日々の生活のなかで、見つけるとつい買っちゃう”山モチーフ”のあれこれ。山並み、テント、ハイカー、焚き火、ランタン、雷鳥、富士山、スキーヤー、木の実などなど、アウトドアにまつわるモチーフの雑貨を見つけると、ついテンションが上がってしまう登山歴9年目のアウトドアライターが、見つけてはつい集めてしまう’山’な雑貨を「それカワイイ!」な目線でお届け。街なかに潜む’山’を見つけます。
みなさんは上高地に行ったことがありますか?
わたしは登山2年目の夏、はじめて上高地という“山ヤの聖地”に足を踏み入れました。
「山は、尊いな」
当時、河童橋から穂高連峰を仰ぎ見て、そんなことを想った記憶があります。その気持ちは今も昔も変わらず、上高地へ足を運ぶたび、改めてそんなことを想っています。
ある日、山トモダチのひとりがポーチをプレゼントしてくれました。なんでもその山トモは、“北アルプスに恋した服屋さん”という屋号で、上高地をモチーフにした雑貨を作っているとのこと。
上高地のホテルで働いていた経歴がある山トモは、「年齢、性別問わず、上高地には山が好きで毎年遊びに来てくれる人達がたくさんいて、みんな優しかった。だから、そんな人たちに喜んでもらえるものを作りたかった」と。
そんな山トモからもらったポーチには、上高地の少し手前にある、大正池から仰ぎ見た穂高連峰の写真がプリントされていました。
大正池の水面には、白銀の穂高の峰々が合わせ鏡のようにくっきり。それに、よーく見ると、奥穂高岳の中腹にある「岳沢小屋」の明かりもピカリ。
この風景(ポーチ)を見つめるたびに、考えます。今日も上高地には、あの上高地の時間が流れているんだなぁ、と。
今まさに穂高のてっぺんをめざして奮闘している人もいれば、岳沢小屋でのんびり過ごしている人もいるかもしれない。
今こうして仕事に追われているわたしと、見えている風景、状況はまったく違っても、上高地には必ず、上高地の時間が流れているんだよなぁと、想うのです。
上高地には崇高な景色がただただそこにあって、命を育み、次の世代へ受け継ぐために息をしています。
そんなことを考えると、原稿の締め切り前でどんなに切羽詰まったときでも、なんだか頭のなかがニュートラルに戻るというか、やさしい気持ちになれるんですよね。
だから、このポーチにはPC周辺機器を入れて仕事中はいつでも持ち歩き、デスクの上に置くのがわたし流の使い方。
あなたなら何を入れたいですか?
北アルプスに恋した服屋さん / 上高地ポーチ
2,500
購入できる場所:
喫茶ヤマベボッサ(長野県松本市)
グレンパークさわんど(長野県松本市)