日々の生活のなかで、見つけるとつい買っちゃう”山モチーフ”のあれこれ。
山並み、テント、ハイカー、焚き火、ランタン、雷鳥、富士山、スキーヤー、木の実などなど、アウトドアにまつわるモチーフの雑貨を見つけると、ついテンションが上がってしまう登山歴9年目のアウトドアライターが、見つけてはつい集めてしまう’山’な雑貨を「それカワイイ!」な目線でお届け。街なかに潜む’山’を見つけます。
最近、引っ越しをしました。前よりも天井が高く、ちょっとだけ広い部屋。大きめの窓からはたくさんの光が入り、とても気に入っています。
これをきっかけに、前よりもインテリアに興味が湧くようになりました。なかでも、絵。今までは部屋に絵を飾る習慣がまったくといっていいほどなかったのですが、引っ越しによる環境の変化と、とあるイラストレーターさんの絵に出会ったことで、絵に対する興味がぐっと湧いたのです。
描き手の名前は、JONAS CLAESSON(ヨナス クレアッソン)。
彼の絵との出会いは、昨年の誕生日のこと。10代からの親友が「絶対好きだと思って」と、プレゼントしてくれたのがきっかけでした。彼の絵をひと目見た瞬間、“もうなんて素敵な世界観なの”と。親友の読みの通り、ひとめ惚れしてしまったわけです。
そのときは、狭い部屋になかば無理やり飾っていたのですが、いずれ広い部屋に引っ越しをしたら、この絵を主役にしたいなぁ、もっと飾ってみたいなぁ、なんて漠然と思っていました。
で、いざ引っ越しをして飾ってみたら、どハマリ。好きな絵を眺めながら飲むコーヒーのおいしさといったら、なんたるや……!
ヨナスは、スウェーデンのストックホルム出身。北欧の大自然に囲まれて育ち、小さい頃から山、海、動物に大いなる親しみをもっていたそうです。
そんな彼が描く絵のテーマは、もっぱら動物や自然。波乗りを楽しむヘラジカが主人公だったり、砂浜でキャンプファイヤーをしながらチルアウトするシロクマだったり。あるときは、海を優雅に漂うマンタ、そして夕景に浮かぶ美しい山々……。
「あ、この瞬間めちゃくちゃ気持ちいいよね」という、自然のなかで遊ぶ者なら誰しもが共感できる、その一瞬を切り取るのがとにかくウマい。
仮に、今自分のいる場所が仕事部屋だったり、街の喧騒の中だったり、はたまたトイレの中だったとしても、その光景のなかに一瞬でトリップできる。とても不思議なのですが、彼の絵を見ていると、「また山に行きたい」とか、「この瞬間味わってみたいな」という気分にさせてくれます。
もちろん、写真でもそう思うときはありますが、絵には絵ならではの独創性が際立ってあって、個人的には想像力がかき立てられるような気がするんですよね。
この世界観に合うようにと、フレームは素朴な古材。彼の絵によって、イラストに合わせて額縁を選ぶ楽しさや、どこに飾ろうかなぁとワクワクする気持ちも知りました。
自身も波乗りを愛し、アウトドアにどっぷり浸かっているヨナス。やっぱり、アウトドアを楽しんでいる人が描く世界観って、「わかる、わかる」と共感できるものがあるのかなぁ、と。
で、気が付けば彼の絵が部屋に4枚。ペン画だったり、水彩画だったり、カラフルだったり、モノクロだったり。すべて同じ作風ではないところも魅力に感じます。
彼の instagramには、アウトドア好きが共感するだろうイラストがたくさん公開されているので、山好き、海好き、動物好きの方にはぜひ見てほしいなぁと思う、今日この頃です。
購入した場所:
GREENROOM GALLERY Kamakura