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アウトドア好きのお部屋を拝見!暮らしとアウトドア道具|#03 稲田里樹さん

神奈川県川崎市に引っ越して1年目。平日はUK発のアウトドアブランド「カリマー」の総代理店で働き、休みの日はサーフィンやクライミング、プラモデルや映画鑑賞など多くの趣味に没頭しているという稲田里樹さん。アウトドア道具の収納術や、リノベーションしたお家のこだわり、心地よい日々の暮らしなどお話を伺ってきました。

<お部屋データ>
【場所】神奈川県川崎市 【築年数】17年 【居住歴】5か月 【間取り】元4LDK

<住んでいる人>
稲田里樹さん(38歳) 職業:エスビーエイ カリマー・ジャパン勤務
めぐみさん(37歳) 、澪ちゃん(5歳)

ずっと憧れていた広いリビングは、4つの部屋をリノベーションして実現

ーーまずは、稲田さんのアウトドア歴を教えてください。

登山歴は10年くらいで、クライミング(おもにリードクライミング)が6〜7年です。キャンプや自転車も好きですが、近頃は学生の頃にやっていたサーフィンに再熱中しています!

山梨県の小川山にてマルチピッチクライミングを楽しむ(写真:稲田さん提供)

ーーアウトドア好きが高じて、いまのお仕事に?

カリマー・ジャパンの仕事に就いたのはかれこれ5年前の話で、それまではグラフィックデザイナーとして仕事をしていました。ひょんなことから今の会社の人と出会い、ご縁があって転職を決めた感じですね。

かれこれ3年ほど日常兼フィールドで愛用しているというカリマーの防水ジャケット。カリマーは機能性とデザイン性を両立させたバックパックやウエアを多く展開している

休日の山歩きは、自らが製品のテスターになって歩く(写真:稲田さん提供)

ーーこの家には、誰といつから暮らしていますか?

今年の6月に同市内から引っ越しをしたばかりで、まだ5か月ちょっとです。妻と娘といっしょに家族3人で暮らしています。

ーーこの家に引っ越しを決めた理由はなんですか?

広い一軒家を買いたいという想いが10年ほどあって、ずっと構想を練っていましたが、広さと立地条件、そしてコストが見合う物件に出合えなくて。で、中古物件を購入してリノベーションしようという結論に至りました。「エリアを限定」して、「100平米以上」の「中古物件」で条件を絞って探していたので、1か月くらいで今の物件とは出合えました。

ーーお家の中でのこだわりポイントはどこですか?

リビングには圧倒的な広さを求めていたので、4部屋あったところをぶち抜き、ひとつの空間にしたところですね。広いリビングにずっと憧れていたんです。でも、なかなかそういった物件はないので、だったら中古物件を買って改築しちゃおうって。

ーー本当に広くて、開放感のあるリビング&キッチンですよね。

家具のデザインや、配置などもこだわりました。オリジナル家具メーカーでヴィンテージ雑貨の買い付けなども行っている「HAY hutte」や、空間デザインを請け負っている「Hajikami」に全面協力してもらって完成させました。ふたりは友人でもあり、何回も相談を重ねて、デザインを決めていきました。

テーブルやチェアなども、すべて「HAY hutte」にお願いしてデザインしてもらったオーダーメイドもの

「出しやすさ」が大切。趣味の部屋はDIY!

ーー多趣味な稲田さんですが、アウトドア道具はどんな風に収納していますか?

道具の収納 兼 趣味の部屋を1部屋作って、そこにまとめています。前の家ではスペースが限られていたので、「どこにしまったっけ?」ってことがよくあったんですよ。なので、準備がしやすく、さらに片付けもしやすいように、「取り出しやすく、戻しやすい」点を重視しました。棚とハンガーラックで構成しています。この部屋の収納まわりはほとんどDIYです。

ごちゃごちゃしやすいクライミングギアも、ハンガーラックのポールに通すことでスッキリ。選びやすさも増す

愛用のウェットスーツはラッペルステーションで干す

ーー一見、120%アウトドアフリークのようですが、ところどころにプラモデルやマンガなど、インドアなグッズもありますよね。

僕ガンダムが好きなんですよ。これらプラモデルはペイントもしていて、自分で色を決めて塗装をする、100%オリジナルカラーです。(一部除く)それに、映画もマンガもアニメも大好き。映画はこれまでに調べたら1300本くらい観ていました。雑誌も好きでよく読みます。

ーーええー。野外から室内まで、本当に多趣味ですね。そんなに好きなことがあると、休みの日が足りなくないですか?

1週間は7日ありますから、1日1つの趣味を楽しむだけで、週に7つは楽しめる!(笑)休日は早朝から海に入って、お昼前に家に帰ってきてプラモデルを作ったり、食後にはピラティスに行ったり。フィールドへ移動する時は、早朝や深夜など混雑する時間帯を避けて、時間をムダなく使います。そこが多趣味を楽しむ重要なポイントなのかも。

今回話を聞いただけでも、稲田さんの趣味の数は10以上。なのに、ひとつひとつの探求心も深い!

ーー稲田さんのライフハック、参考になるなぁ。“合理的”に動くことが大事ということですね!

キッチンは、子どもといっしょに作業しやすくデザイン

ーー広くてフラットな調理台が印象的ですね。

僕も妻も料理好きで、子どもともいっしょに楽しくごはんを作りたい。それで子どもでも作業しやすいように、調理台には広いスペースを作ったんです。これなら、作業できるところがいっぱいありますから。

アウトドア道具の収納のように、キッチンツールも取り出しやすいシステム

一枚の鉄を加工して作られたという、稲田さんお気に入りのフライパン

ーー料理はよくされるんですか?

しますね。今はカレー作りにはまっていて、複数のスパイスをその時々で調合しています。毎回反省点が出てくるので、ここ最近の週末はカレーが多いかも(笑)

見つけてきたスパイスの数々。ここにまで稲田さんのこだわりが光る

ーーこれから先にやりたいことって何かありますか?

ベランダを庭化したい。それに、畑がほしい!リノベーションしてみて思ったことは、八ヶ岳のふもとに移住したくなったってことですね!(笑)

夫婦ふたりのコダワリが詰まった空間で、日々の生活や、多くの趣味を楽しむ稲田さん。
その暮らしには、毎日を楽しく、そして人生を豊かにするライフハックが随所にちりばめられているようでした。

稲田さん、ありがとうございました!

*稲田さんが携わるカリマーのウェブサイト :
http://www.karrimor.jp

▼その他アウトドア好きの方のお部屋拝見も好評公開中!

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ライター:
山畑 理絵
タグ: 部屋と暮らし