ハウツー・まとめ

ライターやマッチなしで火をおこす方法を学ぼう|初心者のためのブッシュクラフト入門#03

火の講習を終えて

ここまでが火をおこす(料理をしてみる)講習でしたが、いかがでしたか?

普段、火をおこすのなんてスイッチひとつでやっているので、本来はこんなに時間がかかるし大変なものなんだな……と改めて実感しました。自分がいかに怠けて甘えているか……(笑)すごくありがたみを実感しました。

自然の中で感じる火の温かさは、特別なものがありますよね。

ですね! そして「熱」があるからこそ食べ物も食べられるわけで。ありがたいなあと感じました。

わかります。火という存在に感謝しつつ、これからも楽しんで自然と向き合っていきましょう。

はい!

次回はいよいよ最終回。水の浄化方法について一緒に学んでいきたいと思います。

はいっよろしくお願いします! そして、ごちそうさまでした!

【番外編】後日別日にも火起こしをしてみました

せっかくの火起こしが雨上がりの日になってしまったので、後日、再度火起こしにチャレンジすることに。

ですが、なんとこの日も雨上がり。

…これはどちらかが確実に雨男、または雨女ですね(笑)

でも毎回雨上がりなので、晴男、晴女なのでは…!

なるほど!

せっかくなので今日は「雨の日の火起こしその2」をやってみましょうか。

おお、違うパターンもあるんですね!お願いします!

その1. この前同様、枝を集める

この前と同じく、まずは薪となる枝を集めましょう!

今日の枝も、やっぱり濡れているものが多いですね。

今日はこの湿った枝を削り出して、細くて乾いた枝を削り出すのと「フェザースティック」を作り出したいと思います。

フェザースティック? 名前がかわいい。

(笑)そしたら、実際に作りながら説明していきますね。

その2. 火床を用意する

ここも前回と工程は一緒ですね。さくさくっと用意しちゃいましょう。
今回は前回よりも熱効率を更に上げるために、中にも石を敷き詰めてみましょう。
石に炎で石に蓄熱して、更に燃えがよくなりますよ。

なるほど! ぎっしり敷き詰めます。

その3. 焚き付けとフェザースティックをつくる

それではいよいよ、「フェザースティックづくり」に挑戦していきましょう。

はい!たのしみです。

まずは、太めの枝を選んでください。この木を、ナイフを使って”火口”にも”焚き付け”にも使える形に加工していきます。

ふむふむ。ちょっとむずかしそう。

最初はスムーズにできないかもしれませんが、ナイフの練習にもなりますよ!

加工する枝を決めたら、こんな風に太めの木の枝でナイフので中を叩きながら、枝を割っていきます。

こんな使い方もできるんですね!ナイフすごい。

この方法を「バトニング」と呼びます。”木の枝で叩く”と聞くと、強く叩くことを想像してしまいがちですが、ノミのようにコツコツ叩いてあげると、細かい作業もできるんです。

結構むずかしい…。

コツは、ナイフの刃の先端部分ではなくて、根元部分を主に使うように心がけてみてください!

そしたら、この木をこんな風にさらに細く削っていきます。それをどんどん繰り返していきます。

まずはこれで、”焚き付け”ができました。

確かに、ナイフ初心者には嬉しい練習の機会ですね。

ですね。次のフェザースティックづくりはもう少し難しいかもしれません!

それでは切り出して余った木に、こんな風に切り込みをいれていきます。

おおお! かつおぶしみたい。

かつおぶし(笑)羽毛のように見えることから、フェザースティックと呼ばれています。ナイフで何度も何度も繰り返し、切り込みをいれていってください。

より薄く、よりたくさんカールをつくることで、メタルマッチの火花だけで着火できるようになります!

全然カールにならない。

最初かわはなかなか上手くいかないかもしれません…。が、練習あるのみです!

僕のはこんな感じになりました。

めちゃくちゃ美しい…。

その4. 着火する

そしたらいよいよ、着火してみましょう。

ちゃんとつくかドキドキです!

まずは火床に、作ったフェザースティック敷いて…

上に焚き付けを組み上げます。

それではのちさん! 前回同様「メタルマッチ」の出番です。

前回なかなか上手に扱えなかったメタルマッチ。リベンジです!

それ!

ボッ

おお!

おおお!

めちゃくちゃすんなり火つきましたね!

やったー!上達している!

それを火床にいる、フェザースティックに移すと…

おー! すごい! すぐに燃えました!

すごいすごい。どんどん大きくなりますね。

こんな風に、乾いた木が見つからない場合に、ぜひ試してみてください!

次回こそ雨上がりではなく、ぴかぴかに晴れた状態でできますように…!

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ライター:
古性 のち