ロープはキャンプやアウトドアで非常に役立つ道具の一つです。しかしロープの編み方には種類があって、なかなか覚えるのが大変ですよね。今回はキャンプでよく使うロープの編み方を8つ紹介します。さまざまなシーンで活躍するので覚えておいて損はないですよ。
キャンプで使うロープはパラコードがメインになります。パラコードとはパラシュートコードの略で、軽くて丈夫なナイロン製です。テントの張り綱や荷物の固定などさまざまなところで使用します。色や柄も種類が多く、オシャレにアレンジすることも可能です。
好みの長さに切った後に両端を火であぶることでほつれ止めができ、簡単に加工できるのもポイントです。
さつま編み(アイスプライス)をする場合は3つ打ちロープを使うのがポイント。3本のストランドで編まれていて強度が高く、一般的なロープといえばこの3つ打ちロープのことです。使われる素材でも強度や耐久性が変わってきます。パラコード同様、ナイロンが一番強度があります。
【用意するもの】
使う長さを決めた後にコードを切るハサミと、切断した末端を火であぶるためのライターが必要です。3つ打ちロープは火であぶれないのでライターは必要ありません。
さつま編みとは、ロープをほどいて再びロープを編み込んでいくやり方です。キャンプや荷造りに使う編み方で、強度が最も高い編み方の一つ「さつま結び」や「アイスプライス」とも呼ばれています。さつま編みには「巻き差し」と「かご差し」の2種類があります。
ロープを持ち運ぶときは、できれば絡まないようコンパクトにしたいところです。そんなときに活躍するのが棒結びです。1本のロープを束ねてコンパクトにできる編み方で、カラビナをつけることでいろいろなところに引っ掛けることができます。また同じロープの長さでも、編み方によって細く長くしたり、太く短くしたりできるのが特徴です。
スネークノットは別名「つゆ結び」とも呼ばれている基本的なパラコードの編み方です。節が一つずつ連なる編み方で、蛇のようにクネクネ動くことからスネークノットと呼ばれています。一度編み方を覚えてしまえばあとは繰り返すだけなので、初心者でも簡単に編むことができます。動きによって編み目が可動するので、ストラップ以外に、ペットのリードや首輪にも最適です。
パラコードを2本使って、ブーツの紐を編み上げたようなきれいな形になる編み方です。ブレスレットやキーホルダーに最適で、オシャレできれいに見せたいものにつけるといいでしょう。編み方のポイントは、きつく編むよりもある程度ゆるく編むほうが仕上がりが良くなります。
ジッパー編みとは、仕上がりがジッパーのようにジグザクになる編み方です。2本のパラコードを使うので、自分好みのカラーコーディネートができます。とても簡単な編み方なので初心者でもお手軽に編むことができるでしょう。細身のデザインでとてもしなやかに曲がるため、アクセサリーに最適な編み方の一つです。
別名「平編み」や「コブラステッチ」とも呼ばれ、こちらもパラコードの基本的な編み方の一つです。2本のパラコードを使いますが、慣れるまでは違うカラーのパラコードで編むほうがわかりやすいでしょう。映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の主人公がつけていたブレスレットで話題になりました。
もやい結びはキング・オブ・ノット(結びの王様)と呼ばれるくらい基本中の基本の編み方です。木やペグなどにロープを結びつけるのに便利な方法で、最終的に輪っかを作る形になります。シンプルかつ簡単な結び方で初心者でも覚えやすく、ほどくのもすぐにできるのでぜひマスターしましょう。
キャンプでテントやタープを張るときに使う自在金具ですが、この自在金具と同じ機能をするのが自在結びです。結び目を移動させて長さを調節できるので、張り綱の調整にはぴったりです。自在金具を忘れたときや壊れてしまったときに活用できるよう、ぜひ覚えておきましょう。
ロープワークにはさまざまな種類がありますが、基本的な編み方を覚えてしまえばいろいろな場面で活躍します。荷物を縛ったり張り綱の調整をしたりロープワークのバリエーションを増やして、ぜひキャンプで活用しましょう。
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