キャンプで設営をするときに、使用されることが多いペグハンマー。
「備え付けのペグハンマーに過不足を感じていた」「そこらに落ちている石で今まで代用していた」という人もいるのではないでしょうか?
今回は、.HYAKKEI編集部が厳選した5つのペグハンマーをご紹介します。
.HYAKKEI編集部でペグハンマーを選定する基準として選んだのは下記のとおりです。
ペグを打ち込む地面は土質や天候によって大きく異なります。
ペグハンマーの要件として、持ち運びを前提とするならもちろん軽ければ軽いほうがいいです。一方で、軽すぎてはペグを打ち込むのにパワーが足りず、使い物にならないので、今回の評価では重いものに★をつけました。
道具として長く使えるということは重要なポイントです。また鉄製のものはサビに弱いのでステンレス製・チタン製もしくは真鍮製がおすすめです。
今回は、独断と偏見で”シンプルで工業的なデザイン”で選んでいます。デザインは愛着という点において外せないポイントだと考え項目に含みました。
ここからは.HYAKKEI編集部が厳選した5つのペグハンマーについて紹介していきます。
商品名 | 重量 | 耐久性 | デザイン |
村の鍛冶屋 鍛造焼入れペグハンマー | ★★★☆☆(594g) | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
スノーピーク ペグハンマー PRO.C N-001 | ★★★★☆(721g) | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
ユージャック 鋳鉄ペグハンマー | ★★★★★(850g) | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
MSR ステイクハンマー | ★★☆☆☆(322g) | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
ニーモ メルダーハンマー | ★★★★★(753g) | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
重量:★★★☆☆(594g)
耐久性:★★★★★
デザイン:★★☆☆☆
知る人ぞ知る「村の鍛冶屋」のロングセラー商品。重量は594gとペグハンマーの中では標準的な重さです。またヘッドは真鍮製で、適度な強度があります。使っていく中で生まれる黒ずみは酸化被膜と呼ばれ、サビに強いのが特徴。
また木の持ち手は樫の木(かしのき)が使用されています。この木は非常に固く、粘りがあり耐久性に優れていることから、建築用材にも活用されている信頼素材です。
デザインはペグハンマーの王道を地で行く、無骨なものになっています。
重量:★★★★☆(721g)
耐久性:★★★★☆
デザイン:★★★★☆
今回選んだペグハンマーの中では評価のバランスが良い商品です。
ヘッドの本体は鍛造(たんぞう)仕上げ。打撃部は、経年変化が楽しめる銅のヘッドと重量感が増すオールスチールの2モデルから選べます。デザインはペグハンマーの機能のみに焦点を当てた、クラフトマンシップがあふれるものになっています。
重量:★★★★★(850g)
耐久性:★★★★☆
デザイン:★★★☆☆
重量およそ850gと、今回ご紹介する5つの商品の中では最も重いハンマーです。男らしいデザインがグレーのカラーリングでシックに仕上がっているのが特徴。ハンマーヘッドの打面は3×3.5cmの四角形です。一般のハンマーに比べて大きめに作られているので、ペグを安心して狙えます。握りやすく滑らないラバーグリップを使用しており、安全に作業を行うことが可能。
重量:★★☆☆☆(322g)
耐久性:★★★☆☆
デザイン:★★★★★
322gとペグハンマーの中でも最も軽い部類に入るハンマーです。
ヘッドがステンレスでサビに強く耐久性も高いのが特徴。
また柄の部分もステンレスとなっており、重量のバランス良く、ペグを打ち込みやすいハンマーになっています。
デザインが最も特徴的でMSRらしいシンプルで美しいデザインです。地面に立てておけるようにヘッド部が重く平らで、そこから柄の方に伸びる直線が美しいです。
重量:★★★★★(753g)
耐久性:★★★★☆
デザイン:★★★☆☆
ペグを打ち込むのに必要最低限の機能だけ残したシャープなデザインが特徴。強靭なステンレス製ヘッドにヒッコリー製の持ち手を組み合わせたハンマーです。重量は753gと比較的重量のある部類。ヘッドを下にした状態で立てておくことができるので、キャンプサイトで見失う心配もありません。
今回、ペグハンマーを選定した3つの基準は、登山中心の軽量パッキングを行う筆者の思考が反映されていますが、ご自身のアウトドアスタイルに合わせた基準を設けて選んでみてもらえると長く使えるペグハンマーが見つかるかもしれません。ぜひ自分の1本を見つけてみてください!