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【登山記Vol.25 安達太良山 初心者でも簡単!異世界な火口を見ることができる「安達太良山」を実際にレポート】

車を移住空間として生活するバンライフスタイルで、1年以内に日本百名山制覇を目指す2人の大学生。今回の登山先は福島県に位置する安達太良山へ。活火山らしい荒々しい山容を持つ安達太良山の豊富な登山ルートの紹介、山行レポート周辺情報などをご紹介していきます!

大噴火の跡が残る「安達太良山」の特徴は?

出典:ぱくたそ

安達太良山(標高1728m)は福島県に位置する日本百名山の1つ。過去に起きた大噴火によって山頂近くには壮大な火口が広がっており、まるで別の世界にいるかのような気分になれます。また、年中無休の「くろがね小屋」が道中にもあり、温泉にも入ることができます!秋は紅葉、冬は雪景色と1年中楽しむことができる山です。

安達太良山を楽しめる充実の3コース!

ロープウェイも使える!お手軽登山が可能な|奥岳登山口コース

こちらのコースは奥岳登山口からはじまり、ロープウェイを使って山頂を目指すのも良し。麓から山頂まで登り詰めるのも良し。山頂駅あたりからは木道がひかれており、非常に歩きやすい道が続いており山頂までの道のりでも安心です。初心者から上級者まで登り方次第で様々な楽しみ方ができ、山頂からは圧巻の火口の姿を光景することができます。
周回コースなので下山も安達太良山をぐるっと楽しむことができるのもこのコースの魅力です!

ちょっと奥の山まで足を伸ばしてみよう!|沼尻登山口コース

こちらのコースは周回コースで、登山口からは急登が続き火口付近を間近に見ながら稜線歩きを楽しむことができます。また火口の周りを周回できるコースは、このコースだけですので初心者の方でも挑戦してみる価値は大いにあるコースです!山頂までの道のりはなだらかですが、山頂がある乳首山では少し岩場を登ることになりますので注意が必要です。

スキー場から登る周回ルート!安達太良山を実際にレポート

ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。安達太良山山頂へはロープウェイを使って簡単に登るルートや野湯を通るルートなどありますが、今回はスキー場から登るルートをご紹介します。

奥岳登山口からスタート!夏のスキー場を登る

奥岳温泉登山口から登山を開始します。ロープウェイを使う場合は左手にロープウェイがあるので一気に薬師岳まで登ることができます。ロープウェイを使わない場合は目の前のロードを少し歩き、林道入り口まで進みましょう。

登山口か5分ほどで林道の入り口に到着です。ここからしばらくはスキー場の横にある林道(砂利道)を進みます。木々で日光が遮られ涼しく気持ちいい。

砂利道が終わるといよいよスキー場を歩きます。冬には一面雪で覆われるスキー場を登るのはなんだか新鮮です。

急登を登りロープウェイルートと合流(ハシゴ場あり)

スキー場の登りを終えるとロープウェイ山頂駅付近までは直登が続きます。中にはハシゴを使いながら登るところもあり、全く飽きないルートです。

登山から約50分で視界が開け、五葉松平に到着です。五葉松平からは遠くではありますが安達太良山の姿望むことができます。

五葉松平からは一度視界がひらけ、安達太良山を見上げながら平坦な道を進んでいきます。緑豊かなその山容に心も浄化されます。しかし、この緑色の山容とは裏腹に、山頂にはいい意味で目を疑う景色が待っていました。

いよいよ安達太良山山頂へ。山頂への道はスリル満点!

ロープウェイルートとの合流地点からしばらくは木道で整備された林道を歩きます。その後、次第に地面がゴツゴツした岩になり、視界がひらけ壮大な景色を横目に山頂を目指します。

ゴツゴツとした登山道を登りきった先には、安達太良山の標識が待っています。標識はありますが、ここが山頂ではなく、奥に見える「乳首」と呼ばれるところが最高地点です。ここから山頂までは、岩を垂直に登る箇所もあるためスリル満点です。

登山開始から約2時間で安達太良山山頂に到着です。山頂からは鉄山や箕輪山などを見渡すことができ、正面には火口の端(白い部分)が顔を覗かせています。

まるで異世界空間!大目玉の火口を見に行こう

山頂からは火山特有の荒野の稜線を歩きます。他の山では見られない光景に心踊ります。

山頂から15分ほどの地点から、ドカンと目の前に火口が広がっている絶景を見ることができます。普段なかなか見ることができない非日常な景色が広がっており、地球にいないのではないかと感じることも。

帰りはくろがね小屋を経由し、あだたら渓谷奥岳自然遊歩道で森林浴

火口を眺めることができるスポットから少し歩き、くろがね小屋方面(右)と鉄山方面(左)の分岐を通過します。

帰りの登山道は登りとは違った景色が堪能できるので周回コースがオススメです。火口の反対側は緑豊かな自然が待っています。まずは歴史ある山小屋「くろがね小屋」を目指します。

分岐から30分ほどでくろがね小屋に到着です。近くには源泉があり、硫黄の匂いが漂う風情ある小屋で休憩もあり!この後は林道を1時間ほど林道を通り、最後は渓谷を通るあだたら渓谷奥岳自然遊歩道を通り登山口に戻ります。

あだたら渓谷奥岳自然遊歩道には複数の滝が存在し、マイナスイオンを感じながら自然を満喫することができる絶景スポットの1つです。登山道へ帰る最後にあるので登山で疲れた体を癒してくれること間違いなし!

本日のスケジュール

コースタイムには、個人差があるため、参考程度にご覧下さい。

奥岳登山口(7:30)
薬師岳(8:20)
安達太良山山頂(9:10)
くろがね小屋(10:50)
奥岳登山口(12:15)

最後のトイレはここだ!

【奥岳登山口】
1.2. あだたらエクスプレス 山麓駅 or 山頂駅 
3. くろがね小屋

【沼尻登山口コース】
登山口にはトイレはありません。登山口に向かうまでのコンビニなどでトイレを済ましておきましょう。くろがね小屋にはトイレがありますので、もしもの時はくろがね小屋に行ってみましょう!

まとめ

いかがだったでしょうか。安達太良山は山頂から広がる360度のパノラマの景色だけでなく、大噴火によって生まれた火口の景色も光景することができるため、まるで月面に降り立ったような気分になれるでしょう!また途中にあるくろがね小屋も、年中無休で在中していただけれるので安心です。山頂終わりには温泉でゆっくりと体を癒してから下山するのもおすすめの楽しみ方です。
以上、「安達太良山」からでした!

次回予告!?北海道まで逆戻りして「幌尻岳」に挑む!

次回の登山先は、北海道に位置する標高2052mの幌尻岳。山頂までの道のりが長く、日本百名山の中でも難易度は非常に高い山です。林道の往復距離は36キロあり一般的には2日かけて挑みますが今回は日帰りで新冠コースを使い山頂を目指します。東北の山を一か月で終了できたので幌尻岳を登った後は北海道でゆっくりしようかなと思っています!

次回もお楽しみに!

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ライター:
イケダとコスギ