山に登る楽しみの一つである山ごはん。
次の山行はどんな山ごはんにしようかなぁと考えるだけでわくわくしてしまうという方も多いのではないでしょうか。
「山で美味しいパスタが食べたいなぁ」
僕が山ごはんにはまったのはこのように思ったのが始まりでした。市販のパスタソースを使わずに、にんにくと鷹の爪をオリーブオイルで炒めてアルデンテに茹でたパスタを絡める、これを山で作ってみようと・・・。
「山でそんなことが可能なのだろうか?」
最初はそう思いました。同じように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はいくつかのコツを知っていれば、山で美味しいパスタを作ることはそんなに難しいことではありません。
今回は数ある山ごはんの中でもパスタをテーマに、山パスタの魅力や山で美味しいパスタを作るためのちょっとしたコツなどについて数回のシリーズで連載させていただきます。ご興味のある方はお付き合いいただければと思います。
みなさんは山ごはんに何を求めるでしょうか?
「軽い」
「簡単」
「美味しい」
山ごはんにおいて、この3つはとても重要だと思います。
なかでも「軽い」ということは山で最も重要でしょう。ではパスタは軽いのかどうかを簡単に検証してます。
米100gはおおよそ356kcalのエネルギーになります。この356kcalと同じエネルギーになる主食の重さについて調べてみました。
(参考サイト:簡単!栄養andカロリー計算他)
上記からわかるように、米、アルファ米、クスクスなどと比較してもパスタは軽い食材ということになります。
軽いということはカロリー効率が非常に優れているということです。少ない量でより多くのカロリーを摂取できるパスタはまさに山向き食材と言えるでしょう。
「パスタは簡単!」という方もいれば、「難しい」「パスタはめんどくさい」などという声もよく聞きます。
なぜこのように意見が分かれてしまうのでしょう?
山パスタを作るコツを知らない方にとっては難しいでしょう。コツを知っている方にとっては簡単なのではないかと想像します。
美味しさというはその人その人の好みの問題なのですが、パスタが好きという方はたくさんいらっしゃると思います。問題は山で美味しく作れるかどうかでしょう。
どうしたら簡単に美味しいパスタが作れるのか?
どういう道具を使えばいいのか?
茹で方のポイントは?
残った茹で汁はどうするのか?
などなど、ソライロ流美味しい山パスタを作るコツについて、本連載でお伝えできればと考えています。
最後にもう一つ、パスタの特徴として色々なソースや食材と相性が良いという点があげられます。アイディア次第で多様なアレンジが可能なので、毎回同じ味で飽きてしまうということもありません。残ったパスタをホットサンドに挟んで食べても美味しいです。あなたの工夫次第で無限の可能性を秘めた山ごはんになる!それが山パスタの最大の魅力ではないでしょうか。
次回からより具体的な美味しい山パスタのコツについてお話させていただければと思います。皆様の山パスタライフのご参考の一助になれば幸いです。
ソライロパスタ