サエキナオミさんは、フランス各地のレストランで働いた後、日本でケータリングや料理教室を行い、今年10月からbranchの小さなキッチンでお店を切り盛りする、“さすらいの料理人”。できたばかりの店内で今回、秋のアウトドア弁当を作って頂きます。
CIRCUS OUTDOORは「東京の森に世界で一番美しいアウトドアフィールドをつくる」をコンセプトに、移動式グランピングや贅沢な野外ラウンジなど前衛的な取り組みを行っていますが、今回はアウトドア弁当に挑戦。グランピングを手掛ける彼ららしいアウトドア弁当とは一体どんなものなのか?そこにはいくつかのキーポイントがありました。
そのキーポイントは・・・
・グランピングにふさわしい、“見た目も味”も美味しく
・アウトドアらしく、作りはシンプルに。でもゴージャスに
・自然に優しく、ゴミを出さない
自分たちが企画するからには、普通のアウトドア弁当ではつまらない。それでも自然を愛する彼ららしい「ゴミを出さない」という視点が、アイディアの具現化をグンと近づけます。
パンでお弁当箱を作り、そこに具材を入れていく。だからパン+弁当で「PANTO」。パンが箱になっているので中の具材と一緒に、箱ごと食べられるのでゴミは出ません。しかもこちらを重箱のように5段で構成するという贅沢さ。これだけでも面白いアイディアですが、このパン弁当箱にどんな具材が入っていくのか?サエキナオミさんによる調理が始まります。
取り出したのはオリジナルのケースにくるまれたcouteau、フランス語で“包丁”という意味。さすが“さすらいの料理人”、これら一式を携帯してどんな料理でも行うんだそうです。
それでは、ここから具体的にどんな料理が作られたかをお伝えします!
濃いめのカボチャスープで「かぼちゃフォンデュ」を添えて完成!ランタンなどアウトドアギアと並べてもマッチする、秋のアウトドア弁当です。
それぞれの段ができあがってもそのまま食べてしまっては、せっかくの重箱が台無しなので、5段すべて重ねます。
ここでポイントは、ただ重ねるだけだと崩れる可能性があるので、四隅に串を挿して支えます。こういった知恵もアウトドアらしいですね。
出来上がったPANTOを皆で、囲み和気あいあいといただきます。食べられる弁当箱だから、中身と一緒にかぶりつけちゃうのも魅力的ですね。見た目だけでもテンションが上がるPANTOですが、味も勿論絶品。この日は店内でしたが、青空広がる自然の中で食べることを想像したら、今すぐにでも準備して出かけたくなります。
いかがでしたか?
アウトドアの醍醐味のひとつでもあるご飯、大勢で行く時は各段ごとに担当を設けて、それぞれ自慢の料理を作って皆で食べるのも良いかもしれません。周りがパッと明るくなるようなアウトドア弁当「PANTO」、是非チャレンジしてみてくださいね。
今回作って頂いたPANTOはこの企画限定メニューなので、branchで扱うのはこの日限り。それでも見た目も味も楽しく美味しい看板メニューがありますので、いくつかご紹介したいと思います。
店内もフランスの田舎町にありそうな居心地の良い空間で、ついつい長居してしまいそうになります。
営業時間は9時30分~夕方(17時あたり)、夜は予約で営業(パーティーなども可)、不定休。
祐天寺の駅から徒歩数分というアクセス良好の立地で、健康的で優しい食事をしたい方は是非足を運んでみてください。
文:.HYAKKEI編集部 /写真:黒木武浩(黒木写真事務所)
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