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【中村優が行く!Vol.3】「モントレイル戸隠マウンテントレイル」で大会デビューしてきた

こんにちは!

「笑顔で楽しく走る!無理をしない!」をモットーに日々ランニングを楽しんでいる、スマイルランナーの中村優です!

普段、一般的な公道を走るランナーとしてランニングを楽しんでいますが、2017年は新しく山の中を走るトレイルランニング 、通称「トレラン」に挑戦を決めたわたし。

【中村優が行く!Vol.1】ではトレラン界のプリンス・上田瑠偉選手に、トレランを始めるために必要な道具をたっぷり教えていただき、
【中村優が行く!Vol.2】では、人生はじめてのトレランに挑戦してきました。

そして・・・・ついに! Vol3の今回は、長野県・戸隠でおこなわれる、トレランの大会「モントレイル戸隠マウンテントレイル」に挑戦しちゃいます!

「モントレイル戸隠マウンテントレイル」とは

http://www.nature-scene.net/tmt/

「モントレイル戸隠マウンテントレイル」は、戸隠連峰をのぞみながら自然豊かな戸隠スキー場周辺を走るトレランの大会。絶景を見ながら気持ちよく走れること・比較的ゆるやかなコースであることから、近年注目を集めている大会です。

コースは10km(ショート)の部、20km(ロング)の部に分かれています。わたしの初大会は、ロングコースの20kmの部でデビューを飾ることになりました!

参加人数は約1000名ほど。スタート時間に近くにつれて、会場も徐々ににぎやかになっていきます。

エントリーの受付も済ませ、ゼッケンを受け取ると、だんだんと「これから走るんだ!」とワクワクした気持ちがこみ上げてきます。

優さ〜ん!

あの爽やかな笑顔は・・・

優さん。ついにここまできましたね!

やっぱり! 上田選手だ!

上田 瑠偉(うえだ るい)
高校時代の駅伝部を経て大学時代にトレイルランニングと出会い、初出場のレースで大会新記録・優勝を飾る。以来、海外レースも含め様々な大会で成績を残し、「トレラン界期待の若きプリンス」として、いま最も注目を集めるトレイルランナー。

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めちゃめちゃ晴れましたね〜!今日は気持ち良くトレランデビューできそうですね。

本当にすっごい気持ち良い〜! 早く走りたくてワクワクしてます!

まだスタートまで時間があるので、大会に挑むためのちょっとしたコツをご紹介しますね!

お願いします♪

上田選手直伝、大会参加の心得

その1. どんなに身軽重視でもウィンドブレーカーは持つべし!

今回結構長いコースなので、食べられそうなものを結構持ってきたんですけど、上田選手はこの距離って、どんなものを持っていきますか?

僕はなにも持たないですね!

・・・えっ!?

エイドステーションで飲み物を飲むくらいで問題ないかなーと思ってます。

20kmくらいなら多分1時間半くらいで走れてしまうので!

信じがたいわ・・・わたし、5時間くらいで走るつもりだったんですけど。次元が違いすぎる(笑)

(笑)でも、どんなに身軽な装備で挑むときも、突然の雨や寒さに備えてウィンドブレーカーは必須ですね。僕も持っていきます。

なるほど。・・・でもその他の持ち物が全然参考になりません!(笑)

ちなみに今回どれくらい食べるのか、実験もかねてわたしはチョコや飴、ジェルなど結構持ってきてますよ〜!

ばっちりですね! 優さんくらいのペースで走るのであれば、更にプラスでドリンクも持っていた方が良いかと思います!

ハイドレーションにスポーツドリンク1.5リットル入れてきました!教えを忠実に守ってます!

完璧じゃないですか!

その2. 道に迷った時のために、山の名前や標高は覚えておくべし!

大会の事前のコースチェックって、どれくらい念入りにしますか?

うーん・・・しませんね!

