本格的な夏到来。暑くなってきましたね。あまりにも暑いと外遊びに出かけるのもためらわれることもありますが、夏ならではの楽しみもあります。それは「ドボン」できること。汗をびっしょりかくほど野山を駆け巡ってから、川や沢へドボンして、ひんやりした水と戯れて、火照った身体をクールダウン。これが最高に気持ちいい。この快感は夏しか味わえません。
今回ピックアップしたサロモンのシューズは、そんな夏の外遊びをさらに楽しくしてくれる一足です。
名前は「AMPHIB BOLD(アンフィビ ボールド)」。水陸両用のアウトドアシューズです。ボリューム感が控えめで、シュッとしたシャープなフォルムが印象的。
かかと部分は折りたたみ可能。サンダルのように履くこともできます。
アッパーは目が粗いメッシュ素材。通気性が高く、水抜けも抜群。
アウトソールには優れたグリップ力を備えたサロモン独自のテクノロジー「コンタグリップ」を採用。
伸縮性の高い素材を採用したシュータン一体型のライニング。フィット感が高く、ソックスなしでも履けます。
シューレースはサロモン独自のクイックシューレースシステム。先端部分を引っ張るだけで適切なフィット感が得られます。
先端部分はシュータンの内側に格納できるので邪魔になりません。
さて、この「AMPHIB BOLD」を履いて、フィールドへ出掛けてみましょう。
足を入れてみた第一印象としては、アッパーが薄く、とにかく軽い! ちなみに片足あたりの重さは223g。まるでロード用のランニングシューズのよう、あるいはそれ以上の軽さです。そして履き心地も軽快そのもの。ソールは薄めではあるものの、それなりに硬さがあり、凹凸のある路面でも安定感がありました。ただ、アッパーが薄いゆえ、サポート性に乏しいため、ゴツゴツした岩場などでは足さばきに気を使ったほうが良さそうです。
せっかくなので、沢に入ってジャバジャバと歩いてみました。ひんやりとした水の感触が心地いい。硬めでグリップ力の高いアウトソールのおかげで安心感があるとともに、アッパーのメッシュ素材は水はけも良く、陸に上がってからも不快さはありません。川にドボンしてずぶ濡れになってもそのまま走れるし、数キロも走れば乾いてしまいそうです。なお、水のなかに入る場合、ソックスは履かず、裸足で直接履いたほうがいいでしょう。
また、先述したように、かかとを折りたたんでサンダルのように履けるのもこのシューズの大きな魅力。アクティビティの前後など、シューズから足を開放させて、リラックスして過ごしたい。そんなときでもわざわざ別途サンダルを持ち歩かずに済みます。脱ぎ履きがラクなので、キャンプやビーチでも重宝しそうですね。
トレイルやロードを軽快に走れて、川や沢に足を突っ込んでもOK、しかもサンダルのように履くこともできる。それでいて価格は9,000円とリーズナブル。夏の外遊びを楽しむためにこれほど適したシューズもそうそうないのでは? 気になる方はぜひ試してみてください。