自然の中で過ごすアウトドアに欠かせない道具のひとつ、タープ。日よけになるのはもちろん、雨風をしのぐことができたり、テント直結に設置すれば住空間が広げることもできます。タープは用途に合わせて様々な使い方ができる便利グッズです。今回は初心者にぴったりなヘキサタープ選びのポイントとおすすめ商品14選をご紹介します。
ヘキサタープは六角形の布をポールを使って張るタイプで、初心者にも扱いやすいタープです。布とポールのみなので、コンパクトで軽量です。オープンな空間が広いので開放感があり、大人数で使いやすいのがポイント。
スペースが少なくても設営しやすく、風の向きや雨に備えて張り方のアレンジが豊富なのも人気の理由です。テントの前や横に設置して、リビングダイニングとして使う方も多いヘキサタープ。低めに張ることでタープと影のバランスがよくなり、夜露の防止にもなります。
ヘキサタープ | スクエアタープ | 自立式タープ | スクリーンタープ | |
重さ | ◎ | 〇 | △ | △ |
設営の簡単さ | ◎ | 〇 | ◎ | △ |
風への強さ | ◎ | 〇 | △ | ◎ |
開放感 | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
アレンジの種類 | ◎ | ◎ | × | × |
居住スペースの広さ | 〇 | ◎ | 〇 | △ |
一般的な値段 | ¥10,000~¥20,000 | ¥20,000~¥30,000 | ¥20,000~ | ¥20,000~ |
ヘキサタープには大きく分けて3つのサイズがあります。利用人数により次のサイズを目安に選ぶとよいでしょう。タープ内にテーブルやイスを設置する場合には、ワンサイズ大きいものを選ぶのがおすすめです。ソロキャンプ用は「ミニタープ」と呼ばれることもあります。
タープ内での過ごし方により、気をつけなければならないのがタープの素材です。タープ内でバーベキューや焚き火をする場合には、燃えにくい素材(難燃性)のものを選ぶようにしましょう。
ヘキサタープとテントとつなげて利用したい場合には、セッティングテープのような張りやすい工夫が施されているタープがおすすめです。
外で行うキャンプは、どうしても天候や寒暖の影響を受けやすく、雨の多い時期や場所では耐水性の高いものが必要です。耐水圧は1000~1500mmを基準に選びましょう。夏の暑い時期には遮光性に優れ、UVカット機能のあるタープを選ぶことでより快適に過ごすことができます。遮光性は生地の厚いもの、色の濃いもののほうが効果的と言われています。
下記記事では、キャンプで必須のタープの張り方を写真でご紹介しています。アウトドア歴40年の達人に、見た目だけでなく安全面や本来の目的も考慮したタープの張り方を伺いました!
今さら聞けないタープの張り方|アウトドア歴40年の達人に訊く!#02
ここからは目的別に厳選したおすすめのヘキサタープをご紹介します!
