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海と里山の房総いすみ市。暮らしに溶け込む身近な自然

自然のなかで

千葉県の房総半島の東側に位置する、いすみ市。
小さい頃から自然の姿はほとんど変わりません。
今もその風景があたりに広がっています。

当時は近所の友達と池でザリガニ釣りをしたり、
小さな森に基地を作ったり、
夏は近くの海に泳ぎに行ったり。

『自然に触れる』というのはアウトドア体験ではなく、
ごく日常の暮らしのなかにありました。

路上クルーズ

自然が豊富と言えども、
この地域には登山者が訪れるような雄大な山があるわけでも、
透き通るような清流や趣きある湖畔の景色があるわけでもありません。

ただこじんまりとした、
心地よく力の抜けた自然が一様に広がっているという感じです。

このあたりの道路は渋滞とは無縁。
運転は自由な舵取りでクルージングをしているような感覚です。

海沿いを離れて内陸に走り出せば、すぐにあたりは里山風景へと変わります。
遠くに雰囲気のいい広場や木立を見つけたら、
ちょっとそちらに舵を回して。
車を停めたら後ろのハッチを開けて腰かけると、
生き物の鳴き声や草木のそよぐ音が聞こえてきます。

まるで、どこかの孤島に来たみたいな気分ですよ。

少し高いところから

房総と言えば海、です。

砂浜を歩くのも気持ちが良いのですが、
高台に立つ灯台からその風景を楽しむのもおすすめです。

断崖の先を眺めると、
彼方まで伸びる海岸線に、ミニチュアのように小さく寄せる波の様子が望めます。
それに、吸い込む空気に透明感がある気がして、爽快な気分になるんです。

夕暮れになると回り始める灯台の光は、
離れた場所からもよく見え、光の力強さに頼もしさを感じます。

借景(しゃっけい)

自然の色や香り、聞こえてくる音などから季節の移り変わりを感じていると、
行き慣れたお気に入りの場所は、段々と自分の庭のような感覚になってきます。

家の庭の外にある自然を、その庭の背景として取り入れる造園技法があるそうですが、
僕はそれに似た感覚で身近にある自然を楽しんでいる気がします。

ふらっとお気に入りの場所を訪れて、
そこの空気を吸う。
それが、僕の日常アウトドアの楽しみ方です。

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ライター:
関田 裕明

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