温泉街として有名な岐阜県下呂市。
市内にある小坂町は全国有数の滝のスポットとしても知られ、200以上の滝が存在します。
その魅惑の滝めぐりの舞台となるのが、この巌立峡です。
巌立峡は、54,000年前の溶岩で形成された日本一の溶岩流の断面で、上流17kmまで続く巨大な峡。
ここから御嶽山の登山コースまでとつながっており、
御嶽山山行とセットで楽しむのも面白いかもしれません。
写真がその巌立。
左側でこの絶壁は終えていますが、
実は昔はもっと大きく長年かけて川で削られて今の形になったんだそうです。
この巌立峡は、少し歩くとすぐに美しい渓流と滝を楽しむことができます。
渓流と苔と草木の中に、見事に映える橋がすぐそばに。
橋からは最初の見どころである「三ツ滝」を楽しめます。
ここまで徒歩でおよそ10分〜15分。
この日は前日の雨で水が若干濁っているというお話でしたが、
それでも冷たい空気と滝の音で全身が洗われるような感覚になります。
この「三ツ滝」を超えるとさらに滝の名所が続くわけですが、
遊歩道が整備された範囲のコースは、子供からお年寄りまで幅広い層が楽しめる、
やさしいコースとなっているそうです。
これからは紅葉の季節。
美しい滝と紅葉がセットで楽しめる小坂の滝めぐりに、一度出かけてみてはいかがでしょうか?
住所:
下呂市小坂町落合
営業時間:
例年4月上旬から12月中旬まで(積雪・凍結の状況で前後します)
駐車場:
がんだて公園内駐車可(無料)大型バス可
(写真/藤原 慶)