焚き火台選びって悩みますよね?私も悩みます。
そこで、焚火バカの2人が、いま気になる最新の焚き火台をお借りし、実際に使わせていただきました。良い点、気にある点をレポートします。
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こんにちは、焚火が大好きな2人「BONFIRE FREAKS(焚き火バカ)」です。
これから様々な焚き火アイテムを使って、メーカーに怒られない程度にレポートしていきたいと思います。
見城:
「面白い企画だけど、大丈夫?」
猪野:
「不安です」
見城:
「メーカーさんから怒られたり、商品リースできなくなったりしない?」
猪野:
「不安です…」
見城:
「でも、ユーザーにリアルな情報を届けることが、この仕事での私たちの役目でもあるよね?」
猪野:
「不安です……、この記事がユーザーに届く前に、お蔵入りしないか…」
見城:
「まあ、猪野くんの仕事が減るだけだし、始めますか!」
猪野:
「それ、不満です!」
記念すべき第1回は、焚き火には欠かせない「焚き火台」です。
焚き火台は組み立て式が多く、専用ケースも付属されていることが多く各メーカー工夫を凝らしています。コンパクトになることで、ザックやトートバックに収納できるため、車がなくとも持ち運べるのは嬉しい限りです。
組み立てる時間はアイテムによって違いますが、3秒から1分ほどで設営できます。
見城:
「どのアイテムも簡単に設営できて、キャンプや登山で、もたもたしなくて済むね」
猪野:
「あれは、本当にカッコ悪い。ギアはぶっつけ本番ではなく、購入したら、まずは試さないとダメですね。ギアばかり良くて、使いこなせない人、結構いますからね」
見城:
「そんな猪野くんは?」
猪野:
「わ、私は…」
空気の力で着火をアシストするSOTO「エアスタ」。
中央の筒の下から効率良く空気を取り入れる構造になっているため、焚き付けがスムーズです。サイズ展開している着脱式のウィング(火床)は、人数やロケーションによって焚火台のサイズを変えられます。
また、焚き付けの組み方も筒に小枝や細くした薪を縦に入れましょう。スカスカよりも適度にギュウギュウがベストです。
猪野:
「東京ビッグサイトみたいですね!」
見城:
「確かに!何か最新鋭の建築っぽいかも。焚き付けがラク。種火が安定して燃えるので火の番をしていなくても、自然と薪に燃え移る。筒下にフィンキャップを置くことで、風がぶつかり、空気が上昇する仕組みなんだね!」
猪野:
「良く燃焼するから、ついつい筒の中に枝とか入れたくなりますね」
見城:
「良く燃えるということはそれだけ灰になるということだから、程よく入れないと!筒の部分は詰まりやすいから、種火が出来たら筒には入れないでウィングの上に置くのが良いね。豪快に燃やしたい人には向いているけど、逆に燃費は良くないのかも?」
総合評価(最高評価は五つ星)
○目立ち度
見城 ☆☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
他の焚火台と同時に着火し始めても、着火失敗の心配がなく、勝てます。インパクト大
○携帯性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆
ちょっと重い。電車での移動の場合は、かさばる
○耐久性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
ひとつひとつのパーツがしっかりしている
○設営性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆
ウィング部分が鋭利。でも、付属されている軍手は有り難い
○燃焼性
見城 ☆☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
空気の力で予想以上に燃やしてくれる
○デザイン性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
ダサかっこいい!
独立したプレートを接続させるタイプの焚火台。耐熱、耐酸性に優れた厚手のステンレスプレートを使用しています。
変幻自在の焚火台は最大6枚、最小3枚までを接続できるので、アウトドアシーンのニーズに合わせて、焚火から網を乗せてバーベキュー、暖炉などに使えます。
見城:
「剛性もかなりしっかりしていて、通気口もしっかりあるし、このサイズ感が良いね」
猪野:
「お花みたいですね」
見城:
「接続部分は専用のクリップで固定できるので、熱で歪んだり、外れる心配がないね。ちょっと重いけど、持って行く枚数を選んで、シーンで使い分ければ便利かも」
猪野:
「いや、夏ミカンの断面図みたい」
見城:
「……」
見城:
「あれ、猪野くん、3枚バージョンは?」
猪野:
「すみません、私の頭脳だと組み合わせが出来ませんでした」
見城:
「もう!3枚の場合は、ロックポイントを逆にして接続するんだよ!!」
猪野:
「YouTubeで見ておきます!」
総合評価(最高評価は五つ星)
○目立ち度
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
キャンプ上級者にはグッとくるアイテムだが、一般的なキャンパーには響かない
○携帯性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
見た目よりも重量がある。専用のケースが有れば、なお良し
○耐久性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
枚数が少ないほうが安定する
○設営性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆
パズル的な設営は好みが分かれそう
○燃焼性
見城 ☆☆
猪野 ☆☆
枚数によって燃焼性にバラつきがある
○デザイン性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
斬新でインパクトはあるが女子ウケはしない!かも?
