一石山鳥で「ナルゲンのボトル」、「トランギアのメスティン」を紹介してきました。
今回は「ハッカ油」の紹介です。
ハッカ油と聞くと今までの道具と比べて「アウトドア」「普段使い」「イザという時」の三つのシーンの使い道があるの?と思われるかもしれませんが、とても万能な道具なんです。
それではハッカ油の使い方を提案していきます!
9月、山の紅葉も始まり涼しくなってくる今からがが登りやすい季節と言えます。
だけどやっぱり虫はいます(夏と比べても意外といるように感じます)し、涼しいは涼しいのだけれど登ればまだまだ暑い。
そんな時にハッカ油で作る虫除けスプレーを使えば、虫除け効果とハッカの清涼感が気持ち良いです。
僕は「ハッカ油」とアルコールストーブに使っている「エタノール」と「水」をスプレーボトルの中で混ぜて虫除けスプレーを作ります。
作り方や分量に関しては自分好みのものを探してみたり、試行錯誤されるとよりオリジナル感が増していきます。
ちなみに僕はハッカ油の分量をやや多めにして清涼感を楽しんでいます。
特に泊りがけの登山では重宝します。
爽快だー!
虫除けスプレーを作ると中途半端に余らさせてしまうこともあります。
そんな時は登山靴の洗浄で使います。
外側だけ洗うのなら仕上げに内側に吹きかけたり、内側もじゃぶじゃぶ洗うのなら水を溜めたバケツに虫除けスプレーの液体を混ぜて靴をすすぎます。
そうすると靴から爽やかな香りがしてお勧めです。
コットンなどにほんの少しハッカ油を染み込ませて手紙と一緒に箱に入れると香りが手紙にうつります。
その手紙を封筒に入れて送れば、開けた時にほんのり香る手紙を作ることができます。
お風呂に数滴入れたり、ルームフレグランスとして使用すれば爽やかな気持ちになりリラックス効果も。
お風呂にハッカ油を多く入れすぎると、目と鼻がものすごくスースーするので少しずつ様子を見ながら入れてください。
ハッカ油には殺菌効果があるとされています。
除菌もできるエタノールと組み合わせれば効果も更に期待できます。
災害時は箸や食器を洗えないこと、トイレの後に手を洗えないこともあります。
そんな時にハッカ油で作ったスプレーを食事の後、お皿に吹きかけて拭く。
トイレの後、手に吹きかけて拭く。
清潔を保っていると思えることで安心感を得られることもあります。
あと、歯ブラシにハッカ油をほんの少し垂らし歯磨きすることで爽快感を得ることができるのと、節水にも繋がるのでお勧めです。
ハッカ油が口の中に入る場合、食用でも使えるものをお選びください!
肌に吹きかけたりお風呂で使用する際、敏感肌などで不安な方は予めパッチテストをするなどしてからお使いください。
ちなみに、ハッカ属である多年草のミントは街中でもよく見かけます。
ミントなどのハーブはたくましいものが多い。
僕はミントを見つけると葉を数枚摘んで、指でこすります。
そうするとフワッと爽快な香りが広がって良い気分に。
機会があったら皆さんもミントを探してみてくださいね!
イッセキサンチョウ。
アウトドア、普段使い、イザという時。この三つのシーンから見た一石三鳥な道具を、仙台にあるインドア&アウトドア雑貨店ENstyleの川村峻介が紹介する連載コーナー。
アウトドアを絡めて紹介していくので、一石三鳥の三を山としました。