【2021年最新版】プリムスバーナーを徹底比較!おすすめ6選

プリムスのバーナーといえば、キャンプや登山で大活躍するアイテム。世界中で愛される確かな性能はちろんのこと、余分な装飾のないシンプルかつ機能的なデザインも魅力的ですよね。今回は、使えば使うほど手放せなくなるプリムスバーナーの特徴と最新作も含めたおすすめの6つの商品をご紹介します。

プリムスってどんなブランド?

出典:PRIMUS

「プリムス(PRIMUS)」とは、アウトドア専用バーナー(ストーブ)の老舗として知られるスウェーデンの燃焼器具ブランドです。その歴史は古く、誕生したのは1892年のこと。

“燃料のパラフィンを気化させることでススが発生しない” という画期的なアイテムの登場により、一気にプリムスの名が広がりました。

人類で初めて南極点へ到達した探検家・アムンゼンや、エベレスト登頂にチャレンジする登山家がプリムスバーナーを携行していたことからも、自然を愛する人々から絶大な信頼を寄せられていることが分かります。

プリムスのバーナーの三つの特徴

まずはプリムスが世界中のキャンパーたちに愛されている理由をご紹介します。

特徴その1. 防風性能が高く高火力

(出典:Seb Mooze on Unsplash

屋外で火を使うとなると、どうしても風の影響を受けてしまいます。一般的なカセットコンロだと、強風で火が消えてしまったり、火力が弱まってしまったりすることがあり、屋外で使うのには向いていません。

アウトドア専用のプリムスは防風性能が高い設計で、安心して使うことができます。さらに小型でコンパクトな見た目からは予想も付かないほどハイパワー。素早くお湯を沸かせられるのはもちろんのこと、クッカーを使った調理にも活躍します。

特徴その2. コンパクトかつ軽量

(出典:Seb Mooze on Unsplash

テントやチェアなど、キャンプは何かと荷物が多くなりがちです。車で行くなら多少重くてもあまり気になりませんが、自転車やバイク、徒歩で出かけるなら装備はできる限りコンパクトにまとめたいもの。

プリムスのバーナーはコンパクトかつ軽量で、荷物に入れてもかさばりません。そのうえでバーナーとしての性能は申し分なく、ソロキャンプから大人数のグループキャンプまで、さまざまなシチュエーションで重宝します。

特徴その3. 一体型と分離型から選べる

(出典:Brandi Redd on Unsplash

プリムスのバーナーは、燃料の缶に直接取り付ける「一体型」と、燃料缶にホースでつなげる「分離型」があります。

一体型
シンプルで軽量というメリットがある反面、缶の上にクッカーを乗せる形になるため大きな調理器具は使いづらくなります。

分離型
バーナー部分が独立しているので、大きめの鍋などを乗せやすいのがメリットです。ただしホースの分かさばるのに加えバーナー部分も大きめで、収納にも設置にもやや場所を取ります。

ラインナップの中から自分のキャンプスタイルに合ったものを選べるのもプリムスの魅力のひとつです。

プリムスのバーナー人気6選!

出典:PRIMUS

プリムスのバーナー6種類をご紹介します。

出力重さ値段(公式)※税込
エッセンシャルトレイルストーブ一体型2.6kW/2200kcal/h
(Tガス使用時)
113g5280円
P-153 ウルトラバーナー一体型4.2kW/3600kcal/h
(T型ガス使用時)
116g9900円
IP-2243PA バーナー一体型4.2kW/3600kcal/h
(T型ガス使用時)
253g8250円
115フェムトストーブ一体型2.5kW/2100kcal/h
(Tガス使用時)
57g7700円
ウルトラ・スパイダーストーブⅡ分離型3.6kW/3000kcal/h
(250Tガス使用時)
167g14,080円
エクスプレス・スパイダーストーブⅡ分離型2.8kW/2400kcal/h
(Tガス使用時)
195g11,000円

【一体型】エッセンシャルトレイルストーブ

今回ご紹介するバーナーのなかで最も新しいモデルのシングルバーナー。重心が他よりも低く、高い安定性があります。出力に関しては2200kcal/hと、他のバーナーと比べても中間くらい。

そして特筆すべきはコスパの良さ!既存のラインナップは7700〜14,080円(税込)ですが、こちらは税込で5280円です。これからバーナーを購入したいというエントリーユーザーや、強い火力を必要としないベースキャンプにおすすめです。

【一体型】P-153ウルトラバーナー

ベーシックかつ人気のモデルです。本体重量は116gと小型ながら出力は3600kcal/hと、家庭用の高火力コンロに匹敵するパワーがあります。4本足のゴトクは、コンパクトながら安定性も十分。バーナーは4区画に区切られていて、1区画で火が消えてしまってもほかの部分が燃焼するようになっています。

【一体型】IP-2243PA

本体重量は253gとやや重めのモデルです。出力3600kcal/hは上記P-153と同等ですがバーナーの形状が異なり、こちらは小さな炎口がいくつも集まっているデザインで、火力にも安定感があります。ゴトクも頑丈な作りで、大きめのクッカーを乗せても問題ありません。複数人でのキャンプや重さが気にならない人におすすめです。

【一体型】115フェムストーブ

本体重量が点火装置付きで57gという最軽量のモデルです。出力は2100kcal/hとやや控えめですが、お湯を沸かしたり食材に火を通したりする分には十分。とにかく荷物を少しでも軽くしたい人やソロキャンプ中心の人にぴったりです。一方でゴトクはサイズ120mmの3本足なので、安定感にはやや欠けます。調理には小さめのクッカーを使いましょう。

【分離型】PRIMUS ウルトラ・スパイダーストーブ

分離型ながら本体重量は167gという軽量のモデルです。ゴトクは用途に応じて延長できる仕組みを備え、最大で168mmになります。X字をしているゴトクはクッカーを乗せることで風防にもなり、火力に安定感があります。出力は3000kcal/hです。

【分離型】エクスプレス・スパイダーストーブⅡ

本体重量195gで、脚部兼ゴトクを固定できるロック機構付きのオーソドックスなモデルです。ゴトクのサイズは156mmで重心が低く、鍋やフライパンなど大きめのクッカーを乗せても問題ありません。出力は2400kcal/hで、ガスの気化を促進させるプレヒートパイプにより、燃焼効率は高めです。

プリムスのバーナーを修理に出したいときはどうしたら良い?

(出典: ThisisEngineering RAEng on Unsplash

日本でプリムスのバーナーを取り扱っているのはイワタニ・プリムス株式会社ですが、直接修理を受け付けている窓口はありません。プリムスの調子が悪いときや故障してしまったときは、購入した店舗や販売店に相談しましょう。

プリムスバーナーを持ってキャンプへ行こう

小型軽量で持ち運びがしやすく、なおかつ高火力のプリムスは、野外であたたかい食事や飲み物を味わうためにぜひ持っておきたいアイテムです。豊富なラインナップの中から自分のスタイルに合ったものを選んで、アウトドアライフを満喫しましょう。

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ライター:
.HYAKKEI編集部

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