“雨だからこそ”ハッピーに!「雨キャンプ」を快適に過ごす12の小技

もくじ

【小技9】30cm以上の鍛造ペグを使う

出典:写真AC

雨で地面がぬかるんでいると、ペグが抜けやすくなります。ペグが抜けるとテントやタープが倒壊する恐れもあり、大変危険です。雨キャンプでは30cm以上の鍛造ペグを使用し、地面に対して45度の角度でしっかりと打ち込みましょう。心配な場合は、ペグから伸びるロープの上に大きな石を置いておくとより安心です。

【小技10】キャンプギアなどは地面に置かない

出典:写真AC

キャンプギアはできるだけ地面に置かず、ぬらさない工夫をしましょう。キャンプギアをぬれたままにしておくとさびてしまったり、汚れが取れにくくなるので、シェルフやコット、ベンチなどを利用して地面から離しておきましょう。ぬれてしまったアイテムは大きめのケースにまとめておけば、他のアイテムを汚さずにすみます。

「雨キャンプ」を快適に過ごす12の小技〜撤収編〜

出典:AC

【小技1】レイトチェックアウトを有効活用

雨キャンプでは、ぬれたものを拭いたり乾かしたりする時間が必要となるので、様子を見つつ、レイトチェックアウトを検討しても良いでしょう。テントが思った以上に汚れていたり、せっかく乾かしたアイテムがまたずぶぬれになっていたりと想定外のトラブルも起こります。片付けは時間がかかることを前提に早めに始めましょう。

【小技2】ぬれたギアは大きなビニール袋に詰め込んで持ち帰る

撤収時にも雨が降っている場合は、ぬれたまま持ち帰るものが多くなるので、大きなビニール袋は必須です。テントやタープなどはぬれた面を内側にしてたたみ、ビニール袋に詰め込んで持ち帰りましょう。家に帰ってから乾かすので、きれいにたたむ必要はありません。持ち帰ったあとは、ベランダやガレージでしっかり乾かしましょう。

「雨キャンプ」はつまらない?魅力も盛りだくさん!

出典:写真AC

どうしても憂鬱な気持ちになりがちな雨キャンプ。しかし、視点を変えれば「雨だからこそ」の魅力もあります。

人が少ないので、周りを気にせず楽しめる

雨の日はキャンパーが少ないので、人混みが苦手な方でものんびりと静かな時間を過ごすことができます。周りの目を気にすることなく、家族や仲間とプライベートな時間を存分に楽しめるのが雨キャンプの醍醐味です。

人気のキャンプ場に行けるチャンス

雨の予報が出ると直前にキャンセルする方も多いので、普段はなかなか予約が取れない人気のキャンプ場も空いている可能性が高くなります。最高のロケーションをぜいたくに独り占めできるかもしれません。

雨のときだけ見られる美しい景色に出会える

「恵みの雨」と言われるように、雨はあらゆる生き物の命の源です。土やほこりが雨で流され、しっとりとぬれた木々からは、まるで呼吸しているような生命力を感じることができるでしょう。雨の日だからこそ見られる美しい景色を肌で感じてみてください。

虫が少なくなる

雨の日は虫の活動量が極端に少なくなり、ブンブン飛び回る虫に不快感を感じることなく過ごすことができます。まったくいないわけではないので虫除けも必要ですが、虫が苦手な方にとっては大きなメリットになります。

「雨キャンプ」何して過ごそう?

雨キャンプでは、基本的にタープやテントの中でゆっくりと過ごす時間が長くなります。雨の音しか聞こえない空間は、まるで時間が止まったかのような感覚を与えてくれ、日々のストレス解消に効果抜群です。

料理やお酒を楽しみながら、家族や仲間とゆっくりと語り合ってみてはいかがでしょうか。読書や映画鑑賞など、自分だけの時間をじっくりと味わうのも良いですね。

テントサイトでできること

・読書
・映画鑑賞
・ボードゲーム
・料理
・焚き火
・しっぽりと語り合う
・雨の景色を楽しむ
・雨音に癒される

外でできること

・温泉巡り
・屋内施設
・水にぬれる系アクティビティ(ラフティングなど)

「雨キャンプ」の必需品

雨の中でテントやタープを設営するために、セパレートタイプのレインウエアが活躍します。傘と違って両手が使えるので効率的であり、足元までしっかりとカバーされるので安心して作業ができます。

また、ぬれたものを持ち帰るためのドライバッグやビニール袋、タオル類も多めに持っていくと便利です。

  • セパレートタイプのレインウエア(耐水性10000mm以上)
  • 長靴
  • グランドシートまたはブルーシート
  • タープ
  • ドライバッグ・ゴミ袋
  • タオル類
  • ビニール袋

「雨キャンプ」にも強いタープおすすめ2選

雨の日に使うタープは耐水圧500mm以上を目安に選びましょう。傘の耐水圧が450mm程度と言われています(※参考:ONYONE)。

DOD(ディーオーディー)/いつかのタープ

出典:amazon

2本のポールからなる初めての人でもシンプルで使いやすいDODのタープ。UV加工もしっかり施されており、アマゾンでも常にベストセラーとなっている大人気商品です。初心者でも簡単に小川張り(テントとタープの境目をなくした設営方法)ができる、便利な延長ベルトも付属しています。

●商品情報
最低耐水圧:2000mm
サイズ:約420×410cm
重量:約5.4kg(付属品含む)

BUNDOK(バンドック) /ミニヘキサゴンタープ

出典:amazon

紫外線を防止するUVカット機能付きのタープ。角度や向きを調整できるヘキサタイプで、バーベキューやキャンプ、ビーチでも使えます。設置もとても簡単で、持ち運びも楽ちん、値段も5000円以下とリーズナブルなので、初心者におすすめです。

●商品情報
最低耐水圧:約1000mm
サイズ:約420×320cm
重量:約2.2kg

▼関連記事
雨でも焚き火キャンプができる!おすすめ焚き火タープ8選

「雨キャンプ」でキャンパーレベルをアップ!

出典:写真AC

雨の中で料理をしたり、テントに雨が当たる音を聞きながら眠るなど、雨キャンプは晴れの日では味わえない新しい体験をすることができます。いつもならキャンセルしていた雨の日でもキャンプを楽しめるようになれば、キャンパーレベルは大幅にアップ!

雨の対策をしっかりと行って、雨の日でしか味わえない非日常体験をぜひ楽しんでみてください。

▼雨キャンプに子どもと行く方向け
雨が降っても子どもを飽きさせない!「雨の日キャンプ」の過ごし方

▼雨の日に読みたいコラム
梅雨の今こそ知りたい!苔の案内人による、ディープな山の世界への誘い

ページ: 1 2

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ライター:
わたなべ みかこ

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