私もメジャー志向でした。
富士山に始まり、名だたる山に登りました。これからも登ると思います。名山に登ることを否定しませんし、登山レベルのバロメーターにもなります。
どこの山に登ろうと関係ないのですが、ハイカーが集まり山談議になるとメジャー志向が強くなります。「あの過酷な○○山に登ったよ」などと言われると「お前、やるな!」と思ってしまい、山選びも自慢できる名山をチョイスしてしまいがちです。いったい何のために山に登っているのかもよくわからなくなってきます。
そこで今回はメジャーでなくとも、思わず登りたくなってしまう山の名前・大福山をご紹介します。
千葉県の真ん中に位置する、大福山(ダイフクザン)。観光地として有名な養老渓谷の近くにあります。
標高292mと低く、登り甲斐はありません。車で近くまで行けます。
ですが、なんかご利益がありそうな名前なのでオススメします。山頂手前には白鳥神社があり、ついでに!?初詣もできます。
白鳥神社の裏が大福山山頂になります。また展望台が別の場所あるのは、山頂からの眺望が良くないために、違う場所に作ったのかもしれません。しかし、あいかわらず千葉の山は看板センスがありません。文字サイズが逆です(笑)
東京タワーの作りかけのような展望台。上からは360度パノラマです。
ざっくり過ぎる看板のその先には…
一言も書いていない東京のビル群、スカイツリーが綺麗に見えます。
大福山だけだと不完全燃焼ハイクになるので、養老渓谷ハイキングをのんびり楽しむのも良いです。麓を流れる養老川沿いには、いま話題の地球磁場逆転期の地層〈チバニアン〉もあります。
渓谷のなかにはいくつものコースがあるので、登山帰りの残った時間を有効に使い、滝や二階建てトンネル(TOP画像)を見て回れます。
山も神社もパワースポットもある房総の奥座敷・養老渓谷エリアを年初めに選んでみてはいかがでしょうか?
まさに一石二鳥ならぬ一石三鳥です!
アクセス
●マイカー
圏央道 木更津東ICから約18km、約30分。県道160号線から県道32号線を進み、養老渓谷駅を過ぎたら右折し道なりに行くと梅ヶ瀬無料駐車場(約35台)
●公共交通機関
小湊鉄道養老渓谷駅から大福山展望台まで徒歩約80分(約5km)