スノーピーク製の大人気商品「リトルランプ ノクターン」。2015年12月に発売されて以来、今でも品薄が続くロングセラー商品です。なぜ売れ続けるのか、その魅力に迫り使い方や使用感を徹底解説します。
よく購入比較検討される二つのランタンを比較してみました!
リトルランプノクターン | ルミエールランタン | |
本体サイズ | 約4.7×4×10.5cm | 約7.3×6×18.3cm |
本体重量 | 約102g | 約210g |
燃焼時間(※1) | 約35時間 (220gガス缶使用の場合) | 約28~38時間 (230gガス缶使用の場合) |
値段(※2) | 4500円 | 6900円 |
※1 :各メーカー調べ
※2:2021年4月5日 amazon調べ
ノクターンとルミエールではまず見た目が大きく異なります。ノクターンはストレートの円柱型でルミエールは流線型で流れるデザインが特徴です。またノクターンの重さはルミエールのほぼ半分になります。
燃焼時間はどちらもほとんど変わりません。そのためコンパクトでシンプルなデザインが良い人はノクターン、流線型のデザインが好みの人はルミエールがおすすめです。
スノーピーク製ノクターンのデザインは円柱型のストレートなガラス管で、とてもコンパクトでシンプルです。このシンプルなスタイリッシュさが大人気の理由の一つでしょう。シンプルな分、余計な物が付いていないので壊れるリスクも少なくなります。
色もガラス管以外はシルバーに統一されています。
ノクターンのサイズは約4.7×4×10.5cmで、とてもコンパクトかつ軽量。持ち運びにも困りません。器具栓のつまみは畳めるので、さらにコンパクトになります。
ノクターン最大の魅力はこの炎になります。まるでローソクのように優しく、ゆらゆら揺れる炎に癒されるでしょう。キャンプの夜、テーブルにノクターンが置いてあるだけで雰囲気が温かくなり、癒しの空間へと変わります。
ノクターンは、メインランタンとして使えるほどは明るくありません。あくまで補助的にテーブルの上で癒しの空間を作ってくれるランタンです。
明るさはガラス管を左右に回すことで変えられます。あまり回しすぎると炎が飛び出すので、注意しましょう。
ノクターンの燃焼時間は公式HPによると220gのOD缶で約35時間と、とても長い時間使えます。1時間のガス消費量はわずか7gで、中途半端に余ったガス缶でも十分に使えます。
ただし冬場の使用には注意が必要です。通常のOD缶では、寒さでガスが気化できずに火力が落ちて使い物になりません。そういったときは、気温が低くても火力が下がりにくい、パワーガスを使いましょう。
ノクターンはコンパクトなので収納にも困りません。ガラス管なので慎重に取り扱う必要がありますが、専用の保護ケースが付属しています。ケース内にはスポンジが入っているので、多少の衝撃なら割れる心配も少ないでしょう。
ケースはホワイトでとてもシンプルかつスタイリッシュなデザインです。
ノクターンの使い方はとてもシンプルで簡単です。まずケースから本体を出してOD缶にセットします。
セットしたらガス栓を+側に回し、裏側からノーズの長いチャッカマンなどで着火しましょう。着火したら火力の調整はガラス管本体を反時計回りに回します。
火力が強くなり明るくなるので、一気に癒しの空間に変わるでしょう。火の消し方はガラス管本体を時計回りに回して、火力を一番弱くします。次にガス栓を−側へ止まるまで回せば完了です。
保護ケースにスポンジがあると言っても、あくまでガラスなので割らないように注意は必要です。スノーピークに永久保証があるとはいえ、人為的な破損の場合は修理費がかかる場合があるので気をつけましょう。
また消灯直後はホヤの部分が非常に熱くなっているので、すぐにはケースに入れず冷めるまで待ってから収納します。またキャンプのときにバーナーなどと兼用でOD缶を使う場合は、ガスを使い切ってしまうとノクターンで使用できなくなるのでご注意ください。
ノクターンの最大の注意点はガラス部分のホヤです。うっかり落として割れてしまわないよう注意しながら扱いましょう。
またノクターンはまれに火が付かないときがあります。そのような場合はガス栓が開いていないか、外気温が低くなり過ぎてないか確認しましょう。それでも点火しない場合はスノーピークのアフターサービスに連絡して修理に出します。
スノーピークのノクターンは軽量コンパクトで使い方も簡単。テーブルの上に置けば一気にオシャレになります。またキャンプだけでの使用はもったいないので、部屋でもぜひ使ってみてください。オシャレな癒し空間に変わるのでおすすめです。まるでローソクのような優しい炎に癒されましょう。
(撮影: takugo)