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【Vol.72 巻機山】雄大な草原と池塘が見所の巻機山を実際にレポート/バン旅百名山

2人の大学生がバンライフで日本百名山制覇を目指す企画。今回の登山先は、新潟県と群馬県の県境に位置する巻機山。機織姫の伝説が残るこの山では、壮大な草原と池塘が見所!紅葉と雪のコントラストも見ることができる巻機山の特徴や登山ルート、山行レポートなどをご紹介していきます!

「巻機山」の特徴は?

ぱくたそ

新潟県と群馬県にまたがる巻機山は標高1,967mの山です。山頂付近では豊富な高山植物や池などが楽しめる山となっています。また山頂からの眺望も素晴らしく、広大な景色を見ながら木道歩きを楽しむこともでき、初心者の方にも人気のある百名山の1つとなっています。

巻機山に登るコースをご紹介!

巻機山に向かう一般的なコース|井戸尾根コース

こちらは巻機山に向かう一般的なコースのため危険個所も少なく、初心者の方でも安心して挑戦することができます。山頂付近までは樹林帯を通り、樹林帯を抜けた先には壮大な景色が待っています。道中には木道のある歩きやすい箇所もあり、景色を堪能しながら登山を楽しむことができます。また山頂までの緩やかな稜線歩きはとても美しく、山頂からの360度のパノラマの景色を望むことができます。

沢登りなどさまざまなスキルが必要な上級者コース|ヌクビ沢コース

こちらは上級者向けのコースとなっており、途中に沢登りなどさまざまなスキルが問われるコースです。ヌクビ沢は登り専用のルートとなっており、下山は井戸尾根コースと同じルートから下山する必要があります。人があまり踏み入れないコースということもあり、道中では圧巻の自然の風景を楽しむことができます。

紅葉と雪のコントラスト!巻機山を実際にレポート

ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。今回は、一番ポピュラーでもある井戸尾根コースをピストンで行ってきました。巻機山は他にも上級者向けコースもあるため初心者から上級者まで楽しめる山です。

雪と紅葉のコントラスト!前巻機へ

今回は井戸尾根コースをピストンします。登山口にあるこちらの分岐を右に行くと井戸尾根コースへ。左側に行くとヌクビ沢コース、天狗尾根コースへ行くことができます。

登山口からしばらくは、樹林帯の急登を登っていきます。展望もなく、地面もかなりぬかるんでいるため視界が開けるまで黙々と進みます。

5合目を過ぎたあたりで視界が開ける箇所があり、そこから見る景色はまさに絶景。紅葉のピークと冠雪が重なり、なんとも幻想的な景色が広がっていました。

視界が開けてから1つ目のピークである前巻機までは階段状の登山道を登っていきます。雪がちらつくこの季節はこの階段が要注意。凍っていたら迷わずチェーンアイゼンをつけましょう!

いよいよ巻機山山頂へ!頂上の大草原を楽しもう!

登山口から1時間40分で前巻機に到着。その後一旦下り、巻機山頂上を目指します。晴れていれば、前巻機から正面に巻機山を見ることができますよ。

巻機山山頂までの最後の登りです。溶けた雪が川のように流れる登山道を登り、山頂を目指します。

登山開始から2時間10分で巻機山山頂に到着!と言いたいところですが、こちらは実際のピークではありません。ここから右手に10分ほど進んだところにあるケルンが山頂の目印です。

標識のある地点から実際のピークを目指します。ピークまでの登山道は比較的なだらかで、広大な草原歩きを楽しむことができます。特に、この季節限定の雪と草紅葉が織りなす景色は圧巻です!

巻機山標識地点から雪をかぶる牛ヶ岳を

巻機山山頂からは隣の谷川連峰が見えるほか、越後駒ヶ岳、八海山など上信越の山々を見渡すことができます。

本日のスケジュール

※コースタイムには個人差がありますので、参考程度にご覧ください。

登山口(8:29)
前巻機(10:11)
巻機山(10:46)
登山口(13:04)

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、三国山脈に位置する巻機山に行ってきました。巻機山に登る前日に今年初めての積雪を記録し、紅葉と雪の素晴らしい絶景を見ることができました。登山道自体は登りやすく、初心者でも登れると思います。しかし、これからの時期はチェーンアイゼンを持っていくと安心です。

次回予告!越後三山の一角「越後駒ヶ岳」

次回は越後三山の1つでもある越後駒ヶ岳へ。標高はそれほど高くはありませんが、途中から急登の連続。切れ落ちた痩せ尾根を歩くスリル満点のコースです。また、雪と紅葉の景色も見所!次回もお楽しみに!

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ライター:
イケダとコスギ