2020年1月8日 22:45 ~ 23:10から再放送で放映される、NHK『真冬のキャンプ場富士山を眺めながら』。キャンプ場に来るお客さんの人間模様を描くドキュメンタリーですが、この番組の中で使われた道具を調べてみました。ぜひ今シーズンの冬キャンプの参考に!
なんと1月の4日~6日までNHKのロケ隊が2泊3日で張り込みして、キャンプ客を突撃しまくるというこの番組。
舞台は富士の絶景が有名な「ふもとっぱらキャンプ場」で行われました。
ふもとっぱらキャンプ場
https://fumotoppara.net/
〒418-0109
静岡県富士宮市麓156
TEL: 0544-52-2112 (08:30~17:00)
FAX: 0544-52-2113
卒業キャンプでやってきたという大学生の4人組。
手前の彼が思い切って新調したという、椅子はヘリノックスのサンセットチェアです。
設営も楽ですし、とても座り心地もよいので人気の商品ですね!
難点としては、軽すぎて風に弱いこと。また、メッシュ素材なので、おそらく彼は底冷えに悩まされたはずです。
キャンプ好きの3家族が一堂に会したという、こちらのグループ。使っている道具もこだわりいっぱいのコアなものが多く調べるのも難航しました。
こちらの焚火台は類似品がたくさんありますが、こちらのもので間違いないでしょう。
ステンレス製の網を脚に取り付けて使うもので、調理はホイル焼きくらいしかできませんが、焚火そのものの良さが楽しめます。
トライポッドは、キャンピングムーンのものです。鎖の形が特徴的なので何とかわかりました。
耐荷重が重要なトライポッドですが、15KGあれば16インチのダッチオーブンで調理しても持ちこたえられるので良い商品です。
集積材で作られた、ジカロテーブルはおそらくこちらの商品だけではないでしょうか?たいてい鉄製のものが多い印象です。
四角形のものが多いジカロテーブルですが、六角形だと大人数で楽しめるのでよいですね!
またこちらのテントはSNSでも2020年度話題になった、テンマクデザインのサーカスTCです。
ワンポールテントの中では設営性の楽さと、居住空間の広さがウリ。ワンポールテントはロープでしっかり外から張ってあげないと、空間が担保できないので注意しましょう。
テント内の薪ストーブは、ジーストーブです。
定番商品ですね。これを使っている人は歴が感じられます。40センチの薪もきちんと入りますが、窓が少ないのが寂しいですね。
持っているものすべてにこだわりが詰まったご主人はいったい誰なんでしょうか。ランタンはこちらです。
おそらく、こちらのワンマントルランタンかと思います。手入れで愛着が増していく稀有な商品。
巻きつけタイプのランタンフックが昨年twitterでバズってましたが、年始からいち早く使われているあたりが玄人です。
この冬キャンプのために、年末仕事に精を出してきたと話すのは、名古屋の向上に努める3人組の若者たち。
彼らの持ち物にもまた個性が表れていました。
毎年売り切れ必須のトヨトミストーブ。天板の模様が特徴です。
重量はあるものの、その温かさは随一。2020年度はいろんなユーチューバーの方が取り上げられてましたね。オイルの扱いには注意を!
ツーバーナーはコールマンのもの。
こちらもツーバーナーの中では超ド定番ですね。
意外と早く、ガスがなくなるのでストックをしっかり持っていきましょう。
ダッチオーブンもコールマンです。ロゴが見えたのでわかりました!
中の網をきちんと使って調理しないと、焦げちゃいます。また放置しておくと赤サビが生えるので注意。
ここまでやるのかという感じではありますが、強力なLEDライトをお持ちでした。登山用で、USB充電ですのでエコなヘッドライト。
なんでも、息子さんが医学部で勉強漬けらしく、なかなか家族で話す時間も取れないそう。お正月のこのタイミングに合わせて親子でキャンプに来たそうです。
この写真の左下のランタンは、キャプテンスタッグのオイルランタン。
デザインがかなり特徴的でアンティーク調になっています。
インテリアとしても重宝しそうですね。
このLEDランタンはおそらくアマゾンで買える中国製もの。
口コミもそんなに悪くないので、取り急ぎということであればよさそうですね。
ハウスクリーニング店を営む、ご夫婦とそのバイトの男の子。
男の子は中学を卒業してから職を転々としており、お父さんの先輩である、こちらのご夫婦のお店でバイトしているそう。
はじめは、ぼーっとすることも多かったそうですが、今ではすっかり仕事が板についているそうです。
この特殊なピンク色のテントはDODのビッグワンポールテントです。
https://www.dod.camp/product/t8_200p/
現在では廃盤となっています。
警備会社に勤める40代の男性ですが、暇を見つけてはソロキャンプに来ているそう。
テントはコールマンのもの。ツーリング用のテントとしては、ビギナー向けのものですが今でも使われているところを拝見すると、物持ちの良さがうかがえます。
奥のテーブルは、キャプテンスタッグ。折り畳み式で収納性が高いです。
それでも意外とかさばるので、登山では不向き。
クッカーはおそらく、キャプテンスタッグ。
飯盒は、米炊きように使われるイメージですが、意外と煮物にも使えるので便利。
最後は、夜遅くにチェックインされた、ご夫婦。
なんと、四国を一周旅してきて自宅に帰る前に奥さんがきたかったというふもとっぱらキャンプ場で2泊されるそう。
また、実は旦那さんの方が脳梗塞で左半身がマヒしているそうなのですが、入院していた時に看護師として担当されていたのがこちらの奥さんだそうです。
ご病気をされても底抜けにユーモアのある旦那さんと、笑顔が絶えない奥さん。
「2人でいればなんだって乗り越えていけそう」とおもって結婚されたそうで、なんともハートウォーミングなご夫婦でした。
今回は道具を紹介していきましたが、その道具を使う人たちの人間模様がなんとも心温まるドキュメンタリーでした。
NHKさんありがとうございました。