ここまでが火をおこす(料理をしてみる)講習でしたが、いかがでしたか?
普段、火をおこすのなんてスイッチひとつでやっているので、本来はこんなに時間がかかるし大変なものなんだな……と改めて実感しました。自分がいかに怠けて甘えているか……(笑)すごくありがたみを実感しました。
自然の中で感じる火の温かさは、特別なものがありますよね。
ですね! そして「熱」があるからこそ食べ物も食べられるわけで。ありがたいなあと感じました。
わかります。火という存在に感謝しつつ、これからも楽しんで自然と向き合っていきましょう。
はい!
次回はいよいよ最終回。水の浄化方法について一緒に学んでいきたいと思います。
はいっよろしくお願いします! そして、ごちそうさまでした!
せっかくの火起こしが雨上がりの日になってしまったので、後日、再度火起こしにチャレンジすることに。
ですが、なんとこの日も雨上がり。
…これはどちらかが確実に雨男、または雨女ですね(笑)
でも毎回雨上がりなので、晴男、晴女なのでは…!
なるほど!
せっかくなので今日は「雨の日の火起こしその2」をやってみましょうか。
おお、違うパターンもあるんですね!お願いします!
この前と同じく、まずは薪となる枝を集めましょう!
今日の枝も、やっぱり濡れているものが多いですね。
今日はこの湿った枝を削り出して、細くて乾いた枝を削り出すのと「フェザースティック」を作り出したいと思います。
フェザースティック? 名前がかわいい。
(笑)そしたら、実際に作りながら説明していきますね。
ここも前回と工程は一緒ですね。さくさくっと用意しちゃいましょう。
今回は前回よりも熱効率を更に上げるために、中にも石を敷き詰めてみましょう。
石に炎で石に蓄熱して、更に燃えがよくなりますよ。
なるほど! ぎっしり敷き詰めます。
それではいよいよ、「フェザースティックづくり」に挑戦していきましょう。
はい!たのしみです。
まずは、太めの枝を選んでください。この木を、ナイフを使って”火口”にも”焚き付け”にも使える形に加工していきます。
ふむふむ。ちょっとむずかしそう。
最初はスムーズにできないかもしれませんが、ナイフの練習にもなりますよ!
加工する枝を決めたら、こんな風に太めの木の枝でナイフので中を叩きながら、枝を割っていきます。
こんな使い方もできるんですね!ナイフすごい。
この方法を「バトニング」と呼びます。”木の枝で叩く”と聞くと、強く叩くことを想像してしまいがちですが、ノミのようにコツコツ叩いてあげると、細かい作業もできるんです。
結構むずかしい…。
コツは、ナイフの刃の先端部分ではなくて、根元部分を主に使うように心がけてみてください!
そしたら、この木をこんな風にさらに細く削っていきます。それをどんどん繰り返していきます。
まずはこれで、”焚き付け”ができました。
確かに、ナイフ初心者には嬉しい練習の機会ですね。
ですね。次のフェザースティックづくりはもう少し難しいかもしれません!
それでは切り出して余った木に、こんな風に切り込みをいれていきます。
おおお! かつおぶしみたい。
かつおぶし(笑)羽毛のように見えることから、フェザースティックと呼ばれています。ナイフで何度も何度も繰り返し、切り込みをいれていってください。
より薄く、よりたくさんカールをつくることで、メタルマッチの火花だけで着火できるようになります!
全然カールにならない。
最初かわはなかなか上手くいかないかもしれません…。が、練習あるのみです!
僕のはこんな感じになりました。
めちゃくちゃ美しい…。
そしたらいよいよ、着火してみましょう。
ちゃんとつくかドキドキです!
まずは火床に、作ったフェザースティック敷いて…
上に焚き付けを組み上げます。
それではのちさん! 前回同様「メタルマッチ」の出番です。
前回なかなか上手に扱えなかったメタルマッチ。リベンジです!
それ!
ボッ
おお!
おおお!
めちゃくちゃすんなり火つきましたね!
やったー!上達している!
それを火床にいる、フェザースティックに移すと…
おー! すごい! すぐに燃えました!
すごいすごい。どんどん大きくなりますね。
こんな風に、乾いた木が見つからない場合に、ぜひ試してみてください!
次回こそ雨上がりではなく、ぴかぴかに晴れた状態でできますように…!
.HYAKKEIの町田が山道具…