楽しみにしていたキャンプが雨予報…。天気予報を眺めては、太陽マークが現れるのを祈っている方も多いのではないでしょうか。
しかし「雨だからこそ」気づけるキャンプの魅力もたくさんあります!せっかくのキャンプ、ハッピーに過ごしませんか?
この記事では、雨キャンプを快適に過ごす12の小技を紹介します。急に空模様が変わってしまったときにも役立ちますので、参考にしてみてください。
雨キャンプでは、設営の場所選びがとても重要です。傾斜地の下や他の場所と比べて低くなっている場所は雨水が溜まりやすく、どんなに丁寧に設営しても浸水してしまう可能性があります。できるだけ高台の平らな場所を選び、大きな窪みがないか確認しましょう。場所選びが快適度を左右するので、ベストスポットを探してみてください。
雨キャンプでは、濡れた地面にテントやテーブル、イスなどを置くことになります。土のキャンプサイトは雨が降るとぬかるんでドロドロになり、付着した泥は乾いてもなかなか取れません。芝生や砂利など、ぬれても汚れが付きにくいサイトを選びましょう。また、車を横付けできるオートサイトなら片付けもスムーズです。
タープを晴れの日と同じように設置すると、雨水が溜まって倒壊する恐れもあります。雨水がきちんと下に流れるように逃げ道を作っておきましょう。ポールの片方を短くして傾斜をつけたり、タープの中心をガイロープで引っ張ったりして、タープの上に水が溜まらないように設営すれば大丈夫です。
タープとテントの間にすき間があると、移動の度にぬれてしまったり準備が進まなかったり何かと不便です。タープとテントは連結させ、スムーズに移動できるようにしておきましょう。小川張りという設営方法が雨の日には効果的ですが、タープとテントの連結は慣れていないと時間がかかるので、あらかじめ予習しておくことをおすすめします。
テントの底が汚れるのを防ぐため、グランドシートを敷いている方も多いと思いますが、雨の日はテントからはみ出さないように敷きましょう。グランドシートがはみ出していると、雨が流れ込んでテントの下から浸水してきてしまいます。小さめのグランドシートを選ぶか、大きい場合は内側に折りたたんで使用してください。
いつもは外巻きにするパネルやフライシートも、雨キャンプでは内巻きにしましょう。内巻きに巻いた部分は雨にぬれることがなく、巻き上げた部分にも水が溜まりません。いつものクセでつい外巻きにしてしまうこともあるので、特にこだわりがなければ、普段から内巻きで設営することに慣れておくと良いでしょう。
ベンチレーターと呼ばれるテントの通気口を開放し、テント内の湿気を逃がしてあげるようにしましょう。雨でぬれたテントは通気性が悪く、ベンチレーターを閉じたまま寝てしまうと、酸欠を起こす可能性もあるので、必ず開放しておきましょう。ベンチレーターが付いていないテントは、短いポールで入り口を跳ね上げておくのがおすすめです。
ガイロープは全部ピンと張り、テントやタープにたるみができないようにしましょう。たるんだところに水溜まりができやすく、水の重さで倒壊する危険もあります。また、雨の日は風が強いことも多いので、ガイロープでしっかりと固定しておけば突然の強風にも備えることができます。
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