本宮大社の周辺は、源泉の湧き出る名湯が多いことでも有名です。川湯温泉や渡瀬温泉、湯の峰温泉、日本で初めて源泉かけ流しを提唱したことでも知られる十津川温泉などに宿泊するのもおすすめ。熊野古道を歩いたあとは、日帰り温泉に足を向けてみるのも◎。
筆者のおすすめは、巨大な露天風呂がある渡瀬温泉の「心の宿わたらせ温泉」。食堂やおみやげ屋も併設されていて、気軽に日帰り入浴ができました。もちろん宿泊もできます。非常に広い浴場なので、グループで訪れたときに便利です。(大人/700円)。
基本は、通常の登山装備で十分。
取材を行ったのは4月。気温が高い日でしたが、森のなかと山村では寒暖差が激しいため、防寒・防風着は必須。また舗装路を歩くことも多いため、高山用のハイカットなトレッキングシューズだとかえって疲れる恐れも。ソールとカットの柔らかいタイプか、もしくはすべり止めの効いたソールのスニーカーなどで十分でしょう。
今回のコースは、1泊2日の日程で行いました。参考までに、筆者のプランをご紹介します。
1日目は、新宮市内を観光したのち、JR新宮駅より宿泊予定地である「川湯温泉」へレンタカーで移動。(バス:約1時間25分)。
2日目は、「川湯温泉」より車で熊野本宮大社へ(バス:約20分)駐車場へ車をとめ、本宮大社前のバス停より発心門王子までバスで移動。熊野古道を歩いたのち、近辺の日帰り温泉で休憩して、「JR新宮駅」へ移動。解散。
※熊野古道を歩く場合、送迎をしてくれる宿も多いので事前に相談を。
「世界遺産熊野本宮館」
TEL: 0735-42-0751
http://www.city.tanabe.lg.jp/hongukan/
熊野本宮の向かいにあり、熊野古道や宿泊、食事処をはじめ、熊野観光のあわゆる相談にのってもらえる場所。熊野古道の歴史と文化を伝える展示スペースや、図書コーナーも充実しています。
渡瀬温泉「心の宿わたらせ温泉」
http://www.watarase-onsen.jp/
(※1「大峯奥駈道」は一部女人禁制。修行のための修験道であるため、熊野古道に数えない場合もあります)
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