「無人島に3つだけ持っていくなら、何を持っていく?」という質問に対し、サバイバルのプロのお二人が選んだものは下記となりました!
無人島での生活に慣れすぎているがゆえ(!?)、一般人では思いも付かないアイテムもあったのではないでしょうか。
ちなみにお二人は無人島に漂流した場合に、最初にとる行動はありますか?
条件はさっきと一緒で、午前10時に到着した想定でお願いします。
寝床の確保だね。
夏は熱中症の危険があるし、普段とは違う環境で体を壊すと死の確率が上がるから、安心安全な場所を作ることが第一。
なるほど。
”寝床の確保”とは、具体的にどういうことをするんですか?
まずは島を散策して周辺環境を把握する。
安全そうな場所が見つかれば、草をひいたり屋根を作ったりするかな。
他にも生えている植物、水のある場所、道具になりそうな物を探しておきたいね。
人は3日間水分を取らなくても死なないから、水の確保は翌日で良いかなと。
そのあとに、ご飯探し。
なるほど、とても理にかなった優先順位ですね。
ご飯を探すときは、山か海のどちらに行きますか?
海はタイミング次第かな。
干潮時なら浅瀬で貝を拾えるし、ちょっとした水たまりに魚がいることもあるんだよね。
満ち引きのタイミングは食糧確保において重要なんですね!
田中さんは?
俺も同じかな。
貝はタンパク質もあるから重要だよね。
さすがプロは違いますね。
では、もし暗くなってから無人島に着いたらどうしますか?
寝床の確保を優先して寝る!
あ、でも月明かり次第かも。
満月だったら色々できる(笑)
月明かりも条件に入れる必要がありましたね(笑)
場所にしても水にしても、まず安全を確保することが第一かな。
怪我と体調不良が一番の死のリスクだから!
何度も無人島に行っているお二人ですが、これまで使ったアイテムの中で、お気に入りのものや、おすすめのものってありますか?
ソロテントは持ち運びしやすくて便利だなと思う。
あとは、食料確保のためのシュノーケルや3〜4mあるモリもオススメ。
一度使ったら、楽しくて止められない!
3〜4mのモリなんて、売ってるんですね!
他にはステンレスモーラナイフとGサカイのサビナイフは錆びないから優秀。
無人島には真水がないから、錆びないことが大事なんだよね。
あと、折りたたみ式のものは便利だけど、金具の部分から壊れやすいから、ハードに使うなら折りたためないものの方がおすすめかな。
梶さんはいかがですか?
便利だなぁと思うのは、寝る時に敷くクローズドセルタイプのマット(※銀マットのような膨らまないマット)。
安くて持ち運び楽で壊れにくい!
でも寝心地で選ぶなら、インフレーターマット(※スポンジのような空気で膨らむマット)かな。
頻繁に行くからこそ、睡眠の質は重要視してる。
俺はマットよりコットがいい!
ムジプロ(注:無人島プロジェクト)の備品が最高!!
(笑)
ムジプロで使っているのは、DODのコットなんだけど、これも寝心地がすごく良くて。
私もDODのコットは愛用してます!
コットってかさばるけど、寝心地に関してはダントツですよね。
今日はありがとうございました!
最後にお二人が運営している無人島プロジェクトについて、宣伝があればどうぞ!
無人島プロジェクトは、アウトドア初心者でも1人から参加できる2泊3日の参加型ツアーと、仲間たちと無人島にいけるサバイバルプランの二つがあります。
アウトドアを日頃楽しまれている.HYAKKEIの読者のみなさまには、参加型ツアーがおすすめです。
基本的なキャンプ道具はついてくるんだけど、使うかどうかは参加者次第。
まさに今日のお題「無人島で3つだけ持っていくとしたら」を考えてから参加すると楽しいと思います。
友達と一緒になど、自分たちのグループだけで無人島サバイバルをしたい方は、 “無人島サバイバルプラン” もおすすめです!
【無人島プロジェクト】
朝日と波の音で目を覚ます、お腹がすくから漁をする。 何もないからこそ、星空の下で語り合う。無人島プロジェクトは、電気も水道もない無人島で「生きる」を学ぶ体験プロジェクト。
★参加型の無人島キャンプ、参加者募集中!★
無人島プロジェクトでは、毎年夏に参加型の無人島キャンプ「ベーシックキャンプ(2泊3日)」を開催しています。開催歴10年以上の人気ツアー!
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無人島のプロから学ぶサバイバル術。お二人の回答は多少異なるものの、自分が生き抜くための優先順位をしっかり把握して、落ち着いた行動を取れるのはさすがプロですね。
無人島で過ごす時間の長さを考え、「美味しいものを食べて日々を充実させる」という回答は、無人島に何度も訪れているからこその考え。
また、取材を通して石の硬さや潮の満ち引き、月明かりなど、多くの専門的な観点を教わりました。無人島だけでなくキャンプ、遭難、震災、災害でも活かせる知識になるでしょう。
サバイバルを始めるきっかけとして、そんなプロに教わる無人島プロジェクトのツアーに参加してみてはいかがでしょうか。
インタビュー:ちゅぼ
文:まなえもん
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