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【Vol.73 越後駒ヶ岳】越後三山の一角「越後駒ヶ岳」を徹底レポート/バン旅百名山

2人の大学生がバンライフで日本百名山制覇を目指す企画。今回の登山先は、越後三山の一角でもある越後駒ヶ岳へ。比較的距離が長く、体力を要する山ですが、スリル満点の稜線歩きに大迫力の山頂はもう一度行きたくなる山になること間違いなし!そんな越後駒ヶ岳の特徴や登山ルート、山行レポートなどをご紹介していきます!

「越後駒ヶ岳」の特徴は?

ぱくたそ

越後駒ヶ岳は新潟県に位置する標高2,003mの山です。周囲には越後三山と呼ばれる日本酒で有名な八海山や中ノ岳があります。コースタイムはどのコースも少し長めですが、岩場や鎖場などさまざまな山のシーンを堪能できる山となっています。

越後駒ヶ岳に登るコースをご紹介!

日帰りで登れる王道のコース|枝折峠コース

こちらは長距離のコースですが、越後駒ヶ岳で最も一般的に使用されるコースとなっています。アップダウンのある尾根を歩き、その先にある小倉山からは標高差があるため急な登りが始まります。山頂近くの道中には岩場などもあり、注意しながら進む必要があります。また、山行時間が長いため、体力に自信がない方は早朝出発をおすすめします。

下山後に温泉に入って休息できる|石抱橋コース

こちらは枝折峠に比べ登山者が少ないルートとなっており、ゆっくりと自然を堪能することができます。はじめは林道を歩き途中から登山道が始まり、途中で枝折峠のコースと合流します。百草ノ池からは眺望もよく視界も開けてくるので、山頂までの登りを踏ん張れば、山頂からの360度の絶景を楽しむことができます。また、登山口のある石抱橋の近くにある温泉では疲れた身体を癒すこともできるため、足を運んでみてはいかがでしょうか。

雪をかぶった大迫力の山容を見に行こう!越後駒ヶ岳を実際にレポート

ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。今回は、メイン登山口である枝折峠からのスタート。登山口から尾根上を歩くため、常時景色を楽しみながら歩くことができます。また、越後駒ヶ岳は森林限界に到達しないため、秋口になると頂上まで美しい紅葉を見ることができます。

いきなり尾根上を歩く!まずは細かなアップダウンを越え小倉山へ

この日はメイン登山口である枝折峠からのスタート。枝折峠は標高1,000m以上の地点に位置し、登山口からすぐ尾根上を歩いていきます。また、枝折峠は滝雲が見れるスポットとして有名で、運がよければ、早朝に滝雲を見ながら登山を開始できるかもしれません。

歩き始めてすぐに一度視界が開けます。ここからは正面に荒沢岳を見ることができ、遠くながらも圧倒的な存在感です。これから登る越後駒ヶ岳は写真より右側に位置しています。

登山口から小倉山までは細かなアップダウンが続きます。登りは大したことはありませんが、下山時になかなか辛くなってくるアップダウンです。また、小倉山までもう少しのところには紅葉で色づく越後駒ヶ岳を見れる展望スポットがあります。

登山開始から1時間ほどで小倉山に到着です。ここから標高差600mを一気に登ります。

紅葉と雪が織りなす大迫力の稜線歩きを経て山頂へ!

だんだんと標高が上がるにつれ、視界が広がってきました。前日の降雪でまばらに残っている白い雪が幻想的な景色を作り出してくれています。また、切れ落ちた障壁は大迫力!一度は見ておきたい景色です!

山頂直下の駒の小屋までは痩せた尾根上を歩きますが、これがなかなかの急登。途中切れ落ちた岩場をも登っていきます。

小倉山から1時間で駒の小屋に到着です。日帰りが体力的に厳しい方は小屋に一泊できるため安心して登ることができますよ!また、駒の小屋からの景色が素晴らしく、越後駒ヶ岳を下から一望することができます。

駒の小屋からの景色

駒の小屋から10分ほどで越後駒ヶ岳山頂に到着です。山頂にはベンチもあり、少し広くなっているため、八海山や中ノ岳といった越後三山を見ながら休憩することができます。

越後駒ヶ岳山頂から八海山を

本日のスケジュール

※コースタイムには個人差がありますので、参考程度にご覧ください。

枝折峠(6:55)
小倉山(7:56)
駒の小屋(8:54)
越後駒ヶ岳(9:10)
枝折峠(12:17)

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、越後三山の一角である越後駒ヶ岳に登ってきました。前日に降った雪の影響により、紅葉と雪のコントラストがつくる幻想的な景色を見ることができました。ルート前半の細かなアップダウンは下山時にかなり厄介で、「またか」とため息をつかないよう考えないようにしましょう。大迫力の山頂は一度は見に行くべき景色かもしれません!

次回予告!日帰り最難関!?「平ヶ岳」

次回は日帰り最難関とも言われる「平ヶ岳」へ。途中に小屋がないため往復約20kmの行程を日帰りで歩かなければなりません。そんな平ヶ岳ですが、私たちが行った日の前日に大雪が降り、ほぼ雪山と化した平ヶ岳登山となりました。一面銀世界の平ヶ岳の山行をお楽しみに!

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ライター:
イケダとコスギ

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