日々の生活のなかで、見つけるとつい買っちゃう”山モチーフ”のあれこれ。山並み、テント、ハイカー、焚き火、ランタン、雷鳥、富士山、スキーヤー、木の実などなど、アウトドアにまつわるモチーフの雑貨を見つけると、ついテンションが上がってしまう登山歴9年目のアウトドアライターが、見つけてはつい集めてしまう’山’な雑貨を「それカワイイ!」な目線でお届け。街なかに潜む’山’を見つけます。
こんにちは。アウトドアライターの山畑理絵です。
11月も半ばを過ぎ、朝晩ぐっと冷え込むようになりました。でも、昼間は寒すぎず暑すぎず、空気も澄んでいて、低山ハイキングにはちょうどいい季節!
わたしのホーム・マウンテンは、埼玉県飯能市や秩父市に位置する、奥武蔵エリア。なかでもよく行く山のひとつが、飯能市にある天覧山(てんらんざん)です。
200mに満たない低山ながら眺めがよく、最短ルートは、山頂までたった10分!
お隣の山、多峯主山(とおのすやま)までも40分と、手軽に低山縦走が楽しめるので、わたしにとってはなーんにも考えずにふらっと行ける、息抜きスポット。TVアニメ『ヤマノススメ』でも紹介され、飯能を代表する人気の山です。
あるとき、仕事先の方からこんなものを頂きました。その名も、『天覧山珈琲』!
地元にこんな素敵なコーヒーがあったなんて……! しかも、ロゴも可愛い!
頂くまで知らなかったのですが、飯能駅の裏手にある『Beams Bm(ビーンズビーム)』というコーヒー豆の焙煎屋さんが手掛けたそう。
2017年の春に販売され、今では飯能市のふるさと納税の返礼品にも選ばれている、いわばご当地コーヒーなのです。
山頂でコーヒーブレイクを楽しむハイカー。そして、山には天覧山の“天”。
こういうの、山好きにはたまらないですよねぇ! つい部屋に飾りたくなります。
缶は防湿仕様になっているので、そのまま豆を入れておいて大丈夫。
豆の種類は、マイルドブレンド、ビターブレンド、さわやかブレンドの3種類です。豆をテイクアウトして家で楽しむもよし、併設のカフェ『モクモクコーヒー』で淹れたてをいただくもよし。
お店は、築70年の工場跡地をリノベーションして作られたシェアスタジオ、『AKAI FACTORY』の中にあります。
飯能駅から歩いて数分のところにあるので、ぜひ登山の前後に立ち寄ってみてください。お店の雰囲気もすてきですよ!
ちなみに、もうひとつご当地ネタにはなりますが、天覧山珈琲のお供には『四里餅(しりもち)』がおすすめ。
なかにあんこが入った大福で、モチモチとした食感がこりゃもうたまらんのです。
四里餅の人気はすごくて、週末ともなればお昼すぎには売り切れてしまうことがあるほど。
わたしはよく平日の昼間に行くんですが、店内はいつも賑わっていて、地元の人にも、遠方の人にも愛されている銘菓なんですよ。
その四里餅が買えるのは、山のふもとにある『大里屋本店』。飯能駅からは遠いのですが、多峯主山の登山口からは歩いて行ける距離です。
なので、豆を買ったら多峯主山の登山口まで移動し、四里餅を買って、多峯主山から天覧山へ抜けるのが個人的な黄金ルート!
山に入ったら、その土地のものが食べたくなるもの。
天覧山や多峯主山にお越しの際は、ぜひ『天覧山珈琲』と『四里餅』をお忘れなくどうぞ! これからの季節、お歳暮やクリスマスプレゼントにもぴったりですよ。