休学した2人の学生が今話題のバンライフをしながら日本百名山全山登頂を目指す本プロジェクト。そんな2人が南アルプス全山を6日間で踏破した際に経験した足の濡れ問題。今回は長期縦走時に足が濡れた時にどうなるのか、そしてその際にやるべきことについてご紹介していきます。
足が濡れたまま登山を続けてしまうと、足の皮がズル剥け、相当な痛みを伴います。雨に濡れると足裏がふやけます。そして、そのふやけた状態で靴と足が磨擦することで皮が剥けてしまいます。また、ふやけた状態のまま眠ってしまうと足が乾燥し、ふやけたところからひびが入ります。そのため、足を濡らさないようにすることが一番ですが、夏の山行中には夕立など天候が急激に変わることもしばしば。
ここからは足が濡れてしまった際にすべきことについてご紹介していきます。
まず、テント場についたら乾いたタオルで足をしっかりと拭きましょう。濡れたまま過ごしてしまうと足の冷えに繋がります。タオルで水気をしっかりと取ったら、保湿クリームでケアをすると足の乾燥を防ぐことができるほか、翌日の足の磨擦も軽減されます。また、濡れる前や晴れた日の登山の際にもクリームを塗ることで足裏の磨擦が軽減され、ダメージが少なくなるのでおすすめです!
皆さんは濡れた靴下をテント内でどうしていますか?濡れた靴下や小物は寝袋に入れて乾燥させましょう!一晩で完全には乾きませんが、随分とましにはなります!実践してみる価値ありです!
長期縦走時、靴下や着替えを持って行くのも効果的です。絶対に濡らさないために、ビニール袋や防水スタッフバッグに入れてパッキングをしましょう。濡れた日の夜や次の日に履くと足へのダメージが軽減されますよ!また、濡れた靴を乾かすために一枚だけ新聞紙を持っていくのもおすすめです。こちらも一晩では完全には乾きませんが、かなり水分を吸収してくれます。
テント泊や小屋で眠る際、足を少しだけ高くして寝ると足への血流がよくなり、足のむくみ予防や疲労回復に繋がります。例えば、ザックなどを足の下に入れ寝るだけでもかなりの効果が期待できますよ!
いかがだったでしょうか。今回、南アルプス全山縦走では雨に濡れたまま歩き続けてしまい、結果として足の裏を痛めてしまいました。足を濡らさないことが一番ですが、もし濡れてしまった際は、これらのことを実践してみると少しはダメージを軽減できるかもしれません!
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