オールインワンで買い足しの必要がないキャンプ初心者に人気のタープです。金具はメインとサブにわかりやすく色分けされています。バックル使用で着脱が簡単な延長ベルトは、テントとの連結やテント内のランプロープとしても使えます。耐水性は2000mm、UVカット機能も十分です。オシャレなカラーもうれしいですね。
キャンプ初心者で、とにかく安くて安心のタープから始めたいという方におすすめです。4~6人対応のスタンダードサイズで5000円台とリーズナブル。雨の侵入を防ぐシームレス加工や防水加工、コーナー部分も強化され、基本的な機能が揃っています。ポールを追加することで広いリビング空間を確保することも可能ですよ。
人気のTC生地を採用しており、タープ内で焚き火が可能です。難燃性だけでなく、遮光性にも優れています。耐水圧は500mm、防カビ加工が施されており、小雨ならしのぐことが可能です。ループが12ヶ所についているので、アレンジが自由自在。ポールは別売りです。1年間保証付きで安心です。
遮光性も高く、シーム処理もしっかりされたスノーピークのヘキサタープです。3000mmミニマムという耐水圧は春や夏の日差しをしっかりカットし、体感温度を低く快適な空間を確保できます。サイズは6人用のL以外に、4人用のMもあります。
創業100年以上の老舗アウトドアブランド「ogawa」。有名な「小川張り」のルーツとなっており、付属のセッティングテープでドームテントとの一体設営が簡単に行えます。
ポールを固定するハトメの位置を調整することで、ベストバランスに仕上がり、耐水圧も1500mmと雨が降っても安心です。
黒と赤の配色がかっこいいロゴスのヘキサタープ。10名前後でも使用できるほどの大きさで、グループでの利用に最適です。UVカット率96.5%、遮光性も99.2%と日差しが強い日にも日焼けを気にせず過ごせます。耐水圧も1200mmあるため通常の雨なら問題なく使えますよ。
クロスポールで初心者でも簡単に設営できると人気のタープです。タープが初めてで不安な方のために、コールマン公式のYouTubeチャンネルでは設営方法が公開されています。広い居住空間を確保したい場合は、長いポールでアレンジしてみましょう。耐水圧は約1500mmと強い雨が降っても安心です。
TC素材でタープ内で焚き火ができ、遮熱性やUVカットにも優れています。表面には撥水加工が施され、小雨程度なら問題なく使えます。カビが生えやすいというポリコットンのデメリットに備え、カビ防止加工も施されているため安心です。12ヶ所のループ付きで多彩なアレンジが楽しめるコスパのよいタープです。
キャンプグッズやファッションでも人気のブランド「mont-bell」。1~2人で使用できるこのタープの収納サイズは、なんと幅23cm×奥行13cm!バイクにも難なく載せられます。
素材は厚めで耐水性は1500mm。難燃加工やウレタンコーティングもされており、機能性の高いタープです。ポールは別売りになっており、アルミタープポール165が必要です。
かっこいいモノトーンアイテムが特徴的なムラコの小型軽量のタープです。シート本体の重さは約500g程度で、ソロキャンプ、ツーリングキャンプなどに適しています。耐水圧は2000mmと申し分ない高さ。設営には2本のポールと8本のペグが必要になるのでご注意ください。
耐水圧が2000mmで強い雨でも安心のコールマンのヘキサタープ。耐水性だけでなく遮光性にも優れており、付属のサイドウォールを使うことで横からの日差しをブロックできます。サイドウォールは追加購入も可能です。日差しやお天気を気にせずキャンプを楽しめるタープです。
ファミリーで使うのに適したサイズで、耐水圧は2000mm。UVカット加工のある難燃性の素材が使われているため、タープ内でのBBQもOKです。タープ片側の裾は、テントに連結しやすいラウンドシェイプになっています。特にneosドゥーブルシリーズのキャノピーとは簡単連結が可能です。風にも強い優れた形状で、アレンジを楽しめます。
ソーラーブロックコーティングを施した生地を採用したタープは、UVカット率99.9%以上、遮光率100%という驚きの遮光性を誇ります。日向と日陰では、なんと15℃以上の差を実現!真夏や日当たりのよいキャンプサイトで使いたいタープです。難燃性素材、耐水圧1600mmと遮光以外の機能も抜群です。
大人数でも使用できる大型のタープで、テーブルや椅子を設置してもゆったりと過ごすことができます。UV遮蔽率は97%以上、生地に施されたシルバーコーティングにより、コーティングのないタープに比べ最大で-4.1℃を実現。夜はランプの明かりがシルバーに反射し明るく過ごせるという口コミもあります。耐水圧も1500mmと高く、急な雨でも安心です。
一言にヘキサタープといってもサイズや機能により、たくさんの種類があります。キャンプサイトは天候の変化が多い場所が多いため、耐水性の高いものは安心です。利用シーンに合わせて、テントとの相性のよいタープを見つけてくださいね!