛ばされたりしそうなので、サンバイザーにします!
この山柄のTシャツも可愛い〜!
あと、タイツって履いた方が良いですか?
トレランは、タイツを履いていない人が多い印象です。
枝で引っかいたり、転んだ時などに傷つくのが気になる場合は、履いた方が良いかもですね。
日焼け対策として履く必要はあまりありません。森林の中を走ることが多いので、ロードに比べて直射日光を浴びることが少ないんです。
レインウェアを選ぶときのポイントはなんですか?
レインウェアは大会の必携道具なので持っておかないといけないアイテムなんですが、実際は使わないことが多いんです。だから一番は、かさばらない、軽い、が大事です。
えー必携なんですか! 知りませんでした!
登山ウェアよりも意識したいのは、ストレッチが効いているものや、シャカシャカ感がないものですね。そのほうが、しなやかで動きやすいんです。
それと、レース中はバッグの上から羽織るので、見た目やフィット感ではなく、ワンサイズ大きめのサイズを選びましょう。登山でもよく使うのであれば通常サイズでもOKです。
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・ディプシートレイル T1
http://www.mountainhardwear.jp/items/OR0878/
・ディプシートレイルショーツ
http://www.mountainhardwear.jp/items/OR0882/
最後に僕の私物の中から、持っていると便利なグッズをご紹介します。
ロードと比べて山の中には虫が多いので、必須アイテムです!
これは登山でもみんな持ってますね!
この柔らかい素材のソフトフラスクっていうボトルは、バッグ正面のポケットにしまえますし、ハイドレーションと違って飲んだ量がわかるので、オススメですね。
おもしろい道具出てきたー!なんだか楽しくなってきますね。
このコップは折りたたみが可能なので、荷物がかさばりません。取っ手部分はカラビナに取り付けることもできます。
最近は、足つり防止になるマグネシウムが入っているものや、宮崎県のゼリー屋さんと開発した日向夏味など、色々な種類が出回っているので、日々飲み比べてみるのも楽しみのひとつです。
こういった容器に移しておくと飲みやすいのでさらにオススメです!
山の中には毒を持った動物もいます。これは刺された場合に毒や針を吸い出すためのアイテムです。
何これめちゃめちゃ吸い付く! おもしろい〜! こんなアイテムあるなんて今まで知りませんでした!
汗に反応して体温を下げてくれます。ひんやりして気持ちいいですよ。もちろん日焼け対策としても使用できるため万能です。
そして、これがいちばんオススメです! めちゃめちゃ万能。ケータイやお財布、なんでも入ります。これの上からケータイの操作も可能です。着替えなんかを入れるのにもオススメですよ!
他にも、エマージェンシーシートや、ロングコースの場合は夜も走るのでヘッドライトを持っておくことをオススメします。
上田選手にアドバイスをいただきながら、わたしが購入したトレランアイテムがこちら!
・ゴーストライトジャケット
http://www.mountainhardwear.jp/items/OR6482/
・ディプシートレイルショーツ
http://www.mountainhardwear.jp/items/OR0882/
・ディプシートレイル T1
http://www.mountainhardwear.jp/items/OR0878/
・ディプシートレイルパック
http://www.mountainhardwear.jp/items/OE0888/
・ナッシングビーツアトレイル ランニングバイザーⅡ
http://www.montrail.jp/items/XU0009/
実際に着てみるとこんな感じ。明るいカラーを黒で引き締めた、とってもお気に入りの色使いに仕上がりました。これでトレランデビューも、ばっちりです。
トレランをこれから始めたい人にとって、役に立つ情報をたくさんいただきました。
ロードランナーや登山をされている方は、持ち合わせの道具がけっこう活用できそうです!
最後に上田選手から「自分の身は自分で守りましょう。」という心に染みる格言を一言。
上田選手、本当にありがとうございました!
そしてトレラン初心者のみなさま、わたしと一緒に素敵なトレラン生活、スタートさせちゃいましょう。
次回はいよいよ、トレランの実践編をお送りします! お楽しみに♪
それではね〜♪