名前のとおり、薪の壁を作ります。着火は下からで、薪が段々に燃えていきます。薪と薪の間に小枝や杉の葉を挟んでおくと、より燃えやすくなります。
猪野:
「完全に横着な焚火台ですね」
見城:
「確かにそうだけど、火と熱が上に広がろうとする力を活かしたこの発想力は、日本人にはないよね」
猪野:
「完全に乾いた薪なら、放っておいても燃え続けるかも。でも、湿度の高い日本では、ちょいちょい手入れをしないと消えちゃいますね」
見城:
「滞熱しないので暖まりたい時には不向きかもね。暖炉の様に、炎を目で見て楽しむ贅沢な仕様かな」
総合評価(最高評価は五つ星)
○目立ち度
見城 ☆☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
調理器具としての使い方はほぼ無理。男心をくすぐるが、自己満足で終わりそう
○携帯性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
これも専用ケースが欲しい
○耐久性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
火が当たる面積が少ないので長持ち
○設営性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
簡単、下に不燃布や金属のバットなどを敷く必要があるかも
○燃焼性
見城 ☆☆
猪野 ☆
風除けが全く無いので、防災の観点からも風の強い日には厳しい。日本の環境と相性が悪い
○デザイン性
見城 ☆☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
インスタに投稿したくなる!
「灯り」をテーマにしているUCOはランタンやヘッドランプが有名です。
今シーズンから「灯りを持ち歩く」から「灯りを楽しむ」として焚火台を販売開始しました。収納時は3.5センチの厚さになるため、バックパックの背面に入れて、気軽に持ち運べます。
猪野:
「サイドのシルエットがハート型みたいなので、炎と一緒に燃え上がりたいですね」
見城:
「網も付属されているので、調理にも最適だね。空気もサイドから適度に入ってきそうだし、燃焼も問題なさそう」
猪野:
「薄いステンレス製だから、長年、使っていたら、恋と一緒で歪んでいきそうだけど…」
見城:
「そこは恋と一緒で常日頃からのフォローやメンテナンスで補いましょうよ」
猪野:
「はい」
総合評価(最高評価は五つ星)
○目立ち度
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆
サブの焚火台、調理台として持っておくと良いかも。焚火台の2台持ちはなかなかキャンプ場にはいない
○携帯性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
ザックに入る薄さは高評価!汚れは気になりますが…
○耐久性
見城 ☆☆
猪野 ☆☆
薄い分、耐久性は落ちる。しょうがない
○設営性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
調理もこなせて値段も手頃、オールマイティな一品。最後に網をハメると安定度が増すため、焚火台よりも調理に向いている
○燃焼性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
サイドにしか空気穴がないので、風を見極めが大事
○デザイン性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
飽きのこないデザイン
設営は3秒、焚き付けもスムーズ、炭の後片付けもラクな三拍子が揃ったオールインワンモデルの焚火台です。
猪野:
「焚火台のイメージが四角だったので、完全にやられましたね。可愛さがある焚火台なので、女性ウケもして、モテそうです」
見城:
「それにしてもオシャレに組んだね。通気口がないけど、大丈夫?」
猪野:
「空気、見えてないんですか?通気口がなくても空気は常に流れてますから!まあ、お椀型の形状で余計な壁がないので、通気口がなくても空気は常に循環するんですよね。だから、普通なら気にする焚き付けの組み方も心配の必要がなさそう」
見城:
「焚き付けの失敗だけは避けたいよね。通気口がないから、放熱も抑えられて、専用の焼き網を使えば手軽に調理もできる」
総合評価(最高評価は五つ星)
○目立ち度
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
この形がスタンダードになる前にゲットしておけば、注目される
○携帯性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆
収納ケースを有効活用すれば、有りかな。例えば、ボールの内側に焚き付けアイテムを入れるとか
○耐久性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆
足が細いから、太い薪ばかりくべると倒れるかも
○設営性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
ダントツの速さ
○燃焼性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
フラットに近い形なので風には弱そう。焚き付けの組み方を失敗しなければ、簡単に燃える
○デザイン性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
シンプルで美しいフォルム。ありそうでなかった丸いタイプ
見城:
「結局、どれが良いの?」
猪野:
「全部すね」
見城:
「それ、メーカー向けの返事だよね?」
猪野:
「はい」
見城:
「うわ、ズルい!でも、この5アイテムは、スタイルによって使い分けられるし、まずは自分のキャンプスタイルにあったアイテムをチョイスすることが大事だよね。
例えば、できるだけシンプルなキャンプをしたいなら、UCOやTschum。道具を沢山持って、豪華なグランピングスタイルなら、ColemanかSOTO。
で、1~2人でシエラカップ片手にウィスキーをちびちびやりながら、炎を楽しむ、みたいなスタイルなら、SPORTESかな?」
猪野:
「上手くまとめましたね。これなら仕事も減らなそうです!」
見城:
「それはどうかな?」
見城:
「何かあってからでは遅い!これ絶対、大事!」
猪野:
「火遊びは気をつけないと水を掛けられますからね」
見城:
「なんか、この企画、続くか心配になってきた…」
猪野:
「もう次も考えていますし、この企画ステッカーも作りましたからね。もう後戻りはできません!」
見城:
「それ、オレが作ったんだよね」
次回は焚付けアイテムと火吹きアイテムをレビューします!お楽しみに。
(写真:見城 了)
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