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子どもとやりたい!『焚き火で絶品焼き芋』完全攻略法

すっかり季節は冬到来。アウトドアには焚火が温かくて、調理が楽しい季節になりました。
ということで、焚火の腕を挙げながら楽しむ絶品焼き芋を完全攻略しましょう!サツマイモは秋に美味しいイメージがありますが、1~3月は保存熟成されて糖度が増す時期。焼き芋の旬はこれからですよ。

子どもと焼き芋 オススメポイント「美味しくて栄養たっぷり」

サツマイモは、炭水化物、ビタミン、ミネラルなど人が生きていくために必要な栄養成分をバランスよく含んでおり、「準完全栄養食品」と言われています。
穀類(米、麦、大豆)は、栄養学的に多糖類や油脂がその主成分であり、エネルギーの供給が主です。
ビタミンやミネラルは十分に含まれていません。

その点、サツマイモは穀類(米、麦、豆)と野菜の両方の特性を有しています。
日本人の主食である白米と比較すると、サツマイモ(焼き芋)は、日本人で摂取量が不足している食物繊維およびカルシウム含量で約10倍以上多く含まれています。
また、白米には含まれていないカロテンやビタミンCまでも、さつまいもには含まれているのです!

焚き火で焼き芋の作り方

【用意するもの】
サツマイモ、アルミホイル、濡れ新聞紙、塩

  1. 小枝と枯葉をしっかり燃やして灰とおき火をしっかり蓄えましょう。
  2. 赤いおき火が出来たら10分程度冷まします。その間に芋をよく洗い塩をたっぷりとまぶします。
  3. 濡れた新聞紙で芋を二重に巻き、さらにアルミホイルで包み、熱くなった灰の中に投入。15~20分後に掘り出して向きを変えます。
  4. 向きを変えて20分。火が通ってすっかり柔らかくなります。
    余分な塩を払落し、皮をむいてそのままパクリ!

サツマイモにふくまれる、でんぷんを糖化するアミラーゼは塩素イオンと反応して活性を増していきます。

そのため、しっかり塩をまぶすことでサツマイモがより甘くなっていくのです。

【美味しく焼くコツ】
ゆるやかな温度上昇の中で酵素のはたらく時間を長く維持する!

焼き芋は「アルミホイル巻き?」「濡れ新聞紙+アルミホイル巻き?」焚き火で焼き比べてみた

焼き芋の焼き方は、一般的に「アルミホイルで直接芋を巻く」方法と、「濡れ新聞紙で巻いてさらにアルミホイルで巻く」が良く知られています。
どっちも変わらないんじゃないの?という素朴な疑問のもと、焚き火で焼き芋はどちらが美味しいか試してみました!

用意した芋の品種は焼き芋の定番「鳴門金時」!
少し小ぶりで約90gのもの。
写真の右側が新聞紙+アルミホイル、左側がアルミホイルのみ。

写真のような少し白い灰がしっかり出てきたおき火の温度は、なんと約200度!!

まだ真っ赤に燃えている部分を少し避けて、灰に埋めて待ちます。
レシピ通り、20分後に一度ひっくり返して、さらに20分ゆったり待ちます。
さて、合計40分の調理時間を終えて焼き芋を掘り出します!

どちらも火が通ってすっかり柔らかくなりました。
この時点では両方とも美味しそうな焼き芋になっています!
肝心のお味は…

【アルミホイルのみ】
ホクホクとしっかり焼け、軽くお焦げで香ばしい仕上がり。定番焼き芋の食感。
【濡れ新聞+アルミホイル】
しっとりして食感も柔らかく、アルミホイルのみの芋に比べ、甘さがしっかりある。

焚き火焼き芋の実験結果!

「濡れ新聞紙で巻いてさらにアルミホイルで巻く」焼き方は、 甘くてしっとり焼きあがります。
また、香ばしい仕上がりの焼き芋が食べたいときには「アルミホイルだけ巻く」方法が焚き火には向いているようです。

寒い冬だからこそ、焼き芋を楽しもう!

寒い冬のアウトドアに焚き火は欠かせません。ゆったり子どもと焚き火を楽しみながら、二つの焼き方を食べ比べてみてはいかがでしょう。皆さんも簡単にできる焼き芋で、楽しい焚き火時間を過ごしてみてください。

※記事内で使用したアルミホイルは市販のものです
※ほかのホイル焼き製品も作るなら市販の5倍の厚さがある極厚タイプのアルミホイルだと焦げ付きが軽減されます。

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ライター:
岡田 秀一

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