車を停めたら、すぐに山に入りたいものです。
しかし、こちらの勝手な都合通りにはいかず、延々と舗装路を歩かされることがあります。
「なんだ、ここまで車で来れるじゃん!」などと思ったことがあるハイカーも多いはずです。
そこで今回はする山は、舗装路も飽きずに登山口まで歩ける山を紹介します。
奥多摩エリアにある高水三山です。
この高水三山は、
高水山、岩茸石山、惣岳山の総称を指します。
都心からも近く、高尾に負けない人気コースです。4時間弱で周遊できることもあって、縦走も楽しめます。
登山口も惣岳山側(御岳駅)と高水山側(軍畑駅)にあり、両登山口付近に駐車場もあるのですが、高水山側には無料駐車場があります。もちろん私は駐車代金をケチり無料を選択します。
そのぶん橋を渡り、駅を横切り、線路を越え、生活感をビンビンに感じながら歩くことになります。
ですが、途中から道と並行して沢が流れています。
澄んだ水は綺麗で見惚れ、登山口までの長い舗装路も苦になりません。個人的に思うのですが、ジッと動かないものより、つねに変化するものは見飽きません。だから、山より海のほうが人気があるのかと…。
そんなことを考えていると、すぐに登山口に到着します。
三山のなかで、一番標高の高い岩茸石山からは眺望良好で、動かない景色もジッと見ていられます。勝手ですね(笑)
また多摩エリアは人工林が多く、見渡す限り「杉」です。本来なら、この杉たちは伐採され建物や家具に使われるはずが、安い外国産木材に勝てず、多くが放置されています。その影響もあって春先には杉花粉の飛散が酷く、花粉症のかたには地獄の山行になります…。
そんな杉ばかりの山中に、目を見張る杉の巨木もあります。
このサイズ感には圧倒され、東京にいることさえ一瞬、忘れてしまいます。
年末年始の忙しいなかでも気軽に行ける青梅・奥多摩エリアはオススメです。