2人の大学生がバンライフで日本百名山制覇を目指す企画。今回の登山先は、新潟県に位置する火打山へ。高山植物の宝庫として知られ、花の百名山にも選出されています。高山植物や池塘が点在する湿原歩きを楽しむことができる火打山の登山ルートや周辺情報などをご紹介していきます!
火打山は標高2,462mで上信越高原国立公園にある「頸城三山」の最高峰の山です。火打山山頂までの道中、木道のある湿原を堪能することができるのも魅力となっています。また、秋には湿原も色とりどりで広大な紅葉の姿を目にすることができます。
こちらは、火打山に登る日帰りコースとなっています。火打山はどのコースもコースタイムが長く、体力に自信がない方は小屋での宿泊をおすすめします。初めは急登が続く樹林帯を通り、富士見平を越えた先には天狗の庭があり、火打山の山容を池とともに見ることができます。山頂からの眺望はとても良く、北アルプスや富士山なども見ることができ、運が良ければライチョウも見ることができます。
こちらは燕温泉を起点とし、妙高山・火打山を縦走する経路になります。登山口には寸志で入ることもできる秘湯「燕温泉」があります。はじめは燕温泉から妙高さんに登り、そのまま火打山を目指します。途中、黒沢池ヒュッテや天狗ノ庭などのポイントを経て火打山に至ります。火打山からの下山は巻道を通ると、登り返しなく下山することができるのでおすすめです。
ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。今回は、妙高山と火打山を1日で縦走してきたレポートを、前半の妙高山と、後半の火打山に分けてお届けします。広大な湿原や木道歩きが楽しめる贅沢コース。見所満載の火打山登山!
前半の妙高山登山の記事もありますのでぜひご覧ください。
妙高山からの景色を堪能したあとは、向かいの山である火打山を目指します。肉眼で見るとかなり遠く感じますが、気にせず向かいましょう。まずは、標高差400mを一気に下りるところから。傾斜がかなりきついため、地面が濡れているとすべりやすくなっています。
標高差400mを一気に下り、長助池分岐を経由したあとは登り返しを経て黒沢池ヒュッテを目指します。色づき始めた山肌はまさに秋の山。
妙高山から約1時間で黒沢池ヒュッテに到着です。ここではテント泊もできるため、ゆったりと楽しみたい方は1泊するのもありですね。
黒沢池ヒュッテからは茶臼山を経由し、火打山山頂直下にある天狗の庭へ向かいます。ここからは比較的緩やかな上り坂となっているため、ゆったりと紅葉を楽しむことができます。
天狗の庭までの道は木道が続いており、正面に火打山を見上げながらゆったり歩くことができます。秋のシーズン、この木道を一度は歩いてみたいですね。
黒沢池ヒュッテから約40分で天狗の庭に到着です。天狗の庭周辺は平坦な湿原となっていて、数々の池塘を眺めながらの木道歩きを楽しむことができます。また、天候がよく、風が吹いていなければ、池塘に映る「逆さ火打」を見ることができますよ!
天狗の庭を通り過ぎると、いよいよ火打山山頂までの最後の登りです。それほど急登ではありませんが、日光を遮れる場所が少ないため熱中症などには十分注意して登っていきましょう。
妙高山から2時間半ほどで火打山山頂に到着です。火打山も妙高山の山頂と同様に、広くなっているので景色を眺めながらゆったりと休憩することができますよ!また、火打山山頂からは、隣にある焼山や北アルプス、そして日本海をも眺めることができます。
登山口である燕温泉に下山したあとは、寸志で入ることのできる露天風呂で汗を流すことができます。大自然に囲まれながら入る温泉は、登山の疲れを癒してくれること間違いなし!
※今回は妙高山と火打山の縦走タイムを記載しています。
コースタイムには個人差がありますので、参考程度にご覧ください。
燕温泉駐車場 (7:00)
妙高山 (8:00)
黒沢池ヒュッテ (9:45)
天狗の庭 (10:30)
火打山 (11:10)
黒沢池ヒュッテ (13:10)
燕温泉駐車場 (16:20)
いかがだったでしょうか。今回は妙高山と火打山を1日で縦走した山行の後半をお届けしました。夏には高山植物が咲き誇る火打山ですが、秋の紅葉シーズンも見逃せません。紅葉する火打山、そして天狗の庭から見える火打山はまさに絶景そのもの。この日は1日で妙高山と火打山を縦走しましたが、テント泊できる場所もあるため1泊2日でのんびりハイクもありですね!
次に登る山は、雨飾山!紅葉が進む秋の雨飾山を早朝にスタートし、モルゲンロートを見に登ります。雨飾山は標高も高くなく登りやすい山のため、晴天時を狙って山頂を目指したいと思います。次回もお楽しみに!
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