ソロキャンプなど、炭の量が少ないときにはバーナーを使えば手軽に火起こしができます。小さめの炭ならバーナーで2~3分炙るだけ。大きい炭やたくさんの炭を使うときには適さない方法ですが、少しだけ炭を使いたいときにお試しください。
バーナー、軍手
5~10分
1.小さめの炭を選んで隙間を作りながら積む
2.積んだ炭の真ん中に向かってバーナーの火を当てる
3.2~3分、バーナーを当て続けると火がつく
キャンパーの間では西岡流と呼ばれる方法です。新聞紙だけで火起こしする方法を覚えておくと、着火剤を忘れたときやいざというときも安心です。新聞紙を軽く丸めただけではすぐに燃え尽きてしまうので、絞るようにして固くねじっておくのがポイント。
新聞紙、マッチかライター、軍手
15~20分
1.新聞紙を小さく折りたたんでからねじって固くする
2.ねじった新聞紙を11本作り、井の字に組む(1本は残しておく)
3.組んだ新聞紙の周りを囲むように炭を高く積む
4.残しておいた新聞紙1本に火をつけ、井の字の中心に入れて着火する
5.火が安定するまで5分ほど放置する
着火剤は長く安定して燃えるので、初心者のうちは失敗が少なく安心です。炭を高く筒状に積むことや火が安定するまで触らないことといったポイントを押さえて、丁寧に作業することを意識しましょう。
着火剤、マッチかライター、軍手
15~20分
1.着火剤をグリルの中心に置く
2.着火剤の周りを囲むように炭を高く積む
3.着火剤に火をつける
4.火が安定するまで5分ほど放置する
最もスタンダードで、かさばらない火おこしの基本アイテム。金額も安いので、常に持っておくと安心です。
誰でも火おこしができる最強アイテム。炭や薪を高火力で直接炙り、確実に火を起こせます。火力が強いので、取扱には注意が必要です。
「煙突効果」によって初心者でも安全で確実に火を起こせる火起こし器。火起こしの時間短縮にもなります。
ホームセンターやコンビニでよく目にする炭です。「バーベキュー木炭」という名称で売られていることが多く、着火は早いが火持ちは悪い。4人なら3kgで2~3時間が目安です。
ナラ・クヌギ・カシなどを使った国産の炭は「切炭」という名称でホームセンターなどで売られています。外国産よりも煙やにおいが少なく火持ちも良いのが特徴です。4人のバーベキューでは3kgで3~4時間が目安です。
おがくずを固めて炭にしたもの。「オガ備長炭」という名称で売られていることが多く、ちくわのような形が特徴です。火はつきにくいが燃焼時間が長い。4人のバーベキューなら3kgで3~6時間は楽しめます。
着火剤が練り込まれているため、マッチ1本で着火できる炭です。火をつけると1時間くらい燃焼するものが多く、ソロキャンプなら成型炭だけで手軽に楽しむのも良いでしょう。着火剤の燃焼時にきついにおいがしたりするので、4人以上なら成型炭と普通の炭を組み合わせて使うのが一般的です。
スタンダードで安いのは固形タイプですが、便利なのは火力が強く使い勝手の良いジェルタイプ。初心者は両方使うのがおすすめです!固形タイプを炭の中心にセットし、ジェルタイプをところどころに塗っておくダブル使いで確実に着火しましょう。
ただし、火をつけたあと着火剤を継ぎ足すと引火してやけどの恐れがあるため、着火剤をすべてセットしてから火をつけるようにしてください。
後片付けまできっちりと行うのがマナーです。バーベキューが終わったら炭を火消しつぼに入れるか、なければ炭が冷めるまでそのままにしておきましょう。形がしっかりと残っている炭なら、火消しつぼに入れておけば次回のバーベキューで再利用できます。
水をかけて消化するのは灰が舞い上がったり熱い煙でやけどをしたりするので危険です。グリル網の汚れは専用のブラシできれいに洗い流して水気を取り、サラダ油を塗っておくとさび止めになります。
キャプテンスタッグの火消しつぼと火起こし器のセットは、3~4人のバーベキューにぴったりのサイズ。初心者には何かと面倒な火起こしと火消しが簡単にでき、炭をそのまま持ち帰って再利用も可能です。火消しつぼの中に火起こし器をセットできるので収納もコンパクトです。
最後に、BBQの際に持っていくべきアイテムをまとめます。忘れ物がないよう、しっかり確認しましょう!
炭火起こしを簡単に考えていると意外とうまくいかなかったり、時間がかかりすぎたりしてしまいます。慣れるまでは着火剤や火起こし器をフル活用して、失敗知らずの火起こしマスターを目指しましょう!
バーベキューは火が起きないことには何も始められませんが、今回紹介したポイントを押さえておけば、子どもたちは文句を言い始め、妻は不機嫌に、なんてことにはなりませんのでご安心を。ぜひ快適なバーベキューを楽しんでください。
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