さっきから期待していた答えと全然ちがう!(笑)

というのも、トップランナーはちょっと条件が違ってくるんですけど、優さんくらいのペースだと、周りに人がたくさんいるはずなので、迷うことがあまりないんですよ。

あとは分岐点にボランティアの方がいたり、必ず矢印があったり。なので、事前にチェックしていなくとも、問題なく走りやすいと思います!

もし心配であれば、今日走るコースの山の名前とか、標高は知ってると良いかもですね。

もし道に迷ったとしても、すぐわかるという点と、標高を知っていればどれくらい寒いのかがある程度わかるので、万全な準備ができると思います。

なるほど!

その3. ハイカーさんを優先するべし!

あと大事になってくるのは、山を楽しんでいるのは僕たちだけではないことを、意識することですね。

ハイカーさんですよね。やっぱり、大会中もお会いすることが多いですか?

多いですね。むしろ絶対にいらっしゃるものだと思ってください!

もし道でお会いした場合は、練習と一緒で、必ずハイカーさんを優先します!また、すれ違う時は歩くことも覚えておいてください。

声かけも必須ですよね!

そうですね。お互いが気持ちよく山を楽しめるよう思いやりを持ちましょう!

その4. エイドステーションで休みすぎず、ペース配分と関門を意識すべし!

聞くまでもないかもしれないんですけど・・・上田選手、関門(※)って・・・

僕には関係ないかもしれません・・・(笑)

・・・ですよねー!(笑)

ペース配分で何か気をつけていることってありますか?

これ! というのはないんですが、エイドステーションで休みすぎないことは意識してます。

もちろん、長い距離になればなるほどエイドステーションでの休憩は必要になってくるんですが、足が止まっちゃうともう、動きたくなくなっちゃうんですよね。

気づいたら30分経ってた・・・なんてことも。

めちゃめちゃありそうです。

また、トレランはロードレースと違って道幅が狭いので、渋滞が起きやすいんです。その分、リズムはもしかしたら取りづらくて、疲れやすいかもしれませんね。

ですがそれでも休みすぎは禁物! えいっと勇気を出して走り出しましょう!

※関門・・・そこを通過するまでの制限時間のこと。レースによっては存在するために事前にチェックしておきましょう。

その5. エイドステーションはその土地の名物を楽しむべし!

逆にエイドステーションって、こんな風に活用したら良いよ! みたいなアドバイスありますか?

そうですね・・・やっぱり、その土地の食べ物や果物が置いてあるケースが多いので、時間がある場合はそういったものを食べたり飲んだりして、この土地で参加する意味、みたいなところを楽しんで欲しいです!

長野は、お蕎麦が出る場合もあります !

お蕎麦!? めっちゃ食べたーい!

ちなみに韓国のレースでは、カップラーメンを見かけましたよ!

それ、お湯も用意されてるの? そんなことより、めちゃめちゃ辛そう!(笑)

その6. 準備運動はリラックスして、ロードと同じでOK!

そろそろスタートが近づいてきたわけですが・・・

うわ〜! ワクワクする!

出発前は、柔軟をきちんとしておきましょう。下りは足に負担かかって、捻挫をしやすいので、足首をよく伸ばすのが大切です!

ゴルフボールで足の裏をマッサージするのもおすすめですよ!

ちなみに前日に入って時間がある場合は、温泉に入って体を温めておくのも良いですね。

やっぱり前日に入ることが多いですか?

距離が長いレースの場合はスタートが早いので、前泊することが多いです!

なるほど。温泉羨ましい! 次回は前日から入って、コンディションを整えよう 。

そして長野県の郷土料理、五平餅でお腹を満たしつつ・・・

いよいよ大会スタートです!

<大会参加の心得まとめ>

1.どんなに身軽重視でもウィンドブレーカーは持つべし!

2.道に迷った時のために、山の名前や標高は覚えておくべし!

3.ハイカーさんを優先するべし!

4.エイドステーションで休みすぎず、ペース配分と関門を意識すべし!

5.エイドステーションはその土地の名物を楽しむべし!

6.準備運動はリラックスして、ロードと同じでOK!前泊がおすすめ!

いよいよ20kmの長旅「モントレイル戸隠マウンテントレイル」がスタート!

わー! という歓声と熱気、拍手に見送られて、待ちに待ったレースがスタート!上田選手を含んだ、先頭集団が風のように駆け抜けていきます。

「いってくるね!」と応援チームとハイタッチする選手も。

わたしも元気にいってきまーす!

まずは第1エイドステーションを目指してトレイル!

まずは最初のポイントまで駆け上がっていきます。カラフルなウェアが緑の草原いっぱいに広がっていきます。

今回わたしが走るコースがこちら! 関門でもある第2エイドステーションには、3時間15分以内にたどり着かなくてはなりません。

とはいえまず目指すのは第1エイドステーション! 序盤は若干のアップダウンはあるものの、まだまだ余裕。

森の中を走ったり歩いたり、天気も良くて既にすごく気持ちいい!
序盤の難所、通称「根性坂!」はかなりしんどかったけど、周りのランナーに負けじと一歩一歩しっかり登りました。

根性坂を登り切ると、一気に開けました。空の青、木の緑、そして美味しい空気。息を吸い込むたびに、身体中にエネルギーが染み渡っていきます。

山頂に向かって、気持ち良い激登りトレイルと大絶景!

しばらく走っていくと、目の前にはこんな、抜けるような絶景が広がります! ここを登っていくと、いよいよ瑪瑙山山頂です!

「こんな急な傾斜、登れるかな・・・」と不安だったのですが・・・。
青空に向かって進んでいく感覚が、すごく気持ち良くて! ペースも落とさずに登ることができました。

登り坂も中盤を過ぎると「振り返ってみて!」の看板が。そこには戸隠の絶景が広がっていました!

レースって聞くとなんとなくストイックなイメージがありましたが、良い意味で裏切られた感じ。

おしゃべりしながら走ったり、こうして仲間と絶景をバックに記念撮影したりと、それぞれのペースでランと自然を楽しんでいる姿が印象的でした。ロードよりもトレランの方がファンラン比率は高いかも?!

そして無事山頂に到着〜! タイムも上々です!

山頂で待ち受けていたのは、思わず見入ってしまうほど美しい山々の絶景。「綺麗〜!」と独り言がもれてしまいます。

思わず足を止めて、シャッターを切ることに夢中になってしまいました!
この景色だけで、このトレランに参加した価値はある、と言ってしまっても過言ではないかも。

第1エイドステーションめがけて、ゲレンデを駆け降ります!

絶景を楽しんだ後は、今度は第1エイドステーションまで駆け下りていくコース。かわいいお花も咲いていて、こんな綺麗な景色、信じられない! まるで絶景に飛び込んでいくような感覚です

前回上田選手に教わった「まるで踊るように走る」を意識しながら、両手でバランスを取りながら一気に駆け降ります。風が体の横をひゅんひゅん通り抜けて、すっごく気持ち良い!!!

写真を撮ってみたり・・・

風と一体化してみたりしながら、走ること数十分・・・

第1エイドステーションにたどり着きました〜!!!!!

現在この時点で1/3くらい。あとの2/3を頑張って走るため、水分とエイドで支給されたバナナ、ポテチでひとやすみ。

・・・だけれど、先ほど上田選手にいただいたアドバイスをもとに休みすぎず、すぐに出発することにしました!

次に目指すは7km先の第2エイドステーション!

この時点ではまだまだ元気だったわたし。・・・なのですがこの先の下り続きがすこし足に負担になり、スピードが思うように上がらない!

更に体力もだんだんと、少なくなっていきます・・・!

第2エイド・ステーションまでのコースは小川の流れる森の中。平坦な道が多く、気持ちいいけど「走らされるコース」で周りのランナーたちも正念場って感じでした。

そんなわたしを支えてくれた、心強い味方がこの「男梅キャンディ」でした。走りながら物を食べるのって苦しいのですが(ものを咀嚼するときは口呼吸ができないため、心拍数が上がり、息も上がっている中でものを食べると呼吸が追いつかない!)、この男梅キャンディ、噛まなくてOK&塩気もあって、糖分もじっくり取れる優れものでした。

この男梅キャンディと、迎えにきてくれたすでにばっちりゴールした上田選手に支えられ、第2エイドステーションはもう目の前!

スタート地点近くまで無事戻ってこれました!

・・・とはいえ体力はかなり消耗してます! 綺麗な景色に支えられ、なんとか前へ前へ足を動かし・・・

やっと第2エイドステーションに到着!
今までで一番ポテチが美味しく感じました(笑)。この塩っ気がたまらない・・・!あと5km、ゴール直前は登り坂という最後まで甘くはないコースでした。

最後の体力をふり絞って、完走!!!

そして・・・

なんとか最後まであきらめず・・・

走り続けて・・・・!

無事完走しましたーーーーーーーーーーーーーーー!!!


やったーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!

上田選手もゴール地点に駆けつけてくれました!!

優さん! 無事完走おめでとうございます! 大会デビュー、どうでしたか?

もちろん苦しいなあ・・・と思う場面もあったんですけど、それ以上にとにかくすっごく楽しくて!

目の前に広がる絶景も、そこに飛び込んでいくのも、こんなに気持ち良いんだ!って感動しました! また絶対参加したい!

こうして無事、楽しく初のトレランを完走することができました!

その後表彰台に立つ、ぶっちぎり優勝の上田選手を見届け・・・

夜は、選手たちとBBQの食べ&飲み放題を楽しみました! 疲れた体にじんわーり染み渡る・・・。

大会を終えた翌日は、「クリーンアップ・ラン」で山を綺麗に

「走っておわり」ではないのがトレランレースのマナーの良さ。翌日は、昨日走ったコースのゴミ拾いをみんなでするんです。参加は自由なのですが、多くのランナーが自主的に参加します。

クリーンアップ・ランの様子(写真提供:藤巻翔)

・・・残念ながらわたしは朝から予定があったため、この日は参加できませんでした・・・。綺麗にしてくださったランナーのみなさま、本当にありがとうございました! 次回はかならず参加したいと思います。

大会を終えて思うこと

最初、ドキドキしながら始めたトレイルランニング。慣れていたロードランとは、感覚やスピードの違いに、最初は戸惑うことも多かったです。ですが、上田選手と走るうちに、ロードでは味わえない、自然との距離の近さや、目の前に広がる絶景、アップダウンを乗り越えた時の達成感など、「これからもまた、続けたい」「走りたい」と思える、魅力にたくさん出会えました!

レースの後半は参加者がコース上にまばらになってきて、前も後ろも人がいない、私一人という状況が何度かありました。山の中を私一人で走っているのは、なんだか不思議な感覚で。

でも、一人だけど孤独ではなくて、ぐるぐると辺りを見渡し、新緑と土の香りをいっぱいに吸い込みながら一人笑顔で走っていました。

結果、4時間ほどでゴールしましたが、戸隠連峰の景色はもっとじっくり堪能しても良かったかな!初めてなので関門を気にして、やはり少し焦りがありました。

足首も何度か捻ったりして、後半は下りが不安な中走ったので、トレイルを走る身体にはまだまだほど遠いな!

これからも、楽しく!無理をせず! をモットーに、トレランの世界を楽しんでいきたいと思います。

そして最後に、右も左もわからなかったわたしを手取り足取り教えてくださった上田選手、ありがとうございました!

そしてそして、全3回に渡って読んでくださったみなさま。これからも、どうぞよろしくお願いします!

それではね〜♪

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ライター:
中村 優