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キャンプ飯もお米でしょ!キャンプ場で地元の特産米を美味しく食べる方法

キャンプに出かけたとき、地元の特産品を買って、夕飯のおかずにするのを楽しみにしている人はたくさんいるのではないかと思います。でも、地元特産の「お米」を買って食べる、という人はあまりいないのでは?

そこで、キャンプに出かけたら地元のお米を炊いて食べてみる、というのはいかがでしょうか。直火で炊いたご飯は、電気炊飯器のものとは比べものにならないおいしさ。それがキャンプのご飯だったら、なおさらおいしいのです!

地元産のお米って、どこで売ってるの?

キャンプ場近くの道の駅やJAなどに立ち寄ってみると、その土地の特産品と一緒に特産米が並んでいることがあります。持ち帰りにもジャマにならない、1kgや3kgといった少量で販売されていることもあるので、意外と買いやすいです。

その中に、収穫量が少なくて、その地域でしか流通していないお米が売っていることもあります。見つけたときは、ぜひゲットしてみてください。

おいしく炊くにはこんな道具を準備しよう!

おいしいご飯を炊くためには、まず厚手のお鍋を用意しましょう。ダッチオーブンなどがあればおいしく炊けます。なければ普通のお鍋でもOK。ただし、コッヘルのように薄い素材だと、ご飯が焦げやすいので注意してください。

火はツーバーナーでも、シングルバーナーでも、焚き火でもOKです。ご飯をお鍋で炊いたことがない人は、火力が調節しやすいツーバーナーやシングルバーナーがおすすめです。

その際、バーナーヘッドが大きめで、炎がやわらかく出るものを選びましょう。炎が垂直に強く出るモデルは、ご飯が焦げやすくなってしまいます。

ご飯の上手な炊き方を知ろう!

鍋でご飯を炊くのは一見ハードルが高そうに思えますが、コツさえ押さえれば、意外と簡単に炊くことができます。

まず、ザックリとお米を洗います。水をたっぷり入れて5~6回かき混ぜたら、すぐに水を捨てます。次に、水を入れず、捨てたあとに残った少量の水で20回ほどお米をかき混ぜます。そして、そのとぎ汁も捨てたら米研ぎは完了。研ぎすぎるとおいしさが逃げてしまうので、この程度でOKです。

研いだお米に、米と同量の水を入れ、30分ほど置いて水を吸わせます。十分に吸わせたら強火にかけましょう。3~5分ほどで沸騰し、泡が吹きこぼれてくるので、すかさず弱火に。そして15~20分、そのまま加熱します。

途中で湯気が収まってきたら、鍋からの音や香りに注目。プクプクとお湯が沸く音がなくなり、ご飯の香りがしてきたら、そろそろ炊きあがりです。フタを開けて味見をし、芯が残っていないようなら火を止め、フタをしてさらに10分ほど蒸らします。

蒸らし終わったら、ご飯を下から上へと持ち上げ、切るようにして混ぜることで、余分な水分を飛ばしたら、完成。おコゲができていたら文句なしです!

翌朝に、冷めたご飯をおいしく食べる方法

もしご飯が残ってしまったら、翌朝の朝食に。ただ、家と違って炊飯器に入れて保温、というわけにはいかないので、ちょっと工夫が必要です。

残ったご飯はラップに包んで、おにぎりにしておきましょう。そして翌朝、これを焼きおにぎりにすれば、翌朝も温かくご飯を食べることができます。また、焼きおにぎりを器に入れ、その上から出汁をかければ、香ばしいお茶漬けの完成!

これなら寒い季節でも、残ったご飯をおいしく食べることができます。コンブやサケを一緒に握っておくと、よりおいしいお茶漬けになりますよ。

キャンプの主食はパンやパスタばかり。そんな人はこれを機会に、ご飯を炊いてみてはいかがですか? きっとキャンプの食事が、もっと楽しくなりますよ!

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ライター:
牛島